2016年9月24日土曜日

正当な継承者


レディ・エランウェ
救い難いほどバカな子ね。自ら死にに行こうとしてるなんて
 [1 - 誰だ? 何かあったか?]

息子のソロンディルは… 今は亡き上級公ライリスXII世の子孫よ
私は… ライリスの愛人だった。息子は今、愚かな宝のために命を賭けようとしてる
[どんな計画だ? ]      
彼は祖先たちに自分の力を証明したいの。地下深くの宝物庫に何か宝物があると思ってる。ソルはどうしてもライリスになりたいのよ
私はただ彼の安全を願うだけ。お願い、面倒を見て貰えない?
[できるだけのことはしよう ]
お互いに良く知らないけど、あなたの親切には感謝してる
 [1 - ライリス家について教えてくれ]
ファーストホールドの格式高い家、ライリス家は何世紀もオーリドンのこの地域を支配して来たわ。以前は誇り高い戦士の家として知られていたの。つまり、先代のライリスまではね
 [1 - 前のライリスとは誰だ?]
ライリスXII世。人々は彼を暴君、殺人者と呼んだわ。彼はデイドラと深く交わった。宮殿の地下深くで、おぞましい活動にのめり込んでいたわ
犯した罪のせいで彼はここに囚われた。城の真下にある追放者の監房にね
 [1 - 彼は魔術師ギルドの設立を手伝わなかったのか?]
はっ! 彼は全て自分の考えだと言ったでしょうね。ヴァヌス・ガレリオン、ファーストホールドの筆頭魔術師がギルドの実際の創始者よ。ライリスはただ彼の仕事を許しただけ
噂によると、彼はオブリビオンへ行くためにガレリオンと交渉までしたそうよ
 [1 - 上級公の愛人だったのか?]
そうよ。私は彼を愛してたと思う。でも彼に与えられたと言われるデイドラの力を考えると… エルフの心を支配する力…
もし私が一度も… 彼を本当に愛したことがなかったとしたら?
 [2 - 前のライリス? 現在のライリスは誰だ?]
ライリスXIII世よ。暴君ライリスXII世の嫡子。ソロンディルの腹違いの兄でファーストホールドの現上級公よ。彼はいい人だと聞いてるわ。ソロンディルよりは、父親のふるまいで傷つかなかったの


ソロンディル : ライリスの名を受け継ぐ者として、地下室の開門を命じる!
ライリスXII世 : ソロンディル! 資格なき者は去れ。さもなくば、我が忠実なる衛兵がお前に裁きを下す!
ソロンディル : 父さん! 俺は息子だ! 邪魔をしないでくれ。俺にはそれを持つ資格がある!


ソロンディル
オブリビオンに追放されても、あの男はまだ俺を認めたくないようだ。お前は誰だ?
 [1 - 母親に頼まれたんだが…]
クソッ! 母さんは俺が自分でやれると思ってないんだ
俺はライリス! 俺の体にはオーリドンで最も偉大な戦士達の血が流れている
 [1 - 彼女は宝のことを話していた。何を探している?]
ライリスの兜だ。身につけた者に偉大な戦士の力を与えてくれる。俺の一族が生まれながらに持つ権利だ。ライリス家に代々伝わってきた。はるか昔のライリスI世まで遡る
 [1 - 見つけよう。母親に頼まれている]
無理だ! いや、無理なんだ。兜は地下室にある。地下室は三つの結界で素早く閉じられてしまう
それぞれの結界はライリスの近衛隊長に守られている。そして、結界を弱める方法を知ってるのは俺だけだ
 [1 - じゃあ隊長を片付ければ、結界を破れるか?]
そうだな。そうしよう。手間を取らせるんだから金も払う。だが覚えておいてくれ。兜はライリス家の子孫にしか効き目がない。お前のような者には意味がないんだ
[さあ、行こう ]


ソロンディル : ここからは俺の役目だ!


レディ・エランウェ : ソロンディル、何が起こってるの? 一体何をしたの?なぜ衛兵はあんなに敵対的なの?
ソロンディル : 心配ないよ、母さん。もう安全だ、信じてくれ

ソロンディル
地下室は開いた。用意はいいか?
 [1 - ああ。行こう]
俺たちが地下室に下りている間、母はここにいる。運命を手にするんだ!
 [1 - 母親はここにいて大丈夫なのか?]
俺達が下りるのはわずかな時間だ。そして兜と出てくる時、俺は強力なライリスの戦士になっているはずだ。母の安全を一生守れるようになる!

レディ・エランウェ:あそこで彼を守って。ライリス家の先祖には冷酷で残酷な奴がたくさんいるの



ソロンディル : 守ってくれ。兜を手に入れたら礼はする
上級公ライリスXI世 : 哀れな子孫よ! ここから立ち去れ
ソロンディル : 断る! 俺はライリスだ。持つべきものを取りに来たんだ!
上級公ライリスXI世 : ならば、望みどおりにしてやろう。かかれ!

ソロンディル : よし、いいぞ。次に進もう
上級公ライリスX世 : ライリスは何世紀もの間ここを支配してきた。それがいかに我々の魂をゆがめ、ねじ曲げてきたか
ソロンディル : 泣き言はやめてくれ。継承権を主張するのは俺の宿命だ!
上級公ライリスX世 : お前の旅はここで終わりだ
ソロンディル : 祖先どもめ。助けてくれ! 俺を守るんだ!

ソロンディル : もうすぐだ。空気から力を感じる


ソロンディル : あった! 兜だ! ようやく俺のものになる

ソロンディル : 俺が…! 俺がライリスだ!
上級公ライリスIX世 : ならば受け取れ。ライリスであることがどういうことか、知るがいい
ソロンディル : 下がれ。ライリス城の末裔を見よ!何が起きている? 助けて! 助けてくれ! 俺は、ライリスだ!
上級公ライリスVIII世 : だから警告しただろう。止めようとしたのに
上級公ライリスVII世 : 純血の子孫だけが〈兜〉を支配できるのだ
上級公ライリスVI世 : 一族へようこそ、奴隷よ
ソロンディル : 奴隷じゃない! 俺はライリスだ! 一族なんだよ!母さん。ごめん


上級公ライリスV世 : 兄に兜を被るよう説得した。それから、暴徒を率いて兄を殺したよ
上級公ライリスIV世 : 父が死んだ後、母が兜を被った。母の死体は結局見つからなかった
上級公ライリスIII世 : 私が兜を被ったのはテン・モーの戦いだった。自分の息子をこの手で殺したんだ
上級公ライリスII世 : 叔父は何年もの間私から兜を隠した。自分の誕生日に叔父の喉を引き裂いてやったよ
上級公ライリスI世 : 兜は我々の力の源でもあり、我々の呪いでもある。ライリスの真の子孫だけが兜を被ることができる。さあ、立ち去れ!

レディ・エランウェ
衛兵がまた静かになった。何かあったのね
息子はどこ? ソロンディルはどこに居るの?
 [1 - 残念だ、エランウェ。彼とはもう会えない]
会えない? どうして?下で何があったの?
 [1 - [嘘] 彼は兜を取ると魔法のポータルから姿を消した。もう彼には二度と会えないと思う]
できるだけのことをしてくれた。やってくれると思ってた
母の頼みを聞いてくれてありがとう。お願い、独りにして