偉大なるヴィンダレ
持っているの? 持っているんでしょう?
ああ、期待しすぎるべきじゃないわね。あれは海に落ちたんだものね? 分かってる、私はつくづく運がないわ
[1 - ほら、物資を持ってきた]
素敵、必要なものが全部ある! ヘヴンが準備できたら、空のトランクを運んでくれるでしょう
ここにいてショーを観ていいわよ。好きな所に座って!
[1 - ショーを観ようかな]
後悔はしないと思うわ! ステージでのパフォーマンスが嫌いじゃなければ。もしそうなら後悔すると思うけど。でも、きっと楽しいと思う!
[1 - まあ様子を見よう]
スリミル : こいつに? むしろ草を食べたいね
偉大なるヴィンダレ : なんて酷いことを言うの、ここはグラーウッドよ!だけど、あなたを受け入れる方法があるはずよ
スリミル 話: 何をしてるんだ? よせ!
偉大なるヴィンダレ : そっちがいいでしょう?さて、楽しい時間だったわ。助手を戻しましょう.。スリミル、本来の姿に戻れ!
極悪なるドレモラ・スリミル : 馬鹿者が! 計画を台無しにして、私の本当の姿をこの哀れな土地の者に晒すなど!
偉大なるヴィンダレ 話: スリミル、あなたはドレモラだったの? あのいい人達を傷つけることは許さないからね!
極悪なるドレモラ・スリミル : 止められると思ってるのか?
偉大なるヴィンダレ : いや、離して!
極悪なるドレモラ・スリミル : さあ、残るはお前たちか!
偉大なるヴィンダレ : 一つ、忘れてることがあるわ。悪しき獣め
極悪なるドレモラ・スリミル : それはどうなるんだ、定命の者よ?
偉大なるヴィンダレ : グラーウッドの人々は、念入りに森に縛り付けられているの。それにあなたはグリーンパクトの力に耐えられない!
極悪なるドレモラ・スリミル : こんなまさか! グリーンパクトは本物ではないはずだ!
偉大なるヴィンダレ : 這い出て来た穴へ蹴り返す程度には、十分に本物よ。みんな、私と心を一つにして! 一緒に彼を消しましょう!
極悪なるドレモラ・スリミル : いや、オブリビオンには帰らないぞ!
偉大なるヴィンダレ : 皆さんの協力のおかげで、悪のドレモラを消滅させられました! グリーンパクトの力をご覧ください。皆さん、ショーを楽しんでね!
ノリヨン
何を持っているんだ? 本か?
[1 - ほら、ウッドエルフの遺産に関する本を見つけた]
この本… アカヴィリ語で書いてあるじゃないか
[1 - それでも良いと言っただろう]
これはすばらしい! 他の言語で書いてあるなら、ここにいる誰も話の出所を見つけることはできないだろう
私のアカヴィリ語は少々古いものだが、何とかなると思う。ぜひここに留まって私の話を聞いてくれ!
[1 - ここにいて話を聞こうと思う]
ノリヨン
それでは、レッドパクトの秘密の歴史をお話しよう
全てのウッドエルフは、イフレと結ばれた。グリーンパクトのことは知っている。誰も森を傷つけたり、その恵みを私益のために使ってはいけない。食糧として肉のみが許される
しかしかつて結ばれた契約について知ってるウッドエルフはほとんどいない… モラグ・バル自身と結んだと言う者もいる!
実際に、レッドパクトは肉の摂取を禁止した。そして家の資材として木を切り倒すことが定められ、果物と野菜のみがウッドエルフたちの食料となった
そりゃ衝撃さ! だがモラグ・バルはウッドエルフに自分たちの住む森そのものを消費させることで、彼らを弱らせ、不健康な状態に保とうとしたんだ
これが企みの神が計画していたことだ… イフレの力の源に緩慢な死をもたらすことだよ
だが森の神は愚かではなかった。衰え、弱ったウッドエルフに働きかけ、彼らの草で染められた歯を見ながら、イフレは彼らに取引を申し出た
彼らは新しい契約をした。グリーンパクトだ。森そのものがいつも彼らを守ってくれる契約だよ
こうしてウッドエルフはイフレの提案を受け入れた。ミート・マンデイトはモラグ・バルのレッドパクトに逆らうものだった。骨と皮が彼らの家を造るために使われた
モラグ・バルの怒りは凄まじかった。彼はギル・ヴァ・デールを滅ぼすことで、レッドパクトへの裏切りに報いるだろう…
でもそれは、また別の機会に。ありがとう!
ノリヨン
皆知っている。モラグ・バルがどうやって、ギル・ヴァ・デールを破滅させたのかをな
だが企みの神を止めたのがシルヴェナールだというのは、あまり知られていない!
シルヴェナールはモラグ・バルの弱点を知っていた… 完璧に調律されたリュートの響きだ
そこで彼はデイドラ公をコールドハーバーへ送り返すため、ヴァレンウッド最高のリュート奏者に呼びかけた
そして、エメラルドの〈紡ぎ手〉アゴンは、ノルドのグレートソードのように象牙のリュートを肩にかけ、ギル・ヴァ・デールの遺跡に飛び込んでいった
最初の音が破壊された街に鳴り響いた時、企みの神はワイヤーを巻いた拳で住民を貫くことをやめた
次の音は荒廃した街に吸血鬼の始祖を生んだ。彼はうっとりした様子でアゴンの上を漂っていた
だが最後の音が響き渡ると、残虐の王の瞳から一粒の涙が零れおちた。「今日、君は私が破壊できない美しさを分け与えてくれた」
アゴンがなんと答えたか、知る余地はない。デイドラ公の涙が彼の上に落ちた時、瞬時に彼を溶かしてしまったのだ。モラグ・バルが去った後、シルヴェナールは彼の遺体を集めた
エメラルドの〈紡ぎ手〉アゴンと象牙のリュートは、カモラン王家の始祖、エピラー王が植樹した最初のグラー・オークの下に埋められている…
でもそれは、また別の機会に。ありがとう!
ノリヨン
皆は偉大なるエピラー王について知っていると思う。ヴァレンウッドの最初の王であり、カモラン王朝の始祖だ… 皆におなじみの話だ
だがエピラー王の即位について語られることはない。彼の人生はヴァレン平原の牛飼いとして始まった。そう、平原だ! その頃、タムリエルはどこまでも広がる草原だった
ある日、若きエピラーはある商人と彼女の母親に出会う。商人の美しさに魅了され、その心を得る方法を尋ねた
「木々がヴァレン平原を埋め尽くし、森があなたに王位を授ける時… その時のみ娘との婚姻を認めましょう!」商人の母親は呟いた
エピラーは一瞬考え、うなずき、母親と握手すると、商人の持っていた全てのドングリを購入した
牛飼いのエピラーはヴァレン平原を旅した。彼の牛たちが食事のために立ち止まるたび、彼はドングリを掘り返した土に植えた。行き着く先々で植えた
グラー・オークはすぐにヴァレン平原から芽を出した。彼はそのドングリを集めて、また旅をし、そしてまた植えた。すると、ヴァレン平原はヴァレンウッドになった
彼が旅をするところには、グラー・オークが育つ。スプリガンはエピラーを強力な魔術師だと思い、探しだし、その前にひざまづいた
「偉大なるエピラーよ。このような恵みを与えてくれた人に、どのように感謝したらいいのか?」エピラーはすぐに答えた。「王位をもって感謝せよ」と
そうしてエピラー王は商人であるカモランの手を勝ち取った。スプリガンの愛情が、グリーンパクトの基礎を作ったんだ…
でもそれは、また別の機会に。ありがとう!
コルナル
マッドクラブの目が見つかるといいな!
時間がある時で大丈夫だ。こいつは別段、魅力的な依頼じゃないって分かってるからさ
[1 - これがマッドクラブの目だ]
見てくれ! この匂いだけでもう元気を取り戻したかのようだ。これを使って小さな友人たちのやる気を取り戻せるかどうか、確かめてみようじゃないか
コルナル
コルナルだ。バグ・ラングラーと呼ばれている。どういう意味かって? 恐らくここの小さな友人たちが教えてくれるだろう。さあ… 周辺を防衛してくれ!
配置に戻れ!引っかき回せ!
さあ、ものども… 侵略者を囲め!
冗談だよ、皆さん! 彼らは本当に無害さ… 君が草の葉でない限りはね。ペット達よ。回れ右!
これが我々のショーだよ、皆さん! 小さな友人は次の公演の前に、ちょっとした休みが必要だ。どうか、サランデルのカーニバルの残りを楽しんでくれ!
サランデル
あの列が見える? オーリドンよりたくさんお客が来てるわ!
[1 - これからどうする?]
心ゆくまで演じましょう! むさ苦しい政治家よりも、サマーセット諸島の魅力についてウッドエルフに伝えられるでしょう
好きなときに戻ってきて。リクエストが十分あれば、新たに演じるわよ!
あなたの助けがなければ、幸せなお客様はここにいなかったでしょう。今という暗い時代に、あなたは世界にほのかな光をもたらしてくれた