インデニール
何て犠牲だ! ブラックルート・クランを毒殺するために、村人自身を毒殺しようと考えるなんて… 病的だが、素晴らしい
もちろん、だからってブラックルートの兵士を墓に帰してやることは役に立たないがな
[1 - そうだろうな。これからどうすればいい?]
私の情報によれば、ナエモンのしもべの一人がマルゴス将軍の弓を盗み、窃盗の権利によってブラックルート・クランに戦いを強制しているらしい
我々がしなければいけないのは将軍の弓を盗み返し、彼を誓いから解放してやることだ
[1 - どうやって弓を探しだす?]
過去の光景を手掛かりにしよう。毒に犯されてから、マルゴス将軍はネレイドの聖堂に行き、そこで死んだのだろう
君には将軍の遺体を探しに行ってもらいたい。私はこの森の中で手がかりを探し続ける
[1 - 分かった。ネレイド聖堂を探してみる]
気をつけろよ。ネレイドは危険な魔法を使う。絶対に信用してはいけない。彼らが自滅的な計画で村人を援助したとしても、驚くようなことではない
実際、ネレイドはマルゴス将軍の弓を褒美だと思っているようだ。彼らはその遺物を守るだろう
[1 - 村人は、なぜネレイドになったのか?]
絶望が、敵を味方に変えたのだ。マルゴス将軍とブラックルート・クランが攻撃してくること、そして彼らに勝てないということを、村人たちは知っていた
恐らく、彼らはネレイドに助けを求め、ネレイドはこれが正しい方法だと彼らを説得したんだろう
[1 - マルゴス将軍について聞いたことがあるか?]
もちろんだ。マルゴスは、全ボズマーを自分の配下に治めようとした。そしてボズマー部族戦争の間に、ブラックルート・クランを率いてヴァレンウッドのほとんどを獲得した
ところがある日、突然彼らは姿を消した。何が起こったのか、誰にも分からなかった… 今まで
[1 - ボズマー部族戦争?]
ボズマーは緑に対してのみ結びつく常に自由な民だ。単一の指導者によって構成された部族の存在は稀だが、長い間、たくさんの人々がその実現を試みた。その一人がマルゴスだ。それまで〈戦争〉と言ってもほとんどは実際の戦いがなく、策略による勝利だった
[1 - ところが、マルゴス将軍は例外だった?]
ああ。マルゴス将軍はあらゆる場所を旅して、軍事力にものを言わせた征服者が、多くを手に入れる様子を目の当たりにしていた。君がマルゴスの話を聞いたことがなかったのは、ヴレインのボズマーの犠牲によるものだね
[1 - そもそも、なぜネレイドが関係しているのか?]
それが彼らの性分のようだ。死は彼らにとっての娯楽。ましてや人々を操って自ら死に至らしめることは、なおさら楽しいらしい
実に不快な話だが、ネレイドはその性分のままに生きている。近寄らないように気を付けているよ
[2 - マルゴスがミート・マンデイトを見物したのと、あまり変わらないのでは?]
何とも野蛮な話だ。ボズマーの部族戦争の間、たくさんの一族が、あの古い習わしを実践していた
言っておくが、彼らは決して、肉を味わおうと食べたのではない。それが習わしなのだ
[1 - ヴレインの村人は、そのことで優位に立ったのか?]
間違いない。彼らが採用した戦略は、村人が自ら思いつくようなものではない。いかにもネレイドが企てたようなものだ
[2 - 窃盗の権利が、死を余儀なくさせることもあり得るのか?]
マルゴス将軍なら、それは明らかだろう。彼はその強い野心とは裏腹に、徹底した伝統主義者でもあった
実のところ、彼の死後長い年月が経った今でも道義心が揺るがずにいることは、実に驚くべきことだ
[1 - どうやって、死者からものを盗むというのか?]
これはとても異常な状況だ。マルゴスにとっての弓の価値を考えれば、彼はそれを取り戻そうとするかもしれない。または、窃盗の権利という正当な理由を用いて、服従を迫ってくるかもしれない。彼の声には恐怖心が混ざっていた
気をつけろよ。ネレイドは危険な魔法を使う。絶対に信用してはいけない。彼らが自滅的な計画で村人を援助したとしても、驚くようなことではない
ナエモンの召使 : 既に盗まれたものを盗もうというのか? ならシャドウウッドに入って探すがいい… 見つかるのは死だけだろうがな
ナエモンの召使 : もし弓を求めるなら、私の元に来い。弓は我が軍への恩恵だ。お前のものにはならぬ
インデニール
シャドウウッドに戻った。ここにはもう来たくなかったが、彼がここに将軍の弓を隠しているなら、ちょうどいい
弓を取り戻すために影を見つけないと
[1 - 影はどこか?]
