2016年11月13日日曜日

お買い物は慎重に 2


ジュラク・ダー
これはスカイリムにある湖の底で見つけたんだ
詩が刻み込まれた剣。その名前も〈ベララタ〉だ
ベララタを見つけるのにはかなり時間がかかったんだぞ。よし! 始めよう




「月日を経て我々の運命は結ばれた。それは愛の口づけか? 否定した者はいない」
「我々の心が幸せの眠りから目を覚ますと、戦争が始まり、少女達は涙を流す」
「引き離されることを望まず、愛する者が魔法をかけた剣を手に戦地へ赴く」
「互いの愛の心を大事にし、愛の絆は永遠のものとなる」
甘過ぎる、俺にはな。だがお前はどうだ?
来い、彼女が待ってる


ジュラク・ダー : ちょっと待て。話し合おう

ジュラク・ダー
行く前に言わなきゃならないことがある
前回、ジュラク・ダーは尻尾の毛ほどの差で逃げた。亡霊は恋人が永遠に留まってくれることを望んでいる
だが中には障壁があるんだ。その向こうにはアイレイドの宝がある。何世紀も封印されていたんだ! これまで売っていた小物とは大違いだ
 [1 - どうやってこの障壁を抜ける?]
剣に書かれている詩が遺跡を開く。そうだろ?
遺跡中に走り書きがまだまだある。詩とは! バラバラに読んでも何も起こらないが、どのように組み合わせればいいかさえ分かれば…
 [1 - それがどうした?]
遺跡を開いてお宝を分け合える! 入る時は貧民として別々に入ろう。しかし出る時は一緒に出よう、王のように豊かになって!
だから、手伝ってくれるか?
 [1 - どうして別々に入るべきなんだ?]
彼女は入れてくれないだろう、それにまだ障壁がある!
ダメだ。すべての砂糖を一つのブーツに隠すようなことはできない。別々に入るんだ
 [2 - どうして危険を冒す価値があるのか説明してほしい]
コホン。そうだな、お前のためだけにやるのではない!
今まで、言うなれば、彼女から贈り物を受け取ることしかできなかった。稲妻の石のようなものは一握りだったがな! こちらのほうがはるかに利益がありそうだろ?
 [3 - 魔術師ギルドは? ギルドは遺跡を調べたがってる]
障壁を解いたら、研究者達が遺物を調べられる、俺が売る前にな。ジュラク・ダーは約束する。ごまかしはなしだ
 [1 - 分かった、やる]
いいだろう。取引の印として剣を取れ。ああ、後で返してほしい
俺は彼女の気を引く。お前は詩を解き明かしてくれ。そして外に出る時は二人とも金持ちだ、そうだろ?

ジュラク・ダー : 愛する者よ、戻ったぞ!
エランウェ : 愛する者? 違う… あなたの剣は! どこに…
ジュラク・ダー : お前は疲れてるんだ! そばに行かせてくれ!
エランウェ : あなたはヴァロンディルじゃない! 来ないで!
ジュラク・ダー : うっ!友よ、駄目だ! 何をしている?


<光の壁が目の前で輝いている>
 [1 - 何年もの間、この石の壁の下に横たわってきた。この雨風にさらされたヒースの茂みの下に] 
<青白い光が徐々に障壁に広がり、部屋を照らしていく>
 [2 - 10年という長い年月をあなたは道に迷い、手中の剣ははるか彼方へ]
<一つ一つの言葉に反応して、光は強くなり、部屋を満たしていく>
 [1 - 喜びの内に過ごしてきたこの9年という長い年月は、でもあなたにとっては子供の玩具に過ぎないよう]
<柱が激しく光るにつれて、障壁が薄れ始める>


ヴァロンディル
お前はエランウェじゃない。しかし俺を呼ぶ。どうやったんだ?
 [1 - ずっと昔に書かれた言葉を通して]
これほど時間が経って、なおここに在るとは… 朽ち果ててしまうものと思っていた
 [1 - 何者だ?]
年老いた騎士、人は金色のヴァロンディルと呼ぶ! 領地や称号、奴隷を持ち…
それも今や、全てが塵だ。愛しい者にさえ忘れ去られた!
 [1 - 愛しい者?]
荒野の淑女、エランウェだ! 彼女の歌はまだ歌われているだろう? 彼女の髪は太陽のように輝く! 彼女の肌は月のように美しい。九年間、共に過ごしたんだ。幸せだった!
だが戦争が起きた… 俺は反乱を収めるために北へ向かい、そこで死んだ
 [1 - 何があった?]
光の言葉で、彼女にここへ連れてこられた。だが、こうなるとは知らなかったんだ。彼女はこの障壁を作り、俺と全てのものとを隔てた
それからずっとこの場所にいる。待っているんだ
 [1 - 何を?]
この悪夢からの解放だ。他に何を望む? エランウェには剣しか見えていない! その付呪により、彼女には他に何も見えないのだ!
その剣があれば、おそらくは…
 [2 - それで何をする?]
エセリウスへ彼女を連れて行く。その向こうが何であろうとも
 [1 - ほら、剣を取って]
何? 剣だと? それをよこせ!
俺が生きていれば、素晴らしい品を与えられたものを! ああ、今や全てが塵だ。だがこの恩を、永遠に忘れはしない


ヴァロンディル : エランウェ、やっと戻って来れたぞ!
エランウェ : ヴァロンディル! いなかったのはたった一日なのに、何十年にも感じるわ
ヴァロンディル : お前がいないと毎日が長く感じるよ
エランウェ : そうね。でもあなた… どこへ行っていたの?
ヴァロンディル : 長い道のりだった。だが見てみろ! エセリウスが待ってるぞ!
エランウェ : ええ、ずっと一緒よ。そうなる運命だった
ヴァロンディル : さらばだ、友よ。そしてありがとう、世話になった!


ジュラク・ダー 
うっ。迅速な対応に感謝するよ。障壁がなくなって、彼女のすることすべてが止まった!
 [1 - 霊魂達を安らかに眠らせた]
心から嬉しく思う。彼女は長いこと、とても寂しかった
でもそんな感傷も十分だろ? 戦利品の元へ急ぐぞ!       
 [1 - これからどうする?]
ここでやることがたくさんある! 買い手を見つけて、金を集める! コホン。とても利益が上がるだろう、少なからず礼を言う!
気兼ねなく時々来てくれ! このうるさいネズミどもがいなくなった今、仕事がはかどる。そうだろ?