2016年10月22日土曜日

水浸しの森 2.


ハルメアス・モラ
こっちに来い。何とも面白き定命の者よ
お前の助力は、まさに我が必要としたものかもしれない




サロミア
名前も顔も多すぎて、把握するのが難しい
 [1 - 誰かいるか?]
あんた… あんたのことは覚えてるぞ。少なくとも私はそんな気がする。あるいは想像しただけかもしれない。想像とはそういうものだからな。起きたことのない物事についての記憶だ
 [1 - サロミアか?]
私は形作るものゴードハー、炎の王ハドゥール、銅と茶のハロミア、花の王ニリチ、羽なしのウマリル。あるいは、ただのサロミアかもしれない。よくわからなくなってきたんだ
 [1 - オーセニールはデイドラの拘束を手助けしてくれると言っていた]
教えてもいいが、どうやるのか忘れてしまったのだ。あるいは、最初から知らなかったのかもしれんが
よく聞くんだ。ウッドランドの男がお前を呼んでいる。水たまりの中でだ。直接目で見ないほうがいい。あっちも見返してくるからな



ハルマ・モラの祠
我はハルメアス・モラ。解けぬ謎。開かぬ扉。読めぬ本。答えられぬ問い
何故ここにいるのか、お前自身分かっているとよいが
 [1 - デイドラを拘束するためにここに来た]
お前はデイドラを拘束するだろう。だが、どれだけ厄介に絡まった運命のツタが、お前を我が森に、我が荒れ果てた蔵書庫の残響に連れて来たかは分かっているまい
 [1 - どういう意味だ?]
いずれわかる
だがデイドラについて言えば、奴らのマジカは我が蔵書庫を守る結界に力を供給している。しかし奴らの拘束は簡単ではない。そのためにはタムリエルにおける我が〈しもべ〉の中から、それぞれ違う血を持つ魂が必要だ
 [1 - 彼らに何が起きた?]
この上にある〈結界〉を破壊した侵入者たちは、迂闊にも下層の支配を緩めてしまった。四つの魂が抜け出してしまったのだ
魂たちは混乱し、広間をうろつき、出口を探している。彼らを制圧し、封印を回復させよ。さすれば我はお前の忠実さに報いるであろう
 [1 - サロミアには何があった?]
アイレイドのクリスタルは読む者に直接記憶を授ける。使いすぎれば、定命の者のほとんどには容量の問題が発生する
 [1 - 手を貸してもいいが、別にしもべではない]
望むと望まざるに関わらず、その能力と視野を広げようと努める全ての者は我が〈しもべ〉だ


ハルマ・モラの祠
三人のしもべが主の元へ戻ってきた。残るは一人だ
 [1 - 4番目の魂はどこに?]
難題だな。このボズマーの魂はイルミリスから消えてしまった。代役が必要だ。我が管理者サロミアであれば、必要な条件を全て満たしている
彼を殺し、その魂を我のところへ持ってくるのだ
 [1 - 彼を殺すのを拒否したらどうなる?]
お前が拒否するかどうかに関係なく、いずれか一人が死ぬ
あの狂った司祭を苦しみから解放してやるのだ。でなければ我が他の者を選ぶ。言っておくが、後者の選択はお前にとって… 最良のものではないはずだ
 [1 - いいだろう。サロミアを殺してくる]
賢明な選択だ。サロミアに定めを伝えてくるがよい


サロミア
主は何を命令している? 待て、主って誰だ? 全部ごちゃ混ぜになってきた
 [1 - ハルマ・モラが最後の仕事を命じている]
本当に? 主が彼の領域での居場所を私にくれる夢を見たような気がしたんだ。アポクリファで、私の奉仕が終わりを迎えた時に。しかしあれは私の前の管理者だったのかもしれないな
 [1 - [説得] 夢見たとおりだ。奉仕はもうすぐ完了する。ハルマ・モラはただ、自分自身を犠牲に捧げよと言っている]
自分で? それは願ってもないことだ。この記憶から自由になって、自分が何者かを知る自由を手にするのだ。今行きます、主よ!


ハルマ・モラの祠
儀式は完了した。イルミリスのデイドラは自分たちの牢獄を守っている。オーセニールは、代わりの者が来るまで管理者となった
 [1 - 奉仕すれば報いがあると約束しただろう]
我が言葉は我が記憶と同様、誤ることはない。お前の背後にあるクリスタルの中に、自分が知らずして求めていた知識、他の者たちが求めてやまなかった知識を見出すだろう


サロミア : これ以上は無理だ! 頭の中が一杯だ!
ラヤリル : 時間の無駄じゃないと言い切れる? このクリスタルのせいで、どれだけ死んだと思う?
バイスリーブ・ペリディル : 我慢しろ。大丈夫だ。イルミリスの中にナエモンの影を必要とする知識がある
サロミア : そんな! 根が、森全体を包み込んで… それにこの中心、こんな脈動は… ああっ!
バイスリーブ・ペリディル : 脈動だ。心臓だ。さあ、見せてもらおうか
ラヤリル : 何をしているの? クリスタルのせいで正気を保てなくなるわ!
バイスリーブ・ペリディル : 素晴らしい! これほどの真、澄みきった光景。全てがヘクタヘイムへとつながっているのだ…

ハルマ・モラの祠
ナエモンとペリディルは我が〈しもべ〉たちを一人ずつクリスタルに晒した。定命の者の精神に亀裂が入り、潰れてうめき声をあげるまでな
 [1 - なぜだ? 彼らは何を探している?]
力だ。他に何があるというのだ? 奴らはヴァレンウッドの心臓と呼んでいる。どのような名で呼ぼうと、意味するものは同じだ
 [1 - ヴァレンウッドの心臓とは何だ?]
お前はまだその知識を得ていない。ナエモンとペリディルが力尽くで奪ったからな
彼らはヘクタヘイムに向かった。どこにいこうとお前の勝手だが、いつも見ているぞ  

       
オーセニル
イルミリスから生きて脱出したのか? どうやって… 予想外だ
 [1 - デイドラは封印されたぞ]
そんなこんなで私はただ一人、正気で生き残った。歓声をあげるところかな
君はきっと私の主とたっぷり談笑してきたんだろう。まあ、あのお方が笑うのを見たことはないが。見たいとも思わない
 [1 - これからどうする?]
結界の儀式を回復させ、イルミリスのおしゃべりなアホどもに悪戯をして暇をつぶすよ。時間はあるからな