分からない。見つかるまで、探さなくてはならないが
それはそうと、さっき見た過去の光を憶えているか? あの霊魂は、このシャドウウッドに閉じ込められているようだ。彼らを解放してやらなくては
[1 - どうやって逃がすのか?]
彼らをここに縛り付けているのは、影の裂け目だ。こちら側からは、触れるだけで裂け目を閉じることができる。そうすれば、彼らは苦悩から解放され、この一帯のナエモン支配を弱めることになるだろう
そちらを君に任せられるなら、私は影を探そう
[1 - 分かった。影の裂け目を塞ぐ]
インデニール : 幸運を祈るぞ。石のところで会おう
ナエモンの召使 : お前もすぐに我らに加わり、マルゴスと共に戦うだろう
ナエモンの召使 : 不死となる覚悟はできてるんだろうな
エルフィリオン : あなたは… 私たちを解放してくれました
エルフィリオン
イフレの微笑みをあなたに! 私たちをここに縛っていた裂け目を閉じてくれたのね!
でも、影を止めないと… 影はヴァレンウッドに恐ろしい事態を招こうとしてる。死んでから随分経つけど、まだヴァレンウッドのことは故郷だと思ってるから
[1 - 心配は無用だ。影を止める]
ありがとう。私たちを彼の支配から解放してくれて。死の淵から呼び戻されて拘束され、このような悪に仕えさせられる… 本当に苦しかったわ
私たちは死んでいるけど、ヴレインの民は皆、あなたに借りができた
[1 - [説得] 影を倒す手伝いを、ぜひお願いしたいのだが]
ええ、そうね。シャドウウッドにいる間、危険からあなたを守る盾を渡せるわ
さあ、受けとって。私の祈りと共に。この世界でも、あなたが暮らす世界でも、常にイフレが見守ってくださいますように
[1 - ありがとう]
ナエモンの召使 : ナエモン様がお前のことを警告していた。備えていたのだよ
ナエモンの召使 : 死ぬがいい。そして我らに仕えよ!
インデニール
痛ましい出来事だったな。終わってうれしい。ヴァレンウッドに対するナエモンの支配力が全体的に弱まっていればいいんだが
まだやることがある… マルゴス将軍の霊魂のことだ
[1 - 弓を返すべきだろうか?]
そうだ。そして弓を盗むのに成功したのは君なのだから、将軍に対して窃盗の権利を発動するのは君の役目だ
君がどんなことを頼んでも、彼は引き受けざるを得ない
[1 - 何を頼めばいい?]
彼に同情するなら、将軍とその軍を解放し、再び眠りにつかせてやるのがいいだろうな
しかし逆に、ナエモンに敵対し、ヴァレンウッドのために我々の勢力を支援しろと彼らに要求することもできる。選択は君に任せるよ
[1 - 分かった。将軍と話してくる]
マルゴス将軍
本当か? 影から弓を取り戻してくれたのか?
[1 - そうだ。そして私は窃盗の権利を要求する]
〈お前は動物の骨の中に、お前の弓を見出すだろう。それがまだ削り出されていなくても、お前にはわかるだろう〉と、我が父は言っていた。マンモスの牙… 良質の弓を作るのがとても難しい素材だ。だが、父の言ったとおりだった。それを見た時、すぐにわかったのだ
お前の望みは何だ?
[2 - 私はあなたとその軍を任務から解放する。立ち去っていい]
何だと… どうやら聞き違えたようだ。〈去れ〉と聞こえたが。しかし我々に眠りにつく資格はない。ここであのようなことが起きた後ではな。我々の居場所はウーズなのだ
[1 - いいんだ。もう眠りについたほうがいい]
インデニール
彼を解放したのか。正しいことをしたな
シャドウウッドから村人たちの霊魂はすでに解放した。ここの霊魂は全て安眠できる。我々はいいことをした
[1 - 何をすれば良い?]
ここでできることは全てやった、だがナエモンはまだヴァレンウッドへの攻撃を諦めていないらしい。つまり、これで終わったわけではない
散開して闇の兆候がないか調べた方が良いだろう。アーリエルが望めば、緑が再び私達を引き合わせてくれるはずだ
質問がなければそろそろ行く。ナエモンの腐敗について他の兆候がないか、森を調査しないとな
恐怖は多少感じるが、ナエモン自身に立ち向かわなければならない
[1 - マルゴス将軍が「ウーズ」について話していたが、何のことだ?]
精神世界の牢獄のようなものだ。グリーンパクトを破ったボズマーが死んだ後に行く。永遠に反省するために
オウズと呼ばれるところがある。誓いを破った者の体をそこへ運ぶんだ。ウーズと物質的なつながりがあると考える者もいる