2016年10月29日土曜日

窃盗の権利 1



ナラ
ちょっと、あなた大胆ね。この辺りを走り回るなんて、怖いもの知らずか、単なる馬鹿ね
アンデッドを見なかった? 私はヴァインダスクのレンジャーよ。ここが安全なのかどうかは分からないわ

 [1 - インデニールはここにいるのか?]
ああ。彼が言っていた人ね。あなたが来てくれて彼も喜んでいると思う
ベールの継承者の件が片付いたと思ったら、今度はアンデッドが大量に現れたの。ブラックルート・クランよ。生前も残忍な奴らだったけど、今はそれ以上に酷いわ
[どうやって対処するつもりだ? ]      
私に聞かないで。でも、どうやら行き詰まっているみたいね。何が起こっているのか私も良く知らないの。もっと詳しい情報が入るまで、ここで準備を整えておくつもり
インデニールが情報を集めてるわ。彼に何か考えがあるかもしれない。でも今は自力でなんとかして
[分かった。彼がどこにいるか知っているか? ]

ナラ : ええと、知ってると思うけど、あの人は出入りが頻繁なのよ… あら、そこにいるわ 


インデニール
彼女から聞いたか? ヴァレンウッド最大の謎の一つがとうとう解けた! 長年の噂もこれで落ち着くな
ブラックルート・クランに起きたことがとうとう分かった! 彼らは死んだ… ここヴレインで!
 [1 - そして今、彼らは復活したというわけか?]
ああ。またしても、ナエモンの影とベールの継承者の仕業だ。彼らを帰して、少し休ませなければならないようだ… だがその間に、ここで何が起きたのかを明らかにしたいと思ってる
手を貸してくれるか?
 [1 - 分かった。何から始めるか?]
ブラックルート・クランの戦士たちは死んでから、生きていた時よりもさらに凶暴になっている。しかしここには他の霊魂たちもいる。消えつつある過去の残響だ。彼らは助けを求めて叫んでいる
彼らは何かを我々に見せようとしているんだと思う。観察しよう
 [1 - 分かった。見に行こう]
この幻視を見て、ここで何が起きたかもっと知ることができればいいが… もちろん、アンデッドを安眠させる方法も分かればいいが

ナラ
心配ないわ。ギリンと一緒にすぐそこに行く。その間、インデニールに問題を起こさせないで


インデニール : あそこに見えるのは何だ?
ラエンリル : エルフィリオン、マルゴス将軍とブラックルート兵が迫ってる
エルフィリオン : では時が来たのね。ネレイドの霊薬を配り、ブラックルートから村を死守するのです
グロンニール : そんな計画、ばかげてる!
エルフィリオン : 静まりなさい、グロンニール。今日私たちが犠牲になることで、姉妹の村の暮らしが守られるのです


インデニール : また別の光景だ。見てみよう
ラエンリル : エルフィ、私にはできない。怖い… 死にたくない…
エルフィリオン : 大丈夫です、ラエンリル。毒はゆっくり効くのだから。その効き目より早く、ブラックルートが私たちの喉を裂くでしょう
エルフィリオン : さあ、一緒に飲みましょう。最後まであなたたちと戦います
ラエンリル : ええ、最後のその時まで
エルフィリオン : さあ、戦いの場へ!


インデニール : 見ろ、まただ
ナーウィン : これで最後です、将軍。村は片が付きました
マルゴス将軍 : 楽な勝利であった! まずはヴレインが落ちるか。だが次が控えているからな
マルゴス将軍 : 今はミート・マンデイトに則り、戦死者を供しようではないか
マルゴス将軍 : 洞窟の聖堂を整えよ! 祝いの席にふさわしい場所だ


インデニール : 見ろ、まただ
ナーウィン : マルゴス将軍、兵たちが…兵の半数が死にました! もう半分も…
マルゴス将軍 : 死にかけている。我々もだ。村人は我らに毒を盛るために、自らにそれを用いたのだ
ナーウィン : どういう意味なの?
マルゴス将軍 : ミート・マンデイトだ、愚か者! エルフィリオンは野戦では勝てぬと知っていたが、それでもなお勝利を遂げるだろう。ネレイド聖堂に行くのだ。治療を頼めるやもしれぬ



インデニール : また別の光景だ。見てみよう
マルゴス将軍 : 我が兵よ、蘇るがいい。その肉体に戻り、武器を取れ
ナーウィン : なぜウーズが我々に命令を?
マルゴス将軍 : 強力な力を持った何者かが弓を奪っていった。それにより〈窃盗の権利〉が呼び起こされ、我らにドミニオンへの進軍を命じたのだ
ナーウィン : ご命令のままに…