2016年11月10日木曜日
夏の地 2
ファランデール
ついに! 私の試みを助けてくれる力を持った誰かが
私はファランデール。ファリネスティの街を救い出すことに人生を捧げてる。あなたの助けがあれば、それが叶うかも知れない
[1 - その街がどこにあるか知っているか?]
ええ。〈彷徨う都市〉に起こったことについては多くの説がある。私はオブリビオンに引き寄せられ、住民もろともそこに囚われてしまったんだと思ってるの
そして私はついに、街を救えるぐらいの大きなポータルを開く方法を見つけた
[1 - この小さな洞窟の中に?]
いいえ、ここじゃない。この小さな洞窟は私の避難所よ。隠れ家
ファリネスティを救おうとするのはいわば私の巡礼よ。でも前に進むたび、何かに戻される。それでも私は〈彷徨う都市〉を救えると確信しているわ
[2 - 1人でやるつもりか?]
私の夫はファリネスティが消えた時に中にいた、数千人のうちの一人よ。私は彼を愛してる。だから彼を助けるまで研究はやめないわ
[1 - 何かできることはあるか?]
谷にある大立石のそばにはそれぞれ、ほとんど目に見えないくらいのオブリビオンの裂け目がある。私の以前の実験の名残だけど、そこからデイドラがやってくるの
定命の者が触れれば裂け目は閉じる。一つを閉じた後、他の三つも急いで閉じなければならない
[1 - 急いで? なぜ?]
一つめの理由は、裂け目を閉じるごとに儀式を行わなければならないから
この土地は不安定で、裂け目は数分でまた開いてしまう。私一人では、裂け目を閉じることと、儀式を行うことの両方はできない。あなたの助けがいる
[1 - 「1つめ」と言ったか?]
二つめの理由は、デイドラが谷のポータルを開いて、さらに多くの仲間を呼び寄せるだろうからよ
あなたは、敵を倒しながらなんとかそれぞれの裂け目へ向かって。そのあと北の洞窟にある私の研究所で会いましょう。準備はいい?
[1 - 分かった。始めよう]
ファランデール
あなた! 私の声が聞こえる? もう大丈夫よ!うまくいってる! 感じるわ! ポータルが開くわよ!
[1 - あれはデイドラがやって来たポータルに、とてもよく似ている]
本当に? もしそうなら街が通るのを奴らが邪魔してるんだわ! あともう少しなのに
奴らを何とかしないと! 街が通れるように邪魔者を倒して
[2 - 大丈夫! ポータルから何が来ようと、準備はできた!]
ファランデール
そんなはずない! 彼を全く感じないわ! 変化するものが多すぎて… 夫を、ファリネスティのすべてを追えない。彼らはすぐそこよ! すぐそこなの!
〈彷徨う都市〉はまだオブリビオンに囚われているに違いないわ! もう一度やりましょう!
[1 - デイドラ以外、ポータルからは何もやって来ない]
そんなはずない! 今までの年月… 私の研究。すべてが一つのものを指していた。私の夫はオブリビオンに囚われているって!
見てなさい、 もう一度やってみるわ!
[1 - もっと研究を進めてくれ。この方法ではファリネスティにたどりつけない]
そんなこと… あなたには…
いいえ、あなたが正しいわね。でも私の理論も正しいと確信できた。ファリネスティはオブリビオンにある。見つけるわ。諦めない
[1 - 研究がうまくいくよう祈ってる、ファランデール]
あなたは見込んだとおりの人だったわ。その強さのおかげで、私は自分の弱さに気づけた
じゃあ、仕事に戻るわ。必ず何か方法が見つかるはずよ
憂鬱なるサルイン
見たの、そして聞いたのよ! 彼女が自力で彷徨う都市を呼び戻せるなんて誰も思ってないわ! オブリビオンに引き込まれたと考えていたなんてね
彷徨う都市は広大な海の下で眠り、上がる時を待ってるっていうのが通説なの!
ジャラク
ここの人々はどうかしてる。バロスラスが歩けるようになったら、ジャラクはすぐにヴェリン港へ戻るだろう
ここでは得るものはなかった。たぶん来年だな
バロスラス
まだ痛みはあるが、デイドラが私達に群がらないと知って落ち着いた
彷徨う都市は決してオブリビオンへは行っていない! マッサーの上で戻る時を待っているというのが通説だ