ダラネス
不思議ね、サウスポイントでのことがあった後で、あなたに会うなんて。嫌なわけではないわ。ただ… 妙に思っただけ。まあ、そこまで気にしてないけど
私たちが、今まさにこの古き少女に生命を吹き込もうとしているなんて信じられない。そうだ、尋ねられる前に天球儀のことを話してあげるわ
[1 - 始める準備はできた?]
ほとんどね。天球儀の起動に必要なものを集めてくれたのはあなたよ。あなたが正しい場所に置いて
だから聞くべきなのはこっちね… 準備はできた?
[1 - 準備はできた]
分かったわ! 最初に必要なのはラジーンのマントを理解すること。「神の手は天球儀を動かす」という意味ね
でもそんなことはどうでもいいわ。同時に三ヶ所にいるだけでいいの。ラジーンのマントでそれが可能になる
[1 - 安全か? ラジーンのマントはエンダーレ将軍を狂乱させた]
ええ、大丈夫よ。魔術師ギルドのあの熱心すぎる人… ブレロルと言ったかしら? 90分以上身につけなければ安全だって彼が言ってた
それとも9分だったかしら? まあ、儀式は5分で終わるから… 6分かもしれないけど
[1 - 分かった。ラジーンのマントを渡して]
天球儀自体の向こうにある柱に近付いて。順番に一つずつ起動させなきゃいけないの。その間は、心の中で一つの考えを持ち続けてね。ラジーンのマントを身につけている時は不安定だから。私の知る限り、それで残りもできるはずよ
ナエモン王子 : つまり、この苔と瓦礫の山が、次の皇帝を決めるわけだ
カモラン・アエラダン王 : 天球儀は古代のものだ。敬意を払え
アイレン女王 : 素晴らしいわ
ダラネス : お二人とも、もうすぐです!
ダラネス
よし! うまくいった! 本当に動いてる!
[1 - 次は何だ?]
ほら、アヌマリルの心臓を置いて。王家の立会人達の隣にある柱にはめて。それでいいはずよ!
[1 - 正確には、何をしろって?]
「天球儀を目覚めさせる」とは、本当は何を意味しているのかしら。でも恐れることはないわ。この装置でエネルギーを増幅できる。つまり、中に入ったときにアイレン女王が安全だということよ
さあ行って、アヌマリルの心臓を置いて! この騒ぎの結末を確かめましょう
アイレン女王 : ナエモン、今はその時じゃないわ
ナエモン王子 : アイレン、自分自身から身を守る時間はいつでもあるぞ。テストもなしに、この奇妙な装置にあなたの命を賭けさせることなどできないよ、お姉さま
ダラネス : ラジーンのマントは、とても不安定になってしまうわよ
ナエモン王子 : 信じられない… 白金の塔が見えるぞ! 私は… 何だ! 何が起こっている? ああ!おい! 騙したな、姉さん! これはあなたの失敗だ!
ナエモン王子 : お前たちは、皆害虫だ! 全員殺してやる!やめろ! 塔が… 消えて行く。私は何を…
アイレン女王 : ナエモン、何を考えていたの?
ダラネス:ナエモン王子も危険は承知だった。そんなことするなんて、なんて身の程知らずなの
カモラン・アエラダン王:いや、私は大丈夫だ。お前は彼女の弟を殺すことでアイレン女王の命を救った。そのことについて、おそらく彼女と話すべきだろう
アイレン女王
なぜ?
[1 - 選択肢はあまりなかった、陛下]
何ですって? そんな… ナエモン、何故?
彼を私たちが構築しているものの一部にしたのは、これが〈我が民〉の中だけに留らないことを、彼に示したかったから。タムリエルの全てを一つにしたかったのに…
[1 - 天球儀は彼に何をした?]
伝説で語られていることよ。内側の人格を明らかにしたの。私にしたのと同じようにね
[1 - どういう意味だ?]
これに関して選択肢があると思う? 私は〈天球儀〉に入る。アルドメリ・ドミニオンの人々に誓ったようにね。彼らを導くのに相応しいかどうか知らなければならない。もしそうでなければ…
[1 - はい、陛下?]
弟と同じように、私が変わってしまったら… 私は導くと誓った人々にとっての危険となるわけにはいかない。言っていることが理解できる?
[1 - 分かります、陛下]
アイレン女王
私は… 私よね?
[1 - そうかもしれない。天球儀では何が見えた?]
ドミニオンの平和。アルドメリの旗の下での公正さと、タムリエルの統治。築き上げたい未来。そして、貴方が私の傍らに立つ。さあ、未来を築くのに力を貸して
弟がしたことを誰かに言おうとは思ってない。私のことになると、彼は絶対に私を助けようとするの。王座を簒奪しようとはしないわ
[1 - 次はどうする?]
マグナスの杖よ
[どういう意味だ? マグナスの杖とは何だ?] 魔力を抑制する強力な杖よ。もし悪意ある者の手に渡ったら大変なことになるでしょうね。幸運なことに、私たちはすでにこの杖を持ってる
グリーンシェイド東部のマーブルクに行くのよ。杖の警備を怠らないようサランディル隊長に伝えて。私もすぐに向かうわ
[杖のことは任せてくれ、殿下 ]
バイスリーブ・ペリディル : 戦いの音が聞こえるぞ! 何があったんだ?
アイレン女王 : 弟が、私たちを守るために、命を賭した。彼は英雄として死んだわ
バイスリーブ・ペリディル : 私は… 私は…
アイレン女王 : すぐにマーブルクへ行くわ。バイスリーブ・ペリディル。弟の遺体と共に、先に旅立って。葬礼の手配をして
バイスリーブ・ペリディル : はい… はい、殿下。わかりました
アイレン女王 : 葬礼の費用は惜しまないで。ドミニオンの全員に来てもらっても構わない。英雄に敬意を払う人は誰でも歓迎する
バイスリーブ・ペリディル : すぐにやります、殿下
カモラン・アエラダン王:ナエモン王子に起きたことは悲劇だった。信じてもらえるといいのだが。死ぬまで言い続けるよ
ダラネス:アイレン女王には疑いを抱いていたけど、それも今日までのこと。友よ、よい旅を
メレラス : 本当に起こったことなのか?
アザレス : 何を言いたいんだ
メレラス : 君は見たに違いない! 最後の方で着いたしな
アザレス : 女王の弟は英雄として死んだ。女王がそう言っている
メレラス : ヴァインダスクのレンジャーが、真実を無視することを学んだのか?
アザレス : 王位とは厄介だと学んだよ。公の場で悲嘆にくれねばならず、我々は裁くべきではない
メレラス : おそらく、君が正しい
メレラス:ここでこんなことが起こるとは思わなかった。今日は祝いの日だったはずが、逆にこんな…いや、逆に何も起こらなかったのだ。公式にはな
アザレス:君がいなかったらどうなっていたかなんて、考えたくもないよ。君は王の安全を守ってくれた。ヴァインダスクのレンジャーは、いつでも君を歓迎するだろう