2016年10月5日水曜日

アズラの目 2


ヴァスタリー
〈印晶石〉だわ! まだ持っているの?
 [1 - そうだ。なぜ?]

印晶石をイラッイの額にあてれば彼女の魂を吸収できる。それがこの場所から出る唯一の方法よ
 [1 - それはなぜだ?]
彼女がその石の外で死ねば、この場所でタイルを数えながら次の世紀を過ごすことになる
私が記録した限り32708枚あった。あなたがその数をもう一度確かめてもいいのよ
 [1 - イラッイを閉じ込めていい理由の説明になってない]
この遺跡の深くにコールドハーバーへと続くポータルがある。反対側からは閉じることしかできない
一度コールドハーバーに入れば、イラッイが石の中に入らない限り脱出の望みはない。急いで、長くは維持できない!


イラッイ
何をしようと関係ない。死ぬか、さもなければ千年幽閉されるかよ!
 [1 - なぜデイドラ公を裏切った?]
私の信じるデイドラ公はモラグ・バルよ、愚か者め! ヴァスタリーにはアズラの使いだと信じさせた。あなたと同じようにね。あなたをコールドハーバーへと導いたの。企みの神のおやつとして、彼の歯に挟まるのよ
 [1 - コールドハーバーをもう脱出した。もう一度できる]
コールドハーバーから真に脱出するなんて不可能よ。デイドラ公は常に欲しい物を手に入れる。脱出したというなら、それは彼が許したから
 [1 - 印晶石に入るのは嫌じゃないのか?]
嫌よ! 石板の中で無数の時間を過ごしたわ。あの石もさぞ快適な場所なんでしょうね
バネキンがあなたの死体からそれを拾って、私をデイドラ公のところへ運んで行くかもね。そうだったらいいと思わない?
 [1 - <イラッイを印晶石の中に入れる>]


ヴァスタリー : 最低限ね。何年間か後に…

ヴァスタリー
あらゆる生物が苦しめばいいとは思ってない。でもイラッイは例外よ。彼女が印晶石で永遠に暮らそうと知ったことではないわ
 [1 - イラッイを捕えるのはそんなに重要だったのか?]
イラッイは石板に縛られている。印晶石の中にいる間はコールドハーバーから脱出するためのロープとして彼女を使える。ずっと昔に彼女をあっさりと滅ぼしていなければ、仲間はまだ生きていた
さあ、クランウェを解放しないと
 [1 - クランウェはどこにいる?]
この遺跡の下に、彼女の苦痛が世界を引き裂いてできた穴がある。でもそこに入った瞬間、モラグ・バルのしもべが私達の存在に気付くわ。逃げる場所があったら、ずっと昔に自力でやってた
 [1 - どうすればポータルに近づける?]
クランウェを見つけて、とにかく彼女を苦しめている残酷な装置から解放しないと。それで彼女の苦痛は終わるはず。彼女が泣き叫ぶのをやめればコールドハーバーとラエロリアの間に開いた裂け目は閉じる。と、いいわね
 [1 - さあ行こう]
この蔵書庫にはデイドラを近付けさせなかったけど、向こうの部屋は様々な生物の巣窟よ
避けるのが一番かも




ヴァスタリー
彼女の痛みを、苦しみを感じられるの?
何千年もの間、彼女の痛みは虚無の中をくぐりぬけてきた。常に痛みのない日常の思い出に手をのばしてね。もう十分だわ!来て、今日で終わらせましょう


ヴァスタリー : 魂の監獄を壊して! 彼らはクランウェをこの哀れな場所に捕えているわ!
クランウェ : …ありがとう…

ヴァスタリー
やったわね。苦痛からクランウェを解放した。待っていたかいがあった
 [1 - ポータルが閉じたらどうやって戻ればいい?]
イラッイのおかげで私達2人は封印を抜けられた。彼女を使って戻るのが自然でしょう
印晶石を使って彼女の魂を辿れる。そこでポータルを開くのは簡単よ。準備はいい?
 [1 - そうだ]
覚悟を決めなさい。コールドハーバーから離れるのはそう簡単ではないわ


ヴァスタリー
空の下に再び立ち、肌でさわやかな風を感じられてうれしい。一人ではできなかったでしょうね。いつでも遊びに来てね、歓迎する
 [1 - ラエロリアに捕まってどれくらい経つ?]
88年3ヶ月と11日。13時間。7分
 [1 - かなり正確だな]
そうね、見栄を張ってるの。時を刻む簡単な魔法を使った。私が捕まったと分かって最初にしたことよ。だから実際は正確じゃない。何分かはずれてるわ
 [1 - これから何をする?]
とりあえず私の塔からデイドラを追い払う。戻ってこなかった仲間を追悼する。私物を整理する
それから、私が去ってからこの世界に起きたことを調べる。世界に追いつくには色々することがあるわ
 [1 - 仲間?]
私は旅で出会った多くの人を家に迎えた。レッドガードの若い剣士、ウッドエルフの傷だらけの狩人、サイジックの追放者… 彼らの声を今でも思い出す。でも90年も前のことよ。デイドラに殺されなかった人は逃げたに違いない
 [1 - 塔にいるつもりか?]
当面はね。だけどすぐに他の場所に目移りすると思う。コールドハーバーには何か違うものがあった。空気は重苦しくて、眩しいほどに炎は輝いていた
 [1 - まるで前に行ったことがあるように話すな]
モラグ・バルのオブリビオンの隅には秘密がたくさんある。もう随分前に、彼のところから物を盗んだことがある。実は男の気を引きたくてそんなことしたのよ? なんてバカなのかしら
 [1 - コールドハーバーへ出掛ける価値のある男とは?]
テラカルよ。力のある魔術師。賢くて、いつも仕事に熱心で… 心を動かすのは大変だった。でもそんなことは関係なかった。それでコールドハーバーへ行くという突飛なことをした。本の中以外にも大胆な女がいるということを知ってほしかったの。でもそれも遠い昔の話


アズラの祠
<平穏な静けさが祠を包んでいるが、予感を感じられる>
 [1 - <クランウェの骨をアズラの祠の前に置く>]
クランウェ、最愛の者。私の女司祭が、ようやくコールドハーバーの手中から戻りました
 [1 - ヴァスタリーもここに戻った]
そのようですね。永久なる死者ができなかったことを、定命の者が成し遂げた
 [1 - 他に何かできることはあるか?]
いずれその時は訪れる。あなたはデイドラ公に恥をかかせたのです、定命の者よ。慎重に歩みなさい。彼は復讐の機会を狙っています
行きなさい。我が祝福と共に。あなたの力が必要になったら知らせます