ギリン
おい、お前を知ってるぞ。インデニールから聞いた。ちょうどいいところに来た、というか悪いところかもしれない。森があの通り汚染された。インデニールがそれを調査している。誰も通すつもりはないが、例外もありえる
[1 - なぜ向こうに行っていないのか?]
誰かが巡礼者たちに忠告しなければならないんだ! インデニールは俺を中に入れてはくれない。彼は森に対して特別神経質なんだ。いくらボズマーでも、ちょっとやりすぎだ
インデニール
ここに来てくれてうれしい。このかわいそうな人々を助けようとしていたんだが、無駄みたいだ。ここも汚染されて、人々をおかしな獣に変えてしまった
このボズマーたちは助けられないかもしれないが、汚染の広がりを止める方法を見つけるんだ
[1 - 穢れの原因は何だ?]
間違いない。ナエモン王子の影の腐敗が森に広がり、ここにいる人々に影響を与えているのだ
穢れは樹から発生している… つまり〈大立石〉を使えば、少なくとも封じ込めることはできるはずだ
[大立石とは?]
遙か昔、グリーンパクトが結ばれる前、人々は木の侵略を防ぐために〈大立石〉を使用していた
〈大立石〉を起動できれば、木から発生する穢れの拡大を阻止できるはずだ
[分かった。では石を起動しよう ]
早くするんだ、友よ。確かにボズマーは全員汚染されたわけではないが、誰かがこの地域に迷い込んだら苦しむことは目に見えている
イフレはヴァインダスクのレンジャーの斥候がここに来ることを禁じている
[1 - 自分たちは、なぜ穢れの影響を受けていないのか?]
よく分からないが、我々と緑との繋がりが、感染の糸口になっているような気がする。他の種族には感染する様子がない
ただ、一部のボズマーも穢れに抵抗力があることを思うと、私の説明は意味をなさないことになる
インデニール
水すらも、何かに汚染されている気がする
この植物たちにも同様に毒が広がっている。枯死しているようだが、同時にはそうならない
インデニール : イフレの骨にかけて! 毒は最も古き者から来ているぞ! 我らも今すぐ向かおう!
インデニール
最も古き者が汚されたら、この地域にあるもの全て、植物や生物、人も全て汚されてしまう
どうやってこうも簡単に森の守りを突破して穢せたのか、想像もできない
[1 - 最も古き者とは、いったい何なのか?]
原始植物… ストラングラーの一種だ。大昔からずっとここにいる。この地帯の森では不可欠な存在だ
もし最も古き者が本格的に汚されているなら、グリーンパクトがあっても倒さなければならない
[1 - 最も古き者を殺すことは、グリーンパクトの侵害にあたるのか?]
そうは思わない。グリーンパクトの意義を考えるべきだ。その核心にあるのは我々が緑を守り、緑が我々を守る契約だ
今回の場合、幹を保持するために枝の先端を切らざるを得なかった。それしか方法がなかったんだ
[1 - 殺したあと、また生えてくるか?]
助けがなければ無理だ。殺した後で、心臓を取り出すんだ。そうすれば、最も古き者の後に新しいストラングラーを生やすことが可能だ
ナエモンの召使 : 最も古き者を滅ぼせても、心臓を手にすることはできぬ。心臓はここ、シャドウウッドにあるべきものだ。渡してもらうぞ
インデニール
またここで会ったな… ここはとても自然に反している。気持ち悪くなる
〈最も古き者の心臓〉は世界と我々を結びつける中心となるはずだ。それにこれは、ナエモンのしもべにつながれてもいるようだ。私たちに話しかけてきたやつの一人だよ
[1 - もう一度、ナエモンの下僕と対決しなくてはいけないのか?]
仕方がない。〈最も古き者の心臓〉を、敵に明け渡してしまう危険性は拭えないが
だがこの世界にいる間、より多くの穢れを除去できる可能性もあるだろう。それは我々にとって、ここでも向こうでも有意義なことだ
[1 - どうすれば、ここからより多くの穢れを除去できるか?]
森の木々… 〈最も古き者〉からの穢れは、間違いなく、木々の精霊そのものに広がってしまった
もし腐敗した木の精霊を殺すことができれば、森をさらに救えるかもしれない。〈最も古き者の心臓〉が我々を助けてくれる
[1 - 最も古き者の心臓が、我々をどう助けるのか?]
心臓の力は、木の精霊を殺す手助けになる… ただ、それが良い考えなのか確信はない
その目的で心臓を使った場合、最も古き者の代わりを育てるためには使えなくなってしまう
[2 - それは使うべきではない。木の精霊は自分が殺す]
分かってくれて有難い。さらに難しくはしたくないのだが、最も古き者の心臓を危険にさらすことは、あってはならない
では頼む。腐敗した木の精霊を殺してくれ。私はナエモンのしもべを探す
ナエモンの召使 : 最も古き者を滅ぼせても、心臓を手にすることはできぬ。心臓はここ、シャドウウッドにあるべきものだ。渡してもらうぞ
ナエモンの召使 : せいぜい今のうちに勝ちを喜んでおけ、一歩進むごとに、心臓は私の元へと近づく
ナエモンの召使 : そうだ。心臓を私に届けろ。そうすれば、慈悲深い死を与えてやってもいい
ナエモンの召使 : お前の英雄ごっこもここまでだ!
インデニール
簡単ではなかったが、私たちはやった。汚染の広がりを止め、ナエモンのしもべを倒し、心臓もまだある。これでエルデストに代わるものを育てられる
全て願い通り、うまくいった
[1 - 木の汚れとは?]
シャドウウッドでの活躍のおかげで、ありがたいことに多くの命が救われた。だがこの森にはまだ多くの腐敗が残されている。そう感じるのだ。まだやらなければならないことはたくさんある
よし。心臓は私が持っていこう
緑が我々を再び引き合わせてくれますように、友よ
[1 - 全ボズマーが野蛮化してしまうと、どうなるのか?]
彼らの憤怒は沈められたが、腐敗は今も残っている。元通りになることはもうないだろう。しかし、彼らを世話し、癒すことならできる。それが、我々にできるせめてもの仕事だ