ギシリル : 助けて! ねえ、助けてよ! ここから出して!
ギシリル
兵士が… いたるところに兵士がいる! 彼らは私達の神聖な場所を奴隷のキャンプに変えたわ!
出られるうちに、ここから出なさい!
[1 - 何の兵だ?]
ドミニオンの兵士達よ! 率いているのは、コルマウントのジェイド・ブッチャーことエンダーレ将軍!
私達に強制的に穴を掘らさせ、土をどけさせた。この地面深くに眠っている何かを探してる
[彼らの望みが何か知っているか? ]
兵士の一人は〈ラジーンのマント〉と呼んでいたわ
友人のブレロルは本当に心配そうだった。エルデンルートへ行き、魔術師ギルドに警告するよう頼まれたの。あれほど心配そうな彼を見るのは初めてよ!
[ブレロルと話し、現状を確認する ]
ブレロルは光る石のそばにいる。気をつけて!
ブレロル
巡礼者ではないな? それなら、力になってもらえるかも知れない
エンダーレ将軍が、ラジーンのマントを求めてこの場所を探し回っているんだ。だが、遺物を彼女に渡してはならない。彼女は脅威を分かっていないか、もしくはその脅威が彼女には通じないと考えている
[1 - どうしてエンダーレ将軍に見つけさせたくなかった?]
悪用が心配でな。正しく扱う準備ができていない限り、このような遺物は… 蝕むのだ
エンダーレ将軍に自分で話すつもりだったが、彼女の意図が信用できない。この巡礼者たちの扱いを見た後ではな
[1 - アイレン女王は承認式のためにラジーンのマントを必要としている]
では彼女は運がいい! 俺は魔術師ギルドに入る前は八大神に仕えていた。ラジーンのマントのような遺物を、安全に移動させる方法を知っている。エンダーレ将軍より前に、それを見つけなければな
[1 - どこから探すべきだ?]
ファリネスティの信者はウェルキンド石が彷徨う都市の記憶を持っていると信じている。前に兵士がその石のことを話しているのを聞いた
俺がフロスト・トロールのそばを通り抜けられれば、その石が持つラジーンのマントの情報が分かる
[1 - ラジーンのマントと呼ぶならラジーンのことは知っているのか?]
ラジーンはカジートの詐欺の神、盗賊と詐欺師に崇拝されている。カジートはラジーンの一番大きないたずら話を語り合う。彼のセブンシャドウは、タムリエル中で仕事をしていると言われている
[1 - セブンシャドウ?]
ああ、シャドウのそれぞれがラジーンの異なる人格と力を反映する。これは単なる例えだ。実際には生きた影かもしれないし、全く別の何かかも知れない
[1 - ラジーンのマントはどう彷徨う都市と繋がるんだ?]
考えはある… だが確信を得るまでは、推論は無用だ。おそらくウェルキンド石から色々明らかになるだろう
[1 - エンダーレ将軍について教えてくれ]
高名な、もしくは悪名高きハイエルフの将軍だ… 尋ねる相手によって変わる。彼女のヒスイの竜騎兵はかなり尊敬されているが、彼女自身には良くない評判がある。最後に聞いた時、彼女はヘヴンにいた
[1 - どうしてエンダーレ将軍はラジーンのマントを探している?]
かなりいい質問だな。そこから他の疑問も湧くぞ
ラジーンのマントはカジートの伝説だ。彼女はなぜウッドエルフの王の治めるグラーウッドでそれを探すのか? 何がファリネスティの冬の地へそれをもたらしたのか?
[1 - どうしてフロスト・トロールを恐れている?]
人の背丈と同じくらいの腕、底なしの空腹、一噛みで馬の脚を砕く顎。どうしてフロスト・トロールを恐れるのかって? では聞くが、なぜ恐れない?
ニレナルス
ウッドエルフの指導者たちは、かつてファリネスティの一番高い枝に玉座をすえていた。カモラン・アエラダン王は何か隠してるんじゃないかって疑ってる
ファリネスティが海の中を進めるって信じてるの。シーエルフのいとこたちが、故郷の島に盗んでいったとしたらどう? なるほどって思わない?
ファリネスティがオブリビオンに奪われたなんて考えてないわよね? デイドラ公が、あんなに美しいものを… 考えるだけでゾッとするわ!
ミンゴノル
ファリネスティは戻るだろう。愚か者は街が存在しなかったと主張するだろうが、それはウッドエルフの大嘘さ。この遺跡が十分な証拠だ
ファリネスティはもちろん、ある種の理想だ。ひょっとしたら、イフレによって世界のどこかに置かれ、それから後にイフレによって取り除かれたのかもな?なんで神はそんなことをするんだろうな? 素朴さの価値を教えるためか。憧れと言う概念を教えるためなのかな
ファリネスティがどこにあるかって? 別の領域だろう。そう信じてる。もし彷徨う都市が、遠くアカヴィリを侵略するドミニオンの最前線に立てたらって考えてみてくれ!そんなことが起こり得るんだ。そうだろ?
エンギロス
ファリネスティが燃やされたとしたら? その考えはぞっとするな。グラー・オークにそんな破滅的な運命が待っているとは
ファリネスティがイフレによってこの世界から奪われたのははっきりしている。だが、どこへ? イフレが故郷と呼ぶ世界はなんだ?アルテウムにいる仲間に手紙を書かなくては。この問題に関して何か思いつくかもしれない
聞いたことのある最も強力な説はマグナスが星々に盗み去ったというものだ。すべて間違っている。タイミングも、状況も。まったくもって馬鹿げてる!
ブレロル : この石が何を示しているか、見てみよう
ナイルメ : 何者なの? この家に何をしに来たの?
ラジーンの影 : 心泥棒だ。彷徨う都市から、あなたの心を盗みにきた
ナイルメ : 私の心を盗むよりその腰を鎮める方が先ね。矢が震えているわ
ラジーンの影 : そんな卑しい口ならどこでも食事ができるな… 私たちの共通点だ。どんな奉仕を皿に乗せられるかな!
ナイルメ : 私は夫のいる身だから、あなたは飢えるのよ。ひとりで楽しもうと思わない限りね
ブレロル
エンダーレ将軍が古代の晩餐への招待に興味があるはずはない。違う、これにはもっと別の意味があるんだ。もう一つのウェルキンド石を見つけて、真相を探ろう
ラジーンの影 : 一言どうぞ、レディ・ナイルメ。私のベッドで眠っていいんだよ
ナイルメ : この悪党! 私を奪うというのね? 夫から、故郷と呼べるこの街から
ラジーンの影 : あなたの眠りを盗んで、旦那さんに与えただけだ。彼の油断が、愛することを難しくしてしまったね
ナイルメ : あなたのような怪物に何がわかるの? あなたは愛を持っていないし、私を奪うこともできない!
ラジーンの影 : 空々しい主張だな。あなたを夫と家から盗むまで、どれほどかかるか見せてもらおう
ブレロル
ナイルメとは誰なんだ? 本当にラジーンの影だったのか? 彼はむしろ彼女に夢中だったように見えたが。この真相を探らないとな
ラジーンの影 : こっちに来るんだ。可愛い雪鳥
ナイルメ : いったい何をしたの? ここはどこ?
ラジーンの影 : この地下室? 貴重な宝を保管するものだ。彷徨う都市の地下深くに。あらゆる干渉から、あなたを守るために…
ナイルメ : なぜ、こんなことをしたの? あなたの心はこの部屋のように冷たいの?
ラジーンの影 : 心が冷たいのだ。ラジーンの影のためにその心を温めれば、牢獄は開かれるだろう
ナイルメ : 絶対に嫌! あなたに心惹かれるくらいなら、心を凍らせるほうがマシよ!
ラジーンの影 : 好きにすればいい。地下室には永遠にその凍った心が閉じ込められる! 私に与えた恥を隠すために、マントを置いていく。さようなら
ブレロル : 今では、ファリネスティの信者が発掘を強いられている理由を知っている。この件を話そう
ブレロル
エンダーレ将軍はラジーンのマントがファリネスティの冬の地の真下で見つかると確信していた。彼女はファリネスティの信者にあの氷の部屋を発掘させていた。どうやら見つけたようだな
これでフロスト・トロールの件の説明がついた
[1 - ラジーンのマントをどうやってエンダーレ将軍より先に見つけるんだ?]
おそらくシルトルが手伝ってくれる。ファリネスティの信者は他人には動かされないが、兵士が来てから彼は信者を落ち着かせるために動いていた。彼なら場所を知っているかもしれない
[1 - シルトルをどこで探す?]
最後に見た時は、採掘場近くのキャンプにいた。ほとんどがファリネスティの信者で、後は兵士が少しだ。その場所は避けた方がいい。フロスト・トロールがいるからな
[1 - ファリネスティの信者について教えてくれないか?]
彼らは平和的だ。ほとんどが、自分の信仰でいつか消えた彷徨う都市を引き戻すと信じている
[1 - どうやってそれを?]
連中に、自分達の間違いを説明するよう頼んだ方がいい
それから、宗教体験とは捉えていない者もいる。中にはファリネスティを称える祭りを開くため、毎年の巡礼を利用している者もな。どんな口実でも祝宴があればいい