2016年10月19日水曜日

マグナスの杖



サランディル隊長
おお、女王に選ばれし者よ。来るのを待っていた

 [1 - 何が必要だ?]  
アイレン女王から、貴殿の到着と命令とを記した信書を受け取っている。貴殿はマグナスの杖を確保するためにここに来たのであろう
 [1 - それは何処に?]
安全な場所だ。街の地下の、我々の宝物庫の中にある。我々は昼夜を問わず警備してきたのだ。貴殿の準備が整い次第、宝物庫の内部へ案内させて頂こう
 [1 - 分かった、行こう]


サランディル隊長
ついて来てくれるか?
見ての通り、我らの職人は、この野蛮な荒野に多少なりとも文明を打ち立てたわけだ
マーブルクはすぐにでも、この後進的な地域におけるドミニオンの宝物となろう
予期したとおり、ちらほらと抗議の声が上がったよ。「木々を守る」など、たわけたことだ
この土地のボズマーはまとまりがなく、気まぐれだ。このような感情の爆発は、いつだって自然と立ち消えになるのだよ
ああ、魔術師ギルドだ。中まで一緒に来てくれるか?


サランディル隊長 : 見ろ、マグナスの杖だ。マグナスの杖だ。この通り、しっかり守っている


サランディル隊長 : 何だ? 何が起こった? ここは一体?

サランディル隊長
アルドメリの輝く木にかけて。盗みに入られたようだ。だが、一体どうやって?
 [1 - あの杖は幻惑だった。本物はどこだ?]
分からない! 我々は、昼も夜も宝物庫を見張っていたんだ。杖をそこに置いたのも、この私だ
 [1 - 他に誰か金庫に入ったか?]
いや、宝物庫は立入禁止だが… 待て。バイスリーブ・ペリディルが、最近宝物庫に来たな
 [1 - 何をしに?]
女王の諸用だとか、そんなことを言っていた。彼が来る前には杖はあったが、帰ったあとは確認しなかった
 [1 - バイスリーブが、マグナスの杖を盗んだと思うか?]
信じがたいが… 他に考えようがない。幻惑の魔法を使うなんて、ただの盗賊には無理だ
外に出て、見張りの者に話を聞かなくては
 [1 - そこで会おう]


サランディル隊長
宝物庫に入った者は、貴殿とバイスリーブ以外にいない。証明済みだ
 [1 - バイスリーブ・ペリディルは、今どこにいるか?]
荒野に向かった。ナエモンの死体を回収するように女王に命じられたと言っていたが、その後戻っていない
彼は、呆れるほど王子に献身的だった。王子の死体に何も起こっていないとよいのだが
 [1 - 考えは?]
マグナスの杖は、この上なく強力だ。もし彼が望めば、どんなに邪悪なことでも成しとげられてしまう
迂闊だった。彼の忠誠心が少しでも疑わしければ、彼を宝物庫に近づくことを許さなかったのに。女王に報告しなくては
 [1 - 任せろ]
事件について、任務中だった者から早急に情報を集める。貴殿は女王に知らせに行ってくれ


使者フィサリエ : マーブルクの選ばれし者よ、女王のご到着だ! 面を上げよ!アイレン女王の栄光と、ドミニオンの希望の証たれ!

アイレン女王
名誉と賞賛を、友よ。マグナスの杖を持ってる?
 [1 - 杖は失われた。バイスリーブ・ペリディルに盗まれてしまった]
ペリディルに? なら事実ね。彼は私たちを裏切ったのよ。弟はマーブルクには辿り着けなかった。彼はナエモンを心から敬愛していたわ。でも屈服するなんて思ってもみなかった
また貴方の助けが必要になりそうね  


ラムズ・ダー
また会えてよかった。グリーンシェイドはラズが思っていた以上に刺激的だ
〈マグナスの杖〉が盗まれたと聞いたぞ? 反抗的なボズマーなんか、それに比べれば問題にもならない!
 [1 - ここにいるウッドエルフはドミニオンに対して反乱を起こしているのか?]
そうじゃない… でも可能性はある。ヴァレンウッドのこの地域にいるエルフはカモラン王に忠誠を誓っていない。自分たちのことを、誰も目にしたことのない森の精霊〈さまよえる王〉の民だと考えているのだ。彼らはドミニオンをあざけり、アイレン女王を敵だと主張している!
[なぜ彼らはアイレン女王を認めようとしない? ]      
分からない。バトルリーブはブランブルブリーチ・クランと交渉するためにハザジを送ったが、今のところ進展は見られない
ラズはマグナスの杖を探さなければならない。だからお前に頼みたい。ハザジを見つけてこの問題を解決してくれないか?
[分かった。何とかしよう ]
ブランブルブリーチの村はマーブルクの南だ。ハザジがそこにいる。文句ばかり言うが、いい兵士だ。ただもっと知的な交渉ができる者を必要としている
お前が戻るころには、ラズが杖についての情報を手に入れておく!
 [1 - ブランブルブリーチとその他のウッドエルフの違いについて教えてほしい]
この者はボズマーの政治を理解していない。だがラズが聞いたところによると、ヴァレンウッドのこの地のボズマー族はいつも荒々しいようだ。ブラックサップの反乱では、カモラン王と戦う者さえいた
 [1 - じゃあ、どうして先に何か手を打たなかったんだ?]
グリーンシェイドはヴァレンウッドの心臓。とても危険でとても神秘的だ。そこのボズマーは、そのことを誰よりも理解している
ラズが二の足を踏むことはないが、カモランのヴァインダスクのレンジャーでさえ、森のその部分には入ろうとしない
 [1 - そもそも、どうしてグリーンシェイドに送られたんだ?]
いつものことだが、ラズは女王に仕えている。女王はここのボズマーが実際に恐ろしい者なのかを知りたがっていた
しかし、マグナスの杖が盗まれたからには、それがラズの最優先事項だ。この者は、お前がブランブルブリーチでうまくやれると知っている
 [2 - マグナスの杖を盗んだ犯人は誰だと思う?]
明らかな答えがおそらく正しいだろう。ペリディルだ。あのカエルはナエモンのあらゆる望みを叶えていた。王子が死んだという理由だけで、やり方を変える訳がない
ラズは、ベールの継承者という病気が、そう簡単に根絶出来る訳はないと知っていた。フン
 [1 - じゃあ、何をまだ調べる必要があるんだ?]
もしペリディルが杖を取ったのだとしたら、彼を見つけないとな。何を企てているかを暴くんだ
その杖は強力で危険なものだ。もし杖を見つけられなかったら、全ドミニオンが危険にさらされる