2016年10月29日土曜日

ファリネスティの信者 1


エガノル
たくさんの血。叫び声。彼らの声がまだ聞こえる。神よ、こんなにも苦しいのか
 [1 - どうした?]

私達は6人で暮らしていた。ファリネスティの信者だ。だがウッドオークが私達の聖なる土地に入植してきた。私達は話し合いを望んでいただけなのだ。説得して他の場所に移ってもらうつもりだった。問題が起こるのを避けたかったんだ
[とにかく問題を抱えていることは分かった  ]  
ハラリン、ファンレル、ニエラス… 他の皆も奴らに捕まった。皆を誘拐して拷問したんだ。それ以外に何がある?
ああ、神よ、彼らをお救いください。私は戦うべきだった。奴らの喉をかき切るべきだったのだ。だが私は逃げた。なぜだ?
[ここにいろ。ウッドオークのキャンプから友人達を救出してくる ]      
やらなければよかった。私は戦士じゃない。ハラリンやニエラスとは違う
 [1 - ファリネスティ信者について、もっと聞かせてほしい]
私たちは、ファリネスティが占めていた古代の地を世話しているんだ。偉大なる木を失った地を保護し、再生の準備を整えている
 [1 - 偉大なる木?]
ファリネスティ。彷徨う都市。それは君にも想像できないような、偉大なる老木だ。地域から地域を渡り、その信者を集めていく
 [1 - ファリネスティは今どこにあるのか?]
誰も知らない。ファリネスティは消えてしまった。私たちの仕事ぶりが不満で、見捨てて行ったと考える人もいる。だが、私はそうは思っていない
ファリネスティは戻ってくる。いつかきっと、戻ってくるさ
 [1 - ウッドオークのキャンプに入って行けると、本当に思っているのか?]
君には分からないだろう。昔、ウッドオークは古代の地に敬意を払っていて、そこに入植するなどという冒涜行為を決して行うことはなかった。ところが今は…
彼らに思い出させたいんだ。だがあのオークたちは、古代の習慣に対する理解を少しも持ち合わせていない
 [1 - あなたの地域は攻撃を受けたことがあるのか?]
ああ、ずいぶん前の話だ。だが攻撃してきた者はみな、死んだ。ファリネスティ信者だけでなく、全ボズマーが団結して、聖なる地を守っていたからね
ところが、アンデッドがそれを変えてしまった。アンデッドが多すぎて、オークを追放できる者が残っていないんだ



ニエラス
あなた、誰?
 [1 - エガノルに頼まれて、解放しに来た]
私を? 誰も助けてくれなかったの。本当にありがとう
 [1 - 他の者たちはどこにいるか知っているか?]
ソノラスとパリエルはいなくなったわ。ウッドオークに連れて行かれたの。叫び声が聞こえた… たぶん、もう会えないんじゃないかしら
分からないの。ごめんなさい
 [1 - じっとして。ロープを解くから]

ニエラス : お願い、あいつらから私を守って。もういや… お願い… こんなこと…


ファンレル
あなたはここの蛮人共とは違うみたいね。解放して、早く!
 [1 - エガノルに頼まれて、逃がしに来た]
逃がす? ダメよ。彼らを許すわけにはいかない。ウッドオークはこの聖なる地域を汚した。古き習わしを冒涜したの。信者たち… 私の仲間を捕らえて、拷問にかけた
あいつらに、同じ思いを味わわせてやる
 [1 - どうするつもりだ?]
死を与えるのよ。木々による死を。草による死を。霧や水、岩による死を。あのウッドオークは、死を恐れないかもしれないけど、私を恐れることになるでしょうね
 [1 - まずこのロープを解こう]

ファンレル : ウッドオークの砦の下で会いましょう。オークどもには償ってもらうわ


ハラリン
<このボズマーはなぶり殺しにされた。もうできることはない>


ファンレル
私を見つけたのね。ありがとう
 [1 - 計画は?]
下っ端を殺しても意味がないの。ウッドオークは暴力を称賛してる。首領は、戦士の命にまったく興味がないわ
許せない。首領の家のすぐ側で、攻撃をしかけてやるのよ
 [1 - どのように?]
私の苦しみ、信者たちの苦しみを感じるまで、族長を死なせはしない。彼の家族を殺すのよ。片っ端から。彼は泣き叫ぶでしょうね
そのとき初めて、彼の死を認めてやるわ
 [1 - 首領の家族を皆殺しにしたいのか?]
死んだ信者の数だけね。拷問官のダシュゴル。息子のルーグ。狩猟夫人のサシュレグ。暖炉夫人のグラシュラ
全員死んだら、族長ゴーゼシュを死なせてあげる
 [1 - それが何の役に立つのか?]
役に立つ? まるで、難しい謎かけみたいな言い方ね。こんなことを二度と起こさせないための唯一の方法は、派手で明確な意思表示をすることなの。あのクズ同然のオークにも、分かるようにね
手を貸して。そうでないなら邪魔しないで
 [2 - 分かった。オークへの報復を手伝う]
いいわ。息子のルーグは、監視塔のてっぺんで父親を待ってる。グラシュラはオークの要塞の中央にある大きな建物で家族の世話をしているわ。彼らを見つけて殺すのよ。2人の頭を持って帰ってきてちょうだい
 [1 - あなたは何をする?]
狩猟夫人スシュレグは、私たちを捕まえた連中を指揮してた。まもなく、彼女の背中に私の刀が突き刺さるわ。ダシュゴルには、特別な計画があるの
あいつは、捕虜を叫ばせるのが上手いと自分で思ってる。だから、新しい技をいくつか教えてあげようと思って
 [1 - 族長ゴーゼシュはどうする?]
あいつは、また狩りに出たわ。戻ってきたら、私たちが集めた首を見せてやるの。オークは反省しない生き物だけど、少しは何か感じるんじゃないかしら