2016年10月10日月曜日

騒々しい死者 1


ヴァラリル
下がれ。この先にあるのは死だけだ。影が地面から沸き上がり、我々に襲いかかった
多くの人が死んだよ
 [1 - 何があった?]

魔術師ギルドだ。彼らはアーティファクトを求めてこの遺跡を発掘していた。だが何かを目覚めさせてしまった。まだ数人、中に取り残されている。何もしなければ彼らは終わりだ。だが私は血を失いすぎた
[ここにいろ。侍者を助けてくる ]      
ここに留まり、テラカルの納骨堂の納骨堂に近づかないよう旅人に警告しよう。心配いらない。大丈夫だから


<この男は魔術師ギルドの侍者の制服を着ている。彼の顔は恐怖と痛みに支配されている。死んでいるが、それは予想外で不快であったのだ>



ケルメンド : ついてこい、早く! 奴らが戻る前に!

ケルメンド
研究だよ。望みは研究することだけだ! なぜいつも生死に関わる状況に陥るんだ?
アンデウェンが呪われているのか、私が呪われているのか。影が地面から現れた? 次は何だ、発情期のトロールか?
 [1 - 何があったのか教えてくれ]
アーティファクトを掘り起こしているとドミニオンの兵士達が現れて、見つけた物をすべて出すように言われた
アンデウェンは持っているものを見せたが、ウリエン副隊長にもっと手を早めろと強く言われたんだ。手続きに従わなければ、安全もない!
 [1 - なぜ?]
さあな。魔術師ギルドの手順には意味ってものがある!
兵士は聞かなかったが。骨でできた古代の笏を見つけた。だがアーティファクトをちゃんと収納する前に、バカな兵士の一人が掴みやがった
 [1 - その時に影が現れた?]
その通りだ。お前がいなかったら、私は彼らの仲間入りだったな
私はベースキャンプに向かう。この面倒に手を貸せるならアンデウェンと話した方がいい。お前はウリエン副隊長よりは断然マシだからな!
 [1 - 覚えておく]


ウリエン副隊長
我々に下された命令は、魔術師ギルドの発掘を護衛すること。だから自分の身は自分で守ってね。みんなあちこちに散ってて、このキャンプを守ること以外は何もできないの
 [1 - お前に命令しているのは誰だ?]
エンダーレ将軍。ヒスイの竜騎兵の指揮官よ。彼女は、ヘヴンにある駐屯地から直接私達をここに派遣したの
 [1 - ヘヴンは海賊に乗っ取られた]
何ですって? あり得ない!いつの話?
 [1 - ヒスイの竜騎兵がヘヴンを出た後すぐだ]
野営地を引き払う命令は受けてない。命令は、ここで魔術師ギルドの発掘を手伝って、次の命令を待つことだった
でも、それが事実なら… 何か街を発つべき理由があったに違いない。エンダーレ将軍は理由もなしに動かないわ
 [1 - なぜエンダーレ将軍はお前をここに送ったんだ?]
遺物を手に入れることは、ドミニオンにとって大変重要だと言っていた
質問はしなかったけど、エルデンルートと何か関係があるんじゃないかと思う。あそこでは政治的な何かが起こってる。将軍はそこで優位に立ちたいのよ


アンデウェン
部下を助けてくれて感謝してる。みんな、何の備えもしていなかったの。ケラーメンドが無事でほっとした。でも、そう言ってたって彼には言わないでね
 [1 - あなたが芸術品を見つけたとケラーメンドが教えてくれた]
骨の笏? そうよ。テントの外の包みに入ってる
見つけたもので注目すべきは、その骨の笏だけ。それを遺跡から持ち出して以来、苦労が絶えないの。直接危険なものではないわ。何を言いたいかというと、それを持っていることで手が腐ったりはしないってこと。少なくとも、今すぐにはね
 [1 - それは何だ?]
影すべてを呼び集める、と疑っている。制御はしていないみたい。私が確かめたわけじゃないけどね
だけど… ふむ。笏に彫られた印は、古代アイレイド語で〈青白き守衛〉を意味している。それは遺跡の中心に、その生物がいるってこと?
 [1 - 何の生物だ?]
ほとんど泣いてただけだけど、唯一、話すのを聞いた影よ。そういえば青白かった。その笏は骨格に黒曜石が組み込まれている、死霊術を制御するための古い種類のもの…
ところで、理論の証明に手を貸す気はない?
 [1 - 本当は何を考えている?]
あの影が実は青白き守衛だとしたら、骨の笏で制御できるかも知れない。他の影を動かしているとすれば、止められるかも。それに、テラカルの古代の罠を発動させたままにできない。エルデンルートが近いわけだしね
 [2 - その前に、テラカルとは誰だ?]
彼は死霊術師で、マニマルコの優れた弟子の一人だった。でも彼とその妻ヴァスタリーは、マニマルコのところから去ったのよ
 [1 - なぜ去ったんだ?]
はっきりとは分からない。色々考えられるけど、詰まるところは意見の相違ね。死霊術師の流儀に関する事だと思う
 [1 - 分かった、理論を確かめよう]
もし骨の笏が青白き守衛を制御できるなら、きっと影はおとなしくなるでしょう。そうすれば、 テラカルの納骨堂の採掘に戻れるわ

ケルメンド
魔術師ギルドは、影がこの場所に出没したという記録を持っていない。どこから来て、何を求めているんだ?エルデンルートに向かったほうがいいだろう。魔術師ギルドはこの混乱について聞きたいだろうしな


青白き守衛 : ここを去れ! 彼を起こさせはしない!骨の笏? ダメだ! 頼むから、彼を起こさないでくれ!



青白き守衛
やめてくれ! 戻さないで! 彼から永遠に逃げ出すところまで、あと一歩だったのに!
 [1 - 誰から逃げている?]
テラカルだ
ここの遺跡の中で眠るバッドマン。奴が目を覚ませば、我は永遠にここで動けなくなる。何が何でも離れないと!
 [1 - それで、魔術師ギルドの侍者を攻撃したのか?]
やってない! やったのはテラカルの召使だ。奴らは外から来た者を嫌う。テラカルが目覚めれば、奴は完全に制御される。私もだ
 [1 - なぜ信じなければならない?]
骨の笏はテラカルの怪物以上の力を持っている。私よりも。お前に嘘はつかない。それに、嘘をついてどうなる
 [1 - 何者だ?]
テラカルの犠牲者の一人だ
だが、そのままでいるつもりはない。奴が目覚める前に、私を解放してくれたら出て行く。それで奴はもう目覚めない、永遠にな!
 [1 - それならお前を解放しよう]
よし!遺跡の中へ。影に声を聞かれたくない。知っているだろうけど、奴の密偵なんだ
 [1 - 分かった、ついていこう]