2016年10月22日土曜日
水浸しの森 1
フォンゴース
よくないな。全然よくない。こんな木は見たことがない。それに、スプリガンとラーチャーがいたるところにいる
[1 - どうした?]
何もかもがおかしい。私は生まれたときからこの森にいる。だがここまで憤慨している森は初めて見た。スプリガンとラーチャーがあちこちにいて、これまでになかった木立も見える
[森が怒っている? どういう意味だ?]
口では説明しづらいな。私はここで育った。穏やかな場所だ。だが今は… そうではなくなってしまった
森の中心で司祭が調査を行っている。彼と話してみてくれ。私は避難させてもらう!
[できるだけ情報を集めよう ]
オーセニール
困らせないでくれ。この結界呪文はとても複雑なんだ。すぐに終わらせないと、この侵入を止められるものは他にない
[1 - 何の侵略だ?]
スプリガンとラーチャーがそこら中にいるのが見えるだろう? 奴らは感じるんだ。侵略が迫っているんだよ。デイドラだ
私はウッド・アイの最後の司祭だ。私たちはこの森を守る責務を負っているのだが、結界が破られたんだ。それで私たちはやられてしまった
[1 - 結界に何が起こった?]
侵入者だ! 力に魅入られた連中だ。奴らが結界を破り、仲間の司祭たちを攻撃したのだ。私一人では、デイドラの侵略を防ぐことはできない
私が結界の呪文を完成させるまでの間、結界石を修復するために助けが必要だ。でなければこの地はデイドラに踏みにじられてしまう
[1 - 結界石はどこにある?]
森を取り囲む高地にある。全部で3つあるんだ
頼む、急いでくれ。時間があまりないんだ
[1 - 何とかやってみよう]
結界石が森を包囲している。マジカの力によるものだ
[1 - 何者だ?]
私はウッド・アイの司祭だ。どうも見たところ、最後の一人のようだ。嬉しいとは言いかねるな
[1 - この森はどうやってここにできた?]
できた? ずっと前からあったさ。どう説明したものかな? 存在はしているんだが、大抵の人にとっては、木々の中に混ざって見えなくなってるんだ。結界の中に入り込むか、あるいはどうにかして結界を破壊しない限り、見えないんだ
[1 - 結界を復帰させるとどうなる?]
そうすればこの森は再び、方法を知っているか、あるいは結界の中に入り込んでいる者以外には見えなくなるだろう
[2 - 侵入者というのは何者だ?]
うーむ、あいつらか。片方は何というか… 生気がなさそうに見えたな。もう片方はただ狡猾そうな奴だった。どっちもアルトマーだ、たぶん
オーセニール : 時間切れだ! デイドラがイルミリスから抜け出した!
オーセニル
近すぎる! あの時、彼らは私に届きそうだった。今のところ結界はデイドラを呪縛したままだが、彼らがどうやって破ったのかいまだに分からない。イルミリスを調べる必要がある
[1 - イルミリス?]
ああ、そうなんだ。ちょっとはぐらかした言い方だったかもしれないな。この森はイルミリスの揺りかごという… 秘密の知識を扱う図書館を隠すためにあるんだ。ウッド・アイはそのガーディアンなんだ。我々はウッドランドの男に仕えている。ハルマ・モラという呼び名で君も知っているかもしれない
[1 - ハルマ・モラ?]
そう。デイドラ公さ。だが、デイドラがここに拘束されている唯一の理由は、この場所を隠しておくためなんだ。通常、彼らは危険な存在じゃない
侵入者が結界を破壊したことで、デイドラは拘束を脱した。そして今、デイドラはグリーンシェイド全体を危険にさらしているんだ!
[1 - デイドラを再び拘束するにはどうしたらいい?]
どういう仕組みになっているのか、私も知らないんだ。だがイルミリスの揺りかごの中にある記憶の保管所の管理人で、サロミアという人がいる。彼なら知っているだろう。まだ生きていればの話だが
[1 - デイドラ公に仕えているのか?]
まあそうだな、というか、この危機は宗教的相違よりも重大だろう。そうじゃないか? 私は森を守りたいし、君はグリーンシェイドが破壊されるのを望まない。デイドラを拘束するのは、我々両方にとっていいことじゃないか
[1 - デイドラの拘束がどうして森を守ることにつながる?]
デイドラの霊魂は結界にマジカを供給するんだ。実に複雑な仕組みなんだよ
重要なことは君がサロミアを探しだして、デイドラを恒久的に拘束するやり方を知ることだ