2017年1月8日日曜日

戦いの疵痕 1



ロールラック軍曹
簡潔に済ませてくれ、見知らぬ者よ。俺は今、スキーヴァーの巣くらいに問題を抱えている
 [1 - 何か問題が?]

問題? 戦場に亡霊が溢れているんだ! 初夏のトウモロコシのように、地面から湧き出してくる
素晴らしいことに、カバナントの奴らを殺してくれた。が、すでに死んでいる者はどうやって倒す? どうすべきか魔術師達の意見も一致しない!
[何をすればいい? ]    
フロンとリーサのことはしばらく前から知っている。どちらも尊重している。どちらの計画がより良いのか、知らねばならないだけだ。フロンと話して、その後リーサと話してくれ。よく聞いて、頼まれたことをするんだ
どちらが良いか決めたら、知らせてほしい
[すぐに決断を伝える ]      
正直に言おう。ここで何をするべきかがはっきりと分かっていなかった。ありがとう、旅人よ
 [1 - カバナントの兵士について何か言ったか?]
ああ! 忌々しい奴らが街の周りをうろついて、北の荒野から襲いかかってきた。忌々しいくらい見事な戦略だ。こちらと海から攻撃して、板挟みにして街を圧迫する。ホルガンの部隊が持ちこたえてくれるといいが
 [1 - ホルガンは大丈夫だ。手伝ってダボンズ・ウォッチへの攻撃を止めた]
 ちくしょう、だがそれを聞けてよかった! ダガーの奴らを海に押し返してやったんだろう? へえ、いい仕事をするな! こいつらを懲らしめたら、すぐあいつに酒を買ってやろう。港にある〈フィッシュスティンク〉に招くのもいいかもな
 [1 - 霊魂はどこから来た?]
俺がテルヴァンニ家の魔術師に見えるか? 知らん。フロンが何か言ってたな… クライマーエルフだったか? ダークエルフは昔、山をよじ登るのが本当に得意だったのかね?
なあ、フロンに聞いてくれ。俺は兵士の仕事に戻る


フロン・リィ
何だと? よりによって今日か? 霊魂達がこんなに落ち着きがないとは、今日何があるんだ?
 [1 - 亡霊の話をしているのか?]
ああ。そう、この状況について考えていた。霊魂達は、古代のチャイマー戦士たちの軍隊だ。レッドマウンテンの前から存在した剣聖達だ
祖先をこんなに近くで眺めるのは… 魅力的だな
 [1 - 軍曹が話すように頼んできた。彼らに対処する計画があるのか?]
実は兄弟の計画だ。ジロンは死者を操って、利用すれば監視所の強力な防衛手段になると信じている。大規模な儀式を執り行う前に、彼の方法を試してみなければな
 [1 - どうやって試す?]
このくすんだペンダントを持って、古代の死者の一人にそれを使うんだ。最初に死者を少し弱める必要があるかもしれない
それで霊魂を支配できたら、両方とも持ってきてくれ。失敗したら… まあ、その時に対処しよう
 [1 - 何とかする]
霊魂を支配してこい。儀式の効果があるか、知らねばならない
 [1 - まずこの霊魂について聞いていいか?]
ジロンのペンダントの使い道について、本当にもっと知る必要があるのか? ふむ。いいだろう。質問に答えよう
 [1 - この霊魂はチャイマーだと言ったか?]
そうだ、古代ダークエルフの尊い先駆者だ。ドゥエマーや北の大地から来たネードと戦って、周囲の世界を支配しようとした。豊かな種族で、魅力的な歴史がある
だが、今は重要ではないな
 [1 - どうしてカバナントが攻撃された?]
奴ら、誰かれかまわず攻撃しているらしい。この兵士達が戦いの中で死んだのは明らかだ。死んだことで、憎しみと戦いの欲求が永遠に生き続けている。正しく扱えば、完璧な武器だ
 [1 - 霊魂はどこから来た?]
仮説はある。火山、カバナント… 計算に入れるべきいくつかの変数
推測を言わねばならないとしたら、ある種の魔法的な干渉が、侵略軍の存在と組み合わさって、エセリウスのチャイマーを叩き起こしたんだと言おう

ジロン・リィ
ペンダントは最高傑作だ。扱いに気をつけてくれ
私はアンデッドに魅せられた。そのエネルギーは非常に強力だ

ロールラック軍曹
フロンの計画がうまくいけば、カバナントが見たことないような防御ができる

リーサ
ああ! この哀れな霊魂が見える? 彼らはこんな苦しみを味わう必要はないの



フロン
ああ、霊の友達を連れてきたのか。よくやった
 [1 - これは兄弟の考えがうまくいく証明になるのか?]
そのとおり。ダボンズ・ウォッチの防衛を霊魂に担わせられる証明になる! 将来のどんな攻撃に対しても強力な防衛手段だ
ジロンにはこの儀式を大規模にして、繰り返す計画がある
 [1 - 軍曹は決断を下す前にリーサと話すよう望んだ]
こいつらは私の祖先だ。未来を守ることができるのに、どうして過去に溺れさせておく?
心を決めるんだ。私達の計画でダボンズ・ウォッチの安全が確保される。その機会を見逃すつもりか?


リーサ : あなたに話があるの。こっちへ。兄弟たちから離れて

リーサ
お願い、話を聞いて。リィ兄弟の計画の何が間違っているのか教えるわ
 [1 - 話を聞こう、リーサ]
死者を奴隷にするのは悪いことよ。フロンは分かってない。ジロンのほうは気にしていないんだと思う
もっといい方法があるわ
 [1 - 別の計画があるのか?]
ええ。この護符を。それを使って、霊魂を解放する方法を学んで
彼らはこの世界にしがみついている。まずは彼らを弱めなければならない。弱められたら、もう一度私に話しかけて
 [1 - その護符を試そう]


リーサ
感じるわ。護符が使われたのね
 [1 - 霊魂は解放されて感謝していたようだ]
そうね。霊魂は閉じこめられるはずではなかったから。フロンは魔法を使って奴隷にしようとしているけど、それは死者を苦しめる
霊魂を解放することが正しい道なのよ
 [1 - 考えてみよう、リーサ]
水を賢く選んで。私達は皆、いつか死してその者達に加わるの