エロンドレ
サマーセットからきたアルトマーの調査員が、ここのボズマーはさまよえる王と呼ばれる神を崇拝していると教えてくれたわ。彼女はこのさまよえる王が実在するのか、あるいは本当に神なのかを調査するために危険な森に入った。なんて勇敢な少女かしら
ハザジ :ハザジがお前のことを食べられたなら。なぜ踊っている?ドミニオンに加わるのか、加わらないのか?
ハザジ
暗き月め! ここのおかしなボズマーたちは理解不能だ! ハザジはアイレン女王と協議して、彼らの不満を聞くためにやって来た。彼らがやっていることといったら、ダンスとおふざけだけ!
ハザジが来てから間もないのに、もうこの村が嫌いになった
[1 - ラズム・ダーに頼まれて、交渉の手助けにきた]
何の交渉だ? このバカバカしいエルフたちは、ちっとも口を開かない。奴らは〈さまよえる王〉とやらにしか答えられないそうだ。それが誰なのかって? 知ったことか。あいつらは質問に答えるよりも、ハザジの尻尾を引っ張りたいらしい
不公平な話だ。ハザジはいつも、一番損な役まわりさ
[1 - 自分が、直接彼らと話した方がいいのかもしれない]
それはいいアイデアだ。うまいことブランブルブリーチを説得できたら、お前を尊敬するよ
無駄だとは思うが、できれば樹の従士と話すといい。ハザジより運が良いといいな!
樹の従士ニリエル
また観光客? ヴァレンウッドのこの地域にこんなに人が来るなんて珍しいわね。知ってた? マーブルクの新しいピカピカの壁の後ろの方が安全よ
カモラン王でさえも、さまよえる王の宮廷に足を踏み入れるのをためらうくらい
[1 - ドミニオンを代表して交渉をしにきた]
交渉? 何についての? ああ、そうか。あなた方の女王に頭を下げて、忠誠を誓えっていうことね、あなた方の… 何て言ったかしら… 〈アルドメリ・ドミニオン〉に
なるほどね。問題は、私たちの忠誠はさまよえる王のためにあって、しかも彼はあなた方のドミニオンのことなんぞ気にも留めていないってことよ
[1 - さまよえる王と話すことはできるか?]
あーら! いいわよ、私のかばんの中から出して差し上げます!
…あなた、何もわかっていないのね。さまよえる王は森の全てを管理している! こういうくだらないおしゃべりをしている時間はないの。存在するかどうかすら疑われているのを知らないの?
[1 - あなたはさまよえる王と話したことがあるのか?]
直接はないけど、さまよえる王が存在するってことは疑っていないわ。彼は小川のせせらぎや、木のざわめきを通じて、私に語りかけてくるもの
謁見を要請するボズマーもいるけど、私には必要ないわ。私が知る必要のあることは、全て伝えてもらっているから
[1 - 謁見を要請できるのか?]
うーん。教えてあげることはできるけど、あなたが信用できるってどうしてわかるのかしら? あなたは私たちに敵を共有して欲しいんでしょうけど、私たちの敵を共有する意思は、あなたにある?
ウッドオークどもは私たちの悩みの種で、なかなかいなくならない。あいつらを追い払うのを手伝ってくれたら、あなたが知りたがっていることを教えてあげるわよ
[1 - どうやって連中を追い出す?]
ラーチャーを使うの。村にある輝きの木から種を取って、オークどものキャンプに植えてきて。数分もすれば、ラーチャーたちが生えてきて復讐を果たしてくれるわ
でも、オークの首領はそう簡単に降伏しないでしょうね。殺してしまいなさい。残りはラーチャーたちに任せればいいわ
[1 - 分かった。それなら何とかなりそうだ]
オークと決着をつけるまではここに戻ってこなくていいのよ。やらなきゃいけない大事な仕事があるんだから
[1 - それで、その種が実際どうなるんだ?]
そうね、種を泥炭にまいたら、それは花となり、その後しばらくすると花はラーチャーになる
もっと欲しかったら、さまよえる王に直接頼めばいいわ… 謁見したときにね…
[1 - そのラーチャーは一体何なんだ?]
さまよえる王からの贈り物。森の天然のエネルギーの化身よ。彼らが森を守っているの
あまり賢くはない。オークを襲わせるのは無理だけど、もしオークの野営地に真っすぐ伸びていったら、何をすべきかは分かるでしょうね
アラニアス : あの樹の従士、信じられる?
アラニアス
樹の従士はあなたにも失礼な態度だった? どうしたらさまよえる王に会えるか聞いただけなのに、彼女ったら、私が彼女の子供を殺そうとでもしたかのような反応だったの
あなたへの対応は違った?
[1 - 彼女はウッドオークを追い払う手助けを頼んできた]
そうなの? それはおかしいわ… だってアンドゥルと私はオークを追い払ってあげるって言ったのに、彼女は断ったのよ!
どうなってるんだろう。これはボズマー流の手の込んだ策略なんじゃないかって気がしてきた。私たちが見てないところで、村の全員が私たちを笑ってるんじゃないかしら
[1 - さまよえる王は存在しないと思うのか?]
そうは言ってない。ヴァレンウッドのこの区域には、間違いなく何か特殊な魔法の力があるもの
私に分からないのは、誰がさまよえる王に謁見できて誰ができないのか、どういう論理で樹の従士が決めてるのかってことよ
[1 - どうしてさまよえる王に謁見したい?]
あら! 私はアラニアス。〈緑のスプリガン、ボズマー原始社会における物語と神話〉っていう私の本、読んだことない? ないか、ないわよね
とにかく、アンドゥルと私は学問的探求のために来たの。さまよえる王というのが、本当に人々が言うように強力な存在なのかどうかを知るためにね
[1 - じゃあ、これからどうする?]
自分の力で森の奥深くまで進んでいくしかない。たぶん迷ったらゆっくりと苦しんで死ぬことになるだろうけど、そのくらいの危険は冒さなくちゃ
でもあなたがウッドオークを追っているなら、ちょっと楽になるかもしれない方法を知ってるわ
[1 - 例えば?]
もし望むならだけど、コロッピの木のエキスを取って。それを体中に塗れば、フォレスト・モスが群がってきて姿を隠してくれる。ウッドオークどもにはまったく見えなくなるはずよ
[1 - ありがとう]
あ! もう一つ、アンドゥルはオークのキャンプを、かなり広い範囲まで探し回ってた。彼に聞けば、役に立つ意見がもらえるかも
ウッドオークに気をつけて… 油断ならない樹の従士にも。さまよえる王を見つけた時、私たちはまた会えるかもしれない
[1 - さまよえる王について知っていることは?]
事実よりも噂のほうが多いわ
彼は人間だと言う人もいれば、霊魂で、森の化身だと言う人もいる。でも私が一番面白いと思ったのは、彼がこの森全体を形作っているっていう噂ね。だとしたらすごいことよ!
[1 - どこの出身なんだ?]
私? 私はサマーセット諸島の中の、シラタルって小さな島で生まれたの。かなり人里離れた場所よ。あそこで育ったことが、自然の魔法について私が興味を持つようになった最初ね。だけど… 何ていうか、とても寂しい場所よ
[2 - アンドゥルは本当に学者なのか?]
いいえ! もちろん嘘よ。彼がここにいるのは、主に私の護衛として
ここは危険な場所だって注意されたし。もし噂の通りに、〈さまよえる王〉が何をするか分からない奴だとしたら… まあ、気をつけて損はないわ
アンドゥル
ウッドオークの観察をして弱点を見定めるために何時間も費やしたよ
一言でいうと、彼らの強さは数だ。キャンプ全体を一度に相手しなければ問題ないだろう。特に気を付けておかなきゃいけないのは首領だ
[1 - 首領の何がそんなに手ごわいんだ?]
傷跡から判断すると、彼は多くの戦いを経験していて、殴られ方を知っている。簡単に倒れるとは思うな。彼のそばから絶対に離れない呪術師もいる。私なら、まず先に呪術師を殺すね。幸運を祈る