ドリンゴス
素晴らしい! 私はここで永遠に文句を言い続けるんだと思っていた。忌々しい虫の教団には見る目がないらしい。よし、君のベルトに私を縛りつければ始められる。一刻の猶予もないぞ!
[1 - 何を言ってる? それにどうやって話している?]
お前はどうやって息をしてるんだ? 特に何も考えず呼吸をしているはずだ。それは私も同じだ。話すことだってそうだ。虫の教団が古い骨を掘り起すのと何ら変わらない
奴らは骨が誰の物かなんて気にしちゃいない。虫の教団はスケルトンを作り始めたぞ
[虫の教団はここでアンデッドを作っているのか? ]
そうだ! 私の骨はここに散らばっている。つまりバラバラになっているんだ!
お前が骨を組み立てる羽目になったのはこれが初めてではないだろう。だがこれが最後になることもないはずだ。私が再び歩けるようになれば、虫の教団が骨の園でやろうとしていることを明らかにできる。力を貸してくれるか?
[分かった。虫の教団から骨を取り返す ]
ドリンゴス : ああ、ここからの眺めは最高だな。景色の話だぞ。他意はないからな
ドリンゴス
他の部分を探そう! 虫の教団のキャンプを探すか、骨を落とすまでスケルトンを殴りつけるんだ
ずる賢い愚か者どもめ。ここにいるスケルトンのどれかが私の体の一部を持っているはずだ!
あれは私の大腿骨だ! いや、違うな、私の大腿骨は確か左に曲がっているはずだ。続けるぞ!
はは、くすぐったいな!
骨盤に汚れが! 虫の教団は一体何をやったんだ? シャベル代わりに使っていたのか?
ああ、これで最後だ。急げ! 地上に骨を置いてくれ。組み立ては自分でやれる
ドリンゴス
どんなにいい気分か、お前には分からないだろう! 体全体を取り戻し、自分の2本の足で歩く。とにかく足を手に入れた!
[1 - 次は何だ?]
次? ああ、虫の教団のことか! ここには置いていけない。骨を掘り出す骨を掘っているからな
[1 - なぜ彼らは穴を掘っている?]
さっぱり分からない! だから調査するんだろ? それがわれわれの仕事だ、調査をして回ること!
彼らの一番大きな発掘場所が近くにある。見逃すことはないだろう、絶対に! もし地面の穴を見逃すようなら話は別だが
[1 - 分かった、行こう]
フィルデニルみたいに逃げ出すのか? 手を貸すなんて期待するなよ。肋骨を貸そうか?それを虫の骸骨に向けてくれれば、お前と共に戦ってやろう! いや、大したことじゃない、後で感謝してくれ。
発掘現場はもうすぐ、曲がり角のあたりだ! いや、曲がり角のうちのひとつだな。時間がかかっても構わないぞ。私はもう一度歩けるだけで嬉しいんだ
[1 - 何者なんだ?]
ああ、言うほどのことはない。私は錆びた短剣のように鈍い! 私のことを話せば退屈で眠らせてしまう。それに、虫の教団が見えないか? 君もスケルトンに変えられてしまうぞ! いいコンビになりそうだな?
[1 - 死ぬ前は何者だった?]
探検家だ! 世界を見て知らない人々と会う… 最初の一歩を踏み出す時、それが人生で一番好きなんだ。だがそれも遠い昔。私は骨になってしまって、旅をするのは難しい
[1 - スケルトンになってどれくらい経つ?]
しばらくしてからはすべてが混乱してる。自分が何だったのか思い出せなくて、今考えてる。笑えるだろ
[1 - どうしてここに来るように?]
歩いた。ここに来て、素晴らしい人々のいる美しい街を見つけて住もうと決めたんだ。樹の従士はいい奴で、すぐに馴染むと言ってくれた。興奮が収まらなくて、その場で寝てしまったんだ!
[1 - 寝てしまった?]
しばらく旅を続けていた。分かるだろ? 座ってゆっくりしようとしたんだ。居眠りしたのを覚えてない
だが起きた時には街はなくて、私は土に埋まってた。100年も寝てたんだと思ってるだろ!
[1 - 街がなくなった?]
そうだ。ファリネスティは一つの場所に長く留まることはない。それを見るため、あまり歩き回らずに済むように計画を立てた。だがそこに残っていたのは地面の穴だ。多くの秘密がそこにある。君には言わなかったがな
[2 - 虫の教団に見つかった時どうして頭蓋骨を取られなかったんだ?]
取られたぞ! 私はただの話す頭蓋骨じゃないって言ったんだが、捨てられてしまった
[1 - どうして彼らは話す頭蓋骨を捨てたんだ?]
私が聞きたい! だが私を無視して話し続けた。〈炎の融合〉、〈ダークアンカー〉とか何とか
船の鍛冶屋のような口ぶりだったな。バカどもめ
ドリンゴス : ゴラディール! ゴラディール、彼らは何をやったんだ?
ゴラディール : 見て分からないのか? 奴らは私の墓地を掘り起こしたんだ!
ドリンゴス : ん? なぜだ?
ゴラディール : 根のことをしきりに聞いてきた
ドリンゴス : 根? 何でそんなことを…まさか
ゴラディール: 災難を招くことになると言ったんだが、奴らは聞いていなかったようだ。バロウボーの方に向っていった。愚か者どもが
ドリンゴス : 聞いてくれ、問題を抱えてるんだ
ゴラディール
お前はドリンゴスの友達だろう?
[1 - 私が彼を元通りにするよ]
はあ。紡ぎ手アマリエルは喜ばないだろう
[1 - 紡ぎ手アマリエル?]
とても頭がよく、ユーモアのセンスもあった。ドリンゴスのいたずらには我慢がならなかった。何年も前に、彼女が彼にうんざりして、彼をバラバラにして、骨の園にまき散らした。私は自分の樽が動くほど笑ったな
[1 - ドリンゴスについて教えてくれないか?]
我々のほとんどは自分の骨の中で寝る。しかし、ドリンゴスは大分昔に死んだエルフの骨を借りるんだ。無謀なことばかりだった。人生においてもな
[1 - 彼の本物の骨はどこに?]
ドリンゴスの本物の骨はバロウボーの根でごつごつしている。果樹園で最も古いという人もいる
彼を探してくれるか? 彼の無謀さは、ここに埋められている人たちにはよくない
[2 - 何だ?]
疲れた。すごく
[1 - 死ぬ前は何者だった?]
もっと高い
ドリンゴス
バロウボーの下にあるもののために、虫の教団はここにいるに違いない。小さな骨は十分あるから、大きなものを掘り出せるだろう。エスルインの仲間には何も言うべきじゃなかったのは知ってたんだ
[1 - 誰だって?彼に何を言った?]
虫のリーダーさ。バロウボーの下に骨を眠らせておくなんてもったいないって言ったんだ
だけど彼がバロウボーの根元を掘り返してしまったら、バロウボーが死んでしまう。そしたら巨大な虫の骸骨がどかどかと歩き回るんだろう
[2 - バロウボーとは何?]
気づかなかったか? 骨の園の真ん中にあるあの巨大な木に?近頃じゃ誰も見上げる暇すらないからな。真上に美しい景色が広がっているのに、君は土を見ている。良くあることだ
[1 - どうやったら止められる?]
[2 - バロウボーとは何?]
気づかなかったか? 骨の園の真ん中にあるあの巨大な木に?近頃じゃ誰も見上げる暇すらないからな。真上に美しい景色が広がっているのに、君は土を見ている。良くあることだ
[1 - どうやったら止められる?]
ゴラディールみたいなのがバロウボーの下で眠っている。虫の教団の望みが分かれば、助けてくれるよ!
だが紡ぎ手アマリエルの助けなしではそこまでたどり着けないんだが、彼女は私のことがあまり好きではない
だが紡ぎ手アマリエルの助けなしではそこまでたどり着けないんだが、彼女は私のことがあまり好きではない
[1 - 紡ぎ手アマリエルはどこにいる?]
彼女は頂上で骨の園を見渡しているよ。私はあなたと一緒に行くべきではないかな? いや、そんなわけがない。私を見て喜んでくれるだろう!だが、念のため君が話してくれ
紡ぎ手アマリエルが私を見たら、きっと驚くだろう! 私を再び骨の園中にまき散らすほどでなければいいんだが。きっと大丈夫だ!
[1 - バロウボーで特別なことは何だ?]
帆船ほどもある偉大なる木で特別なことといったら、その下に古代の遺骨を封印して永遠に眠らせているってことか?それ以上のことはない、と思う
[1 - なぜ遺骨が封印されたんだ?]
人々を近付けないためだ! 他にあるか? 霊魂は面倒が嫌いだ
そして遺骨がさまよい出るのを防ぐため。バロウボーは一番古い頭蓋骨のそばで育ったんだ
[1 - 頭蓋骨を見なかった]
ほら、骨の園の真ん中の大きい丘だがな? 今はあんまり頭蓋骨には見えないか。埋まってずいぶん経つからな
[1 - 誰の頭蓋骨なんだ?]
ハハ! 神であるイフレの物だと思ってる奴ばかりだ。彼の死が陸の骨格を作った。もしくは勝手にそうなったか。語る奴によって変わる
[1 - 本当にイフレの頭蓋骨なのか?]
ハハ! いいや、違う。そんな重要な人じゃない
[1 - それなら誰の頭蓋骨なんだ?]
私は、ああ、知らない。完全に忘れた。待て、聞いたか? 虫かも知れないってことだ。ハハ! ただの妄想だ
[1 - 紡ぎ手アマリエルについて教えてくれないか?]
優秀な若い女だ。規模を問わず、ここに埋められた遺骨のすべての記録を取っている。
埋まっているエルフを訪ねるのは彼女にとって重要なんだ!だから彼女は、私が私自身じゃなくて、このエルフの骨に宿ったことに腹を立てたんだ
埋まっているエルフを訪ねるのは彼女にとって重要なんだ!だから彼女は、私が私自身じゃなくて、このエルフの骨に宿ったことに腹を立てたんだ
[1 - 誰の骨に宿ってるんだ?]
知らない!ずっと昔に死んだエルフだ。戦争で勝ったか、負けたか、もしくは戦うことを拒んだか。それでどうなったかは分かるが
ドリンゴス : 紡ぎ手アマリエル! 手を貸してくれ! 緊急事態だ!
紡ぎ手アマリエル : ドリンゴス! 元の姿に戻ったの? あの虫の教団はあなたが?
ドリンゴス : そうじゃない! いや、正確に言うと違うんだ。友人を紹介させてくれ
紡ぎ手アマリエル
どうしてドリンゴスの言うことなんて聞いたの? 彼がどれだけの問題を骨の園にもたらしたか知ってる?
ごめんなさい、彼の強烈な存在が私の神経をすり減らすの。あなたは何が必要なの?
[1 - 虫の教団の信者が骨の園を乗っ取った]
そう、彼らのリーダー、エスルインが、私が中に残ることに関して、暗に脅しをかけてきたの。彼はバロウボーの下に眠る古い骨を呼び起こそうとしている。だけどエルデンルートが偵察隊を送る前に、成し遂げることは不可能よ。だから私はじっとしているの
[1 - 彼らはもうゴラディールを掘り起こした]
掘り起こした? でもそれだと何週間もかかるはずよ。どうやってそんな短期間で?
[1 - 彼らはスケルトンの軍隊を築こうとしている]
なぜ? 彼らにとってその古い骨は役に立たないじゃない。バロウボーが死霊術を跳ね返すはず
でも彼らにバロウボーの根元を掘り起こすことができたなら…。
大変。彼らは古い骨たちを軍隊に使おうとしているわ!
大変。彼らは古い骨たちを軍隊に使おうとしているわ!
[1 - 虫の教団の前に私たちが古い骨を起こす]
さあ、これがニレナンの角笛よ。バロウボーの地下に向かって、門の前で角を吹いて。中に入るたった一つの方法よ。あなたが虫の教団と一緒に骨を掘り起こしたいなら話は別だけど。
それから、ドリンゴスに角笛を盗まれないようにね!バロウボーに向かいなさい。ニレナンの角笛は必ずあなたを中に入れてくれるわ
それから、ドリンゴスに角笛を盗まれないようにね!バロウボーに向かいなさい。ニレナンの角笛は必ずあなたを中に入れてくれるわ
[1 - ここでは何の仕事を?]
バロウボーの辺りにはたくさんウッドエルフが埋まってる。私は彼らの名前、出身地の目録を作って、その人生を学んでるの。根の下で彼らの話を歌うと、埋まってる古い遺骨が新しい夢を見るのよ
[1 - ドリンゴスを知っているのか?]
ドリンゴスならずっと知ってる。彼は頭蓋骨だった時に面倒を起こそうとしたの! あんな風な這い上がり方をどうやって覚えたのか未だに謎だわ。前に来た紡ぎ手も変わりなかった。ドリンゴスに迷惑を掛けられるのは、骨の園で唯一起こる一般的なことなのよ
[1 - 紡ぎ手とは何だ?]
民の律動を紡ぐ者。すべてのウッドエルフに意味があって、小さいかどうかは関係ない。それぞれに合った完璧な音を探し出せば、一番強いものと弱いものの話が調和する。少なくとも、そう思ってるんだけど
[1 - 未来が分かるのか?]
ハハ! いいえ、無理よ。まだね
ドリンゴス
来い、我々はバロウボーに行かなくては!
[1 - 紡ぎ手アマリエルはお前を好きじゃないようだ]
私達には尊敬と互いへの感謝を元に作り上げた歴史がある! ただちょっとしたもめ事があるんだ。それだけだ
[1 - どれくらい長く?]
30年か… 50年かな? まあ、50年としよう
[1 - 50年?]
10年くらいは前後する。実際は私の責任だ。私はうぬぼれていた!
正直言うと、彼女がどうやって私に耐えたのか分からない。私をばらばらにするのが、お互いにとって一番だった!
[1 - それでお前達の間に恨みはないのか?]
全くない! ああ… 私が明るくて暖かい洞窟にいる間、首まで埋められた彼女はどう切り抜けたんだろうとは思うな、だが過去の話だ。昔は私の頭蓋骨を訪ねて歌ってくれた。ささいな口論をしてる時でさえもな。本当の友情だ