2016年10月10日月曜日

目覚める闇



ハイオーディネーター・ダニス
手を止めて我が言葉を聞くがいい。ドミニオン、パクト、カバナント… 周りの世界に火が付いているという時に、お前たちはまるでビー玉を巡って争う子供のようだ
 [1 - どういう意味だ? あなたは誰だ?]

私は、聖なる女神アルマレクシアの誰よりも忠実なしもべだ。夢で見たとおり、彼女の聖なる予言が、お前の来訪を予見していた
私達には共通の敵がいる。だからといって友人にはなれないが、味方にはなれる
[共通の敵?  ]      
企みのデイドラ公にして、魂の収穫者だ。その名を呼ぶのを強要しないでくれ
彼のダークアンカーの一つは、かつてギル・ヴァ・デールの街があった遺跡に築かれている。街を破壊した奴らは行方知れずだ。奴らを見つけなければならない
[彼らがモラグ・バルと対立しているなら、彼らを探すのを手伝おう ]  
よろしい。タムリエルのために個々の相違は脇に置くとしよう
ここで何が起きているか知る必要がある。ダークアンカーを破壊しに派遣された集団の生き残りが一番詳しいだろう。手分けして探そう
 [1 - アルマレクシアのことを詳しく教えてくれ]
彼女は我々の慈悲深い治癒の母、モロウウィンドのトリビュナルの神聖なる女神だ。私は彼女に仕えることを誓った。勢いを増す戦争で忙しくても、彼女の慈悲の心は全ての者へと広がり卑劣な企みのデイドラ公までも包み込んでいる
 [1 - 探すために彼女がよこしたと言ったな。そんなことができるのか?]
我が女神は多くの才能を持っているが、特に注目すべきは未来を見る力だ。彼女には見えた。ここで起こることの命運をお前が握っていて、企みのデイドラ公に対するお前の憎しみは、彼女と同じくらい深く燃えていると
 [1 - 見つけようとしているのは誰だ?]
アルマレクシアが私を助けるために創設した同盟だ。魂の収穫者に対抗するため、タムリエル中の戦士ギルドから精鋭を集めた。全員がダークアンカーを破壊した経験を持つ。だからこそ彼らが消えたことは大きな問題なのだ
 [1 - ギル・ヴァ・デールについて教えてくれないか?]
たぶん酒場で歌を聞いたことがあるだろう。〈ああ、ギル・ヴァ・デールよ、お前の名前は私の唇に悲しみをもたらす〉。かつて、生命力と音楽で溢れた豊かなウッドエルフの街がこの場所に抱かれていた。彼が来るまでは
 [1 - 誰だ?]
魂の収穫者が彼ら全員の命を奪った。魂を一つ残らず全て刈り取った。アルマレクシアの目の前で恐怖の光景が展開していったが、彼女は何もできなかった
彼女の記憶は長く続き、慈悲の心は太陽のように燃えている。彼女はダークアンカーを破壊するために我々をここへ送ったのだ

ハイオーディネーター・ダニス : もし我々が別れて違うエリアを調査すれば、彼らを見つけやすくなるだろう。また後で会おう


ハイオーディネーター・ダニス : メヴァ! 大丈夫か?

メヴァ・ネレニム
お願い、ここから出して。彼らが他の人達に何をしたか見たの。死よりもひどい運命よ
 [1 - ここで何が起こった?]
空洞の木の真下、ギル・ヴァ・デールの中心で我々は虫の教団の信者たちと戦ったの
ダークアンカーは大勢のデイドラとともに、我々の前に巨大な姿を現した。何度も見たことのある光景よ。でも、何かが違うと気付くのにそう時間は掛からなかったわ
 [1 - 何?]
身体が動かせなかった。何をしてもダメだった。その場にいた全員が、背筋に悪寒を感じたわ。彼の存在よ。昔彼がギル・ヴァ・デールの魂を刈り取った時からのね。それがどういうわけか、ダークアンカーを強化しているのよ
 [1 - じゃあどうやってアンカーを破壊する?]
地中に植え付けられた邪悪な装置があるの。虫の教団の信者は、それを混沌の牙と呼ぶわ。モラグ・バルの魔力の残滓を、アンカーに注ぎ込んでいるようなの。アリスが一つ破壊しようとしたけど、攻撃した瞬間に彼は死んだわ
 [1 - じゃあどうすればそれらを破壊できるっていうんだ?]
分からないわ! 定命の武器が役に立たず、最も破壊的な魔法さえ失敗するなら、企みのデイドラ公を前にして、どんな希望を抱けと言うの?

ハイオーディネーター・ダニス : 心配ない、メヴァ。ここを離れて安全な場所で会おう
メヴァ・ネレニム : 馬鹿馬鹿しい。あなたたちがダークアンカーを破壊しなければ、他の者達の死が無駄になるわ
ハイオーディネーター・ダニス :メヴァの牙の説明でアイデアが浮かんだ

ハイオーディネーター・ダニス
もちろん、牙だ! これで全てがつながった。神聖なアルマレクシアは、企みのデイドラ公がその牙をギル・ヴァ・デールの地に沈める、という幻視を得たのだ
幻視の中であのお方が見た牙は、メヴァが言った装置に違いない
 [1 - 彼女はそれらをどうやって破壊するのかを見たのか?]
女神が泣いているところを見たことがあるか? あれを見るのは本当に辛い… 完璧な顔立ちが、溢れる涙で台無しになってしまうんだ。ギル・ヴァ・デールのために流されたアルマレクシアの涙は美しい宝石になった。魂の収穫者に向けた彼女の激しい怒りで満ちた宝石だ
 [1 - この話のポイントは何だ?]
女神は目的もなく苦しまない。その宝石は混沌の牙を破壊できる
神聖なアルマレクシアは、定命の者が扱おうとすると、彼女の激しい怒りによって破壊されてしまうと私に警告した。彼女は魂がなく、死ぬこともない者を待つように言った。お前だ
 [1 - 何をしなければならない?]
〈アルマレクシアの涙〉を持って、虫の教団信者を倒せ。
彼らの血は彼女の激しい怒りを呼び覚ます。私の女神の激しい怒りが宝石から解放されれば、それに耐えられるものはないだろう。混沌の牙さえも。それを見届けるためには私はお前の側に残る

メヴァ・ネレニム : 自分で岸まで行けるわ。あなたが一緒だと面倒なことになりそうだもの
ハイオーディネーター・ダニス : いいだろう。行こう




ハイオーディネーター・ダニス : アンカーといえど、牙が無ければもろいものだ。悪しき怪物どもをこの世界から駆逐してやろう!



ハイオーディネーター・ダニス
ことは終わった。魂の収穫者の力は大地より遠ざかりつつある。これから先、この地が永遠に損なわれたままである可能性は高いがな
 [1 - 虫の教団はこの場所を奪還しようとしない?]
彼らも抵抗はするだろうが、コールドハーバーとのリンクやデイドラがなければ、残りの〈虫の教団〉を倒すのは簡単な仕事だ。混沌の牙を使って企まれたことに対して、ドミニオンに警告するつもりだ。同じ真似を繰り返させてはならない  

ハイオーディネーター・ダニス
ここで何が起こったか、ドミニオンに伝えなければ
アルマレクシアはお前に凄いものを見ているようだ。良いのか悪いのかは言えないが。手伝ってくれてありがとう。もしもう一度会えるなら、その時も味方でありたいと願っているよ