2016年9月20日火曜日

ベールに覆われた選択



ロランカノ
頼む、助けが必要なんだ。私の娘が、パリスが捕えられた!
 [1 - 何があった? 誰が娘を?]

ベールの継承者だ。後を追ったらここに来た。この見張りは、仲間を呼ばれる前になんとか倒したがな。しかし… もう年だ。剣の腕も鈍ってしまった
[手伝おう。彼女はどこにいる? ]
アーリエルのご加護を。こいつが死ぬ前に言っていたんだが、娘はどこかの遺跡に捕われているようだ
このメモと透明化の霊薬を渡そう。メモにはこの馬鹿どもから得た情報が全て書いてある。霊薬はパリスに使ってほしい
[パリスを探して来る。休んでいてくれ ]    
できるだけ早く娘を見つけてほしい
 [1 - 何者だ?]
オーリドン第一海兵隊のメンバーだ。私はバトルリーブ・アーセルモに仕えている。現在は休暇中だ。妻は死んだ。つい最近な
 [1 - 何があった?]
継承者の仕業だ… これもな。私はアイレン女王の特殊部隊に配属された。だから妻はシルセイレンにいる姉妹のところに行った。街は略奪され、彼女たちは二人ともろくでなしどもに殺された
 [1 - それは気の毒に]
ベールの継承者に奪われるのはもうたくさんだ。娘は渡さない。お願いだ。彼女を見つけてくれ
 [1 - なぜ霊薬を使って忍び込まない?]
そうしたらパリスはどうやって脱出するんだ? 見てのとおり、私は戦士ではなく錬金術師だ。人に話をさせることは、もっと苦手だよ



パリス
出て行って。何も言うことはない。何を言っても今更無駄よ
 [1 - 継承者の仲間じゃない。父親に頼まれた]
父さん? 星々に感謝しないと! 交渉材料にされるのはうんざり
 [1 - 交渉材料?]
彼らは私の兄、エラナモを操るために私を捕まえたの。彼に仕事をさせて、北の大地にある遺跡の中の部屋に押し込めた。最低な奴らよ
 [1 - 父親がこの透明化の霊薬をくれた。彼は脱出を望んでいる…]
さすが私の父さんね! いつも考えてる。でもダメ… エラナモを置いては行けないわ
 [1 - 北の大地にある遺跡だったな? ここを脱出している間に探そう]
ありがとう。頑張ってね!


エラナモ : うん? 誰だ?

エラナモ
ああ、良かった! 腹が減っているんだ。どれどれ… キジの胸肉とワインを少し、あとホールチーズをくれ
 [1 - 食べ物を持ってきたんじゃない。パリスに言われてお前を探しにきた]
ああっ。妹か。こんなことになったのは彼女のせいだ
継承者はいくつか情報が欲しかっただけなんだ。何の問題もなかった! でも彼らはどうしても保険としてパリスを捕まえておきたかった。俺に必ず言うことを聞かせるために
 [1 - 継承者とパクトと組んでるのか?]
おっと静かに。彼らがパクトと組んでるとは知らなかった。そして今はお前がここでお節介を焼いてる。いいだろう
ここから脱出するだけじゃ足りない。彼らには詳細な軍事情報を教えてやったんだ。取り返したい。手伝ってくれるか?
 [1 - 反逆を犯しておいて、今度は自分のごたごたを片付ける手伝いをして欲しいのか?]
パクトが握ってる情報が欲しいんだろう? 違うか? 欲しいはずだ
制服の一つをベッドの中に隠しておいた。そいつを使え。そうすれば兵士の間をすり抜けて情報を取り戻せる。簡単だろ!
 [1 - 分かった。制服を貰おう]


エラナモ : 兵士には気づかれないさ。百人隊長に出くわしたら… マズイかもな

百人隊長エイラン : 来てくれ。議題は山ほどある
エラナモ : あれがエイランだ。パクトの部隊を指揮するレーラと一緒にいた


エラナモ
よし、いいぞ。あとはメモを見つけるだけだ
 [1 - レーラとエイランについて知っていることは?]
レーラはここのパクトの指揮を執ってる。モーンホールドと呼ばれる場所の出身だ。トリビュナルのイカれた神様大好き人間たちに送り込まれたと聞いた
 [1 - エイランは?]
継承者の評議会の指導者の一人だ。この仕事を得るため、何とかしてベールの女王に気に入られたんだろうな


百人隊長エイラン : エラナモ! この剣を受けろ
レーラ隊長 : あなたの兵士は思ったほどではないわね、エイラン!





エラナモ : 少し時間が欲しいんだ。話をしてくれないか?

エラナモ
分かった。じゃあ妹を捜しに行こう
 [1 - パリスに会うから緊張しているのか?]
ははは、違う。彼女はまだ俺を尊敬してる。感謝してる。あの年寄りとは違う。もし親父がここにいたