サボン
臭うか? ここの空気は、どこかしら甘さがある
用心しろ。吸血鬼が関与している。あの臭いは奴らがうろついてるって意味だ。独りで歩き回らないのが正解だな
[1 - 誰だ?]
サボンだ。吸血鬼ハンターの小さなチームを率いている。この地域に野蛮な怪物が侵入してきたという噂を聞いて来たのだが、これほどの惨状だとは思っていなかった
強大な力を持つ吸血鬼の王とその仲間が、この地域を恐怖に陥れている
[どうするつもりだ? ]
できる限り大勢殺す。こちらがやられるか、奴らを全滅させるまでな。
お前は自力で戦えそうだ。興味があるなら、協力はいつでも歓迎するぞ
[もちろん ]
いいぞ、三人よりは四人の狩人がいい。いつだってな
[1 - お前のチームの残りのメンバーはどこにいる?]
お前が思っているより近くにいる。会いたいか?
[1 - もちろんだ]
サボン : ズンガルグ! アガリア! 友人に会いに来い!
ズンガルグ : 叫ぶ必要はないぜ、サボン!
ズンガルグ
おっ、新人か? ちゃんとついてこれりゃいいが。吸血鬼に襲われたら、血が勢いよくドクドク流れるんだ。言っとくが、お前と俺自身の背中は、二つ同時に面倒は見られんぞ?
[1 - 激しい抵抗を期待しているのか?]
ああ、そう願うよ。だが俺がそう言ったことはアガリアには秘密だ。迷信深いレッドガードだからな
なあ、危険を冒すのが嫌なら吸血鬼ハンターにはなるなよ。彼らは戦えば戦うほど楽しくなるんだ
アガリア
あの忌まわしきオブリビオンの子らに対し、剣を取る覚悟はできているか?
[1 - 準備はできた]
知りたいことはそれだけだ。我々を傷つけようとする者がいたら、私の剣が許さない
サボン
紹介は済んだようだな。仕事にかかろうか
[1 - これがうまくいく可能性はどれくらいだ?]
分かった。くれぐれも注意しろよ。できるだけ手短に言う。全員が任務に集中していなければ、我々は全滅だ
この地域の吸血鬼たちは、強大な吸血鬼の王に支配されている。彼がほとんどの吸血鬼を生み出したらしい
[1 - 策はあるのか?]
このブラッドストーンを持って行け。なくすなよ。これは水を血に変え、満腹した吸血鬼に猛烈な飢えをかき立てる力がある。タイミングを見計らってこれを使い、吸血鬼の王を隠れ家からおびき出す
[1 - 分かった]
サボン : 良く聞いてくれ。これが計画だ。丘の上にある廃村に、罠を仕掛ける。ズンガルグ、西の門を守ってくれ
ズンガルグ : 誰も通さねえ
サボン : アガリア、東門近くで尾根に向かえ
アガリア : 神よ、我が弓をお導きください
サボン : 俺は北だ。新たな友人には、街の中心にある井戸に餌を仕掛けてもらおう
ズンガルグ : こういうところが好きだ
サボン : ブラッドストーンを井戸に落としてくれ。そうすると吸血鬼の血が迸り、隠れ家から引きずり出せる。我々は切り倒すまで待機する。吸血鬼の王は手下が減っていくのを傍観しないだろう。もし会ったら、口笛を吹け。準備ができたら、全員配置につこう
ズンガルグ : 倒した吸血鬼が一番少ない奴が酒を奢れ!
アガリア : 冗談を言うな。神々がその軽率さを罰するぞ
サボン:こっちは最後の防衛線付近を片付けて、北門を抑える。心配するな。突破されたら助けに行く
サボン
ちくしょう、何がまずかった? もう今頃は吸血鬼の王が姿を見せているはずだった
ズンガルグとアガリアはどこにいる?
[1 - まだ彼らに会ってない]
みんなそれぞれの場所にいた。計画は完璧に進んでいたんだ。これはまずいな
俺は西に行ってズンガルグを探す。お前は東の門に行ってアガリアを探してくれ。だが油断するなよ。吸血鬼は狡猾だ
[1 - 分かった]
<アガリルの体は黒くなったハスクだ>
サボン
違う、アガリアじゃない。俺は本当に馬鹿だ。吸血鬼の王は俺たちの罠を見抜いていたのだ。アガリアが死んだのは俺のせいだ
[1 - ズンガルグを見つけたのか?]
いや。誰も見つけていない。これはまずいぞ。吸血鬼を相手にしている時、姿が消えた場合の意味はたったひとつだ。俺が間違ってることを祈るよ
[1 - これからどうする?]
ズンガルグの捜索を続ける。もし彼が… ああ、ステンダールを称えよ! 奴だ! あのバカなオークの顔を見るのがこんなに嬉しい日が来るなんて
ズンガルグ : 吸血鬼の王の隠れ家まで追っていった。街の北の洞窟にあるんだ
サボン : 奴を追え。吸血鬼の王を倒すんだ。アガリアのために!ズンガルグは我々を待っている!
サボン : ズンガルグ! これを恐れていたんだ。奴が寝返った。この借りは返してもらうぞ、吸血鬼め!
サボン
そう、これでおしまいだ。吸血鬼の王は死んだ。ズンガルグとアガリアも。俺は前にも相棒を失ったことがあるが、お前はこんなことには慣れてないだろう。すまんな
[1 - これからどうする?]
友人達を埋葬する。次に吸血鬼の隠れ家に行く時は、もっと多くの仲間を連れて行くつもりだ
この災厄がタムリエルから一掃されるまでは休んでいられない。ズンガルグとアガリアも同じ考えだ。協力を感謝する