シナー
長いこと会ってなかった旧友ということにしよう。手伝ってもらうことで正体がばれるのは困るんでね
[1 - えっ? 誰だ?]
見事な演技だ。細心の注意を要する任務を果たすための助手が必要でね。君の見た目はそれにぴったりなんだ
マーブルクで発生している連続窃盗事件の秘密捜査に関わっているのだが、〈職人〉はその道の大家でね
[こちらの助けが必要な理由は? ]
〈職人〉の標的はこの土地のアルトマーだ。だから俺では疑われやすい。だが我々は女王が標的となる前に〈職人〉を捕えねばならない
このメモを受け取ってくれ
[調べてみよう ]
〈職人〉が誰かわかるまで戻って来るなよ。誰も俺たちが行動を共にしていることは知らないし、俺は誰にも知られたくない
メンドレヴァル
私たちは空や地面、海面下にある肉や皮、骨を使うという義務がある。だからボズマーの得意なものは革細工だよ
[1 - 「職人」について、何か聞いたことはあるか?]
ひとこと言わせて。ここだけの話なんだけど、私は〈職人〉が捕まらないことを祈ってるのよ
[1 - それはなぜだ?]
その盗賊が、ボズマーだから。捕まれば、ドミニオン内の関係がさらに緊迫するでしょう。もうすでに緊迫してるっていうのに
[1 - 「職人」がボズマーだと、なぜ分かる?]
ボズマーの文化では、窃盗は一種の技能なの。盗品が相手の心臓に近ければ近いほど、その窃盗は質が高い
それに、アルトマーがヴァレンウッドにマーブルクを作っているのを気に入らなく思っているボズマーは、一人や二人じゃないのよ
リルディング
畜農は、ここでグリーンパクトに違反しない、数少ない仕事の一つだよ。でもマーブルクにお金が集まるんだ
[1 - 「職人」について、何か知っているか?]
俺の考えを聞きたいか? 年寄り銀行家のタルクアが盗賊に報酬を払って、金持ちのアルトマーから盗みを働かせたんだ。すると、アルトマーが貴重品を預けようとして、タルクアに金が入るというわけさ
[1 - なぜそう思う?]
〈職人〉は、銀行を使っていないアルトマーだけを狙ってるんだ。いざとなったら、タルクアは見習いのボズマーに全責任を押し付けようとしている
タルクア
アルトマーのほとんどは金のことに関してはウッドエルフを信用しない。それは妥当だろう。だが信用こそがドミニオンの土台だろう? どこかで信頼を築かないと
[1 - 「職人」について、聞いたことはないか?]
知らないわけがない! 盗難が始まってからというもの、アルトマーが立て続けに貴重品を預けに来てる
[1 - 「職人」は、一度も銀行を狙っていないのか?]
そうなったら見ものだね! 私は警備のプロなんだ。鍵がなければ、誰も銀行には入れない。そして鍵を持っているのは、私と見習いのニドラスだけだからね
クラリット
お前は近づいてくる。自分が何を欲しいかを知って! 俺もつい最近までそうだったよ。お願いだ、哀れなクラリットに金を少し分けてくれないか?
[1 - 「職人」について、何か聞いたことはあるか?]
クラリットは噂には敏感なほうだが、腹が減っている時は思い出すのが苦手なんだ。そういえば、俺には食べ物を買う金がなかったな
[1 - [威圧] 教えなければ、司法妨害の罪で衛兵に通報してやる]
ドミニオンで三年も働いてるのに、こんな目に合うなんて! 分かったよ。真夜中に、ボズマーが銀行に侵入するところを見たよ
ズジク
ズジクはマーブルクが新しい都市だと思ってたんだが、既に大人気だったよ! 王室の人たちも訪問するくらいね
[1 - 「職人」について、何か知っているか?]
ああ、あんた今日はついてるね! この者は最近、〈職人〉の手紙を手に入れたばっかりなんだ。しかも手書きだよ!
[1 - 手紙? 見てもいいか?]
ズジクは慈善事業はやらない主義でね! 飼い猫を養わないといけないんだ! 〈職人〉の悪名が高くなればなるほど、手書きのサインの価値が上がるってもんさ
[1 - [説得] その手紙を誰かに偽造してもらえば、金持ちになれる]
ズジクは分かったぞ! あんたはたぶん… 〈気の合う人ギルド〉の関係者かい? ほらよ、好きなように偽造してくれ。ズジクが許可するよ
[1 - これはベラムに書いてあるのか?]
ああ。ボズマーの信仰では、紙を使うことを禁じられているから、代わりに動物の皮を使うんだ。マーブルクでこれを使ってる人は少ないよ