2016年11月13日日曜日

父の約束 1


樹の従士デイリシル
なぜ私達だけ、こんなに辛い思いをしなければいけないのかしら。この異常事態に、息子や娘を失った人々の悲しみを和らげるのが私の仕事。私自身も、娘を亡くしてしまったわ
あなた、これ以上問題を増やすつもりじゃないわよね?

 [1 - ここで何が起こった?]
ドラブログが村をメチャクチャにしたの。私たちは生き残った。でもほんの数人よ
私は彼らのために悲しむことしかできないわ。でも彼らの子供の死体はまだあそこにあるのよ。ドラブログに漁られて… それ以上のことをされてるかもしれない
[村を守る者がいないのか? ]      
奴らに襲撃されたとき、民兵の一部は訓練のために、村の外に出ていたの。彼らが村に戻ってくると… 私は止めようとしたのよ、だけど彼らはドラブログのキャンプを探しに行った。復讐のために!
でも彼らが出て行ってからもうだいぶ経つわ、娘のフィルウィンも彼らと一緒よ。娘まで失うことはできないわ
[ここにいろ。彼らを連れてくる ]
私の娘が、どうしてこんなことに!
 [1 - 前にもドラブログがこの村を襲撃したことがあったのか?]
覚えている限りでは、ないわ。タングルヘヴンはどう考えても大きい村じゃないし、私達をさらってもほとんど意味がないってドラブログも分かっているから
警告もなく攻撃してきて、来た時と同じようにすぐに去っていったの
 [1 - 何か取っていった?]
村を焼いて、何か取っていったかって?命だけよ。命以外には何も取っていないわ


黒焦げの体
<くすぶった死体の山の中に、溶けた金属製のアミュレットを見つけた。よく見ると、タングルヘヴン民兵の一員の持ち物であることが分かる>
 [1 - <証拠としてアミュレットを取る>]



フィルウィン : そこにまだ生きている人はいる?

フィルウィン
来ないで… 噛まれた。自分の過ちでまた失敗するつもりはない
 [1 - かまれたって何に?]
私は… ダメ! 言えない!
何もかも悪い方へ向かっている。でも私たちはタングルヘヴンのためにやった。それが大事なことよ
 [1 - 樹の従士デイリシルがあなたのことをとても心配していた]
何があったか知ったら、母はもう私を娘とは呼んでくれないでしょう。私たちは… いえ、私はひどい過ちを犯してしまった
あの泉。すべてはあそこから始まった。あそこに行かなければ。でももし私がまた恐怖を感じたら、何が起こるか…
 [1 - 怪我をしているなら、一緒に行こう]
怪我? 怪我なら良かった
自分のしたことの結果に向き合えるか分からない。私の村、私の母! もし私と一緒に来てくれるなら、とてもうれしい
父ではなく母を信用するべきだった。私たちの壮大な計画が、どうなったか見てみて!


ハーシーンの姿
私の祝福を受けに来た者か? たっぷりと飲み、己の目の奥にいる獣に身を委ねるのだ
ああ、この匂いは恐れているのか? ボズマーの若者は、待ち受ける未来を恐れている。肉体は弱いが、それも長くはない
 [1 - フィルウィンに何をした?]
恩知らずの小さなエルフめ! 彼女は自ら進んで恩恵を受け取った。それを今は返したいという
彼女の肉体と血は私のものだ。だが私にも慈悲はある。彼女は母親を… 同じ運命から救える
 [1 - 運命? どういう意味だ?]
エルフの娘は、父からハートブラッドを奪える。母親にそれを飲ませれば、救うことができるかもしれない
だが娘に救いの道はない。彼女は私のものだ


フィルウィン
つまり… それで終わり。自分を守る手段はない
母は私を決して許さないだろうけど、村を守ったことは後悔しない。それに母も守れる
 [1 - あの声が言った「ハートブラッド」とは、どういう意味だ?]
心臓から流れる血。彼の心臓。獣としての私の父親。この… 贈り物をくれた人。私にはあの人のハートブラッドが必要なの
でも私の母は村にいる。安全なはず。どうして母が危険だというの?
 [1 - 彼女を探しに行こう]
ダメ! 母には私は死んだと伝えて。怪物になった私の姿を母には見られたくない
私は父を止められるかもしれない。多分… いえ、必ず!