2016年10月17日月曜日
カーニバルの難題 1
アンガマル
仕事を探している。運送屋を必要としている人を知らないか? テントを解体してまとめたり、荷ほどきして張る場所まで運搬するのがすごく得意なんだ
それからカーニバルの話はするな。もう関係ないからな
[1 - カーニバル? どういう意味だ?]
エルデンルートの近くのカーニバルで働いている。悪い仕事ではないが、オーナーのサランデル? 彼女が何をしているか分からない
はるばるサマーセット諸島から来たのに、今のところ、何も芸を見せられない
[何か問題が? ]
詳細は知らない
ほら、サランデルが身の上を教えてくれるかもしれない。私? あの仕事はやめた
[ありがとう、やってみるかも知れない]
サランデル
どうか私どもの見世物を楽しんでください。ただ、本当に申し訳ないのですが、今はごく一部しか行っておりません
[1 - 何か問題が?]
出演者達にここへ来るように言ったの。ハイエルフの文化をこの土地に広めるために。サマーセットの一部分をグラーウッドに持ってくるわけ。分かる?
でも調教された虫は病気だし、手品師の道具は失くなるし、語り部の物語はつまらなかったの!
[1 - 何かできることはないか?]
誰もこういう問題を解決できるほどこの地域を良く知らないのよ。今や占い師しかいないカーニバルなの。全く
見世物を上演する手伝いをしてくれる人には、サマーセット文化推進委員会から提供されたお金を喜んで払うわ
[1 - 何とかやってみよう]
問題については、出演者から直接聞いて。コルナルは虫の調教師、ノリヨンは語り部、そして偉大なるヴィンダレは… ええそう、彼女はまさに偉大な存在よ。そう表現しないといけないの。彼女との契約に入ってるから
[1 - 彼らに何が必要か聞こう]
偉大なるヴィンダレ
偉大なるヴィンダレを見るためだけに、遠くから旅してきてないことを願うわ。今は公演をやっていないのよ
私の魔法が観客の前では安全に使えないの。えっと、星が一直線に並んでいないのよ
[1 - 問題について話すべきだとサランデルに言われた]
あら、そうなの? どうしてこの人里離れた僻地に来ることで、売上が十倍になると見込めたのかどうか言ってた?
どうやって物資を発送するかは、問題じゃないって言ってた?
[1 - 物資を発送するのに問題が?]
発送はうまくいったわ。失敗したのは配達の方
持ち物は問題なくヘヴンの港に着いた。でも街中の最近の問題のせいで、誰もいつ配達が再開されるか分からないの
[1 - それじゃ、物資はヘヴンの港に残っているのか?]
知っている限りではそうね。港のとっても素敵なトランクに入ってる。マティースンの画家にその絵を描かせたりしたのよ
でも海賊の攻撃があるからね。いつヘヴンが未送付の積荷を配達できるくらい安定するのか、誰にも分からないわ
[1 - もしトランクを取り戻したらどうする?]
あの重い怪物をここまで運んでなんて頼めない。三倍に強化された鋼で、1インチの厚みがある鉛の内装。競合相手が嗅ぎ回らないようにするためのものよ
必要なのは中の物資だけなの。もちろん、もし問題がなければだけど
[1 - 問題はないよ。物資を取り戻してくる]
ノリヨン
すまない。だが話すことはない
[1 - 問題があるとサランデルが言っていたが]
それこそ私の問題なんだ。あの連中には文字通り、言うことはない!
はるか昔のハイエルフ達の功業についての話… この職業の最初のルールは聞き手を知ることだ。そしてグラーウッドはそんな話をするべき場所じゃない!
[1 - どんな話をするつもりだった?]
酒場や蔵書庫でウッドエルフの話を探し出そうと思っていたが、グラーウッドに着いてから数えきれないほどの問題を耳にした。虫の教団、海賊、ウッドエルフの反乱… みんな同じだ。私はカーニバルの安全を守ることを選んだ
[1 - 離れられないなら、どうやって話を探す?]
ウッドエルフが自分達の話について書くことはまれだが、学者グラウロリンに尋ねるべきだと聞いた。エルデンルートの魔術師ギルドにいるそうだ
そちらに向かうのなら、本を探してくれないか? 古アカヴィリ語で書いてあっても構わない。問題ではないからな! 何だって役に立つさ
[1 - エルデンルートで何が見つかるか確かめる]
学者グラウロリン
やあ、いらっしゃい
[1 - ウッドエルフの民間伝承に関する本を探している]
ふむ。我々は大抵、そういうことは書き留めるよりは〈紡ぎ手〉に共有させるからな
持ってはいるが、まさかアカヴィリの密偵による我々の遺産に関する記述を欲しがるとも思えない。〈文化的潜入文書〉。完全なるゴミだ
[1 - それを持っていきたい]
本当に? アカヴィリ語が読めるのか?
問題はない。歓迎だよ。ええと、どこかその辺に一冊ある。ちょっと待ってくれ
[1 - 分かった]
その本は何冊も写本があるから、いつまででも持っているといい。残念ながら翻訳版はひとつも無いがね!
コルナル
見てくれよ。手足はのろいし、甲殻は恐ろしくくすんでる。さなぎの頃からショークを育てているなら、元気が無いと悩む所だよ
[1 - 虫に何か問題があるのか?]
地元の草に馴染めずにいるから、全て干し草の食事を与えているんだ。それに気候だよ、サマーセットの慣れた気候よりも湿度が高いんだ。上手い事言うなら、ホームシックって事だよ
[1 - 何か助けになることはあるか?]
もっと小さかった頃は、マッドクラブの目の目を潰してペーストにして、ごちそうとして与えたんだ。それでまた元気づけることができると思う
でも誰もマッドクラブの目の目を売っていないし、岸を探しに行っている間、元気を失っていくショークを放っておくわけにはいかないんだよ
[1 - マッドクラブの目を持ってきたらどうする?]
永遠に恩に切るよ。頼めるなら、一ダースもありゃ十分行き渡ると思う
もらった時に多少潰れていても気にしないよ。仕事が少し減っていいものさ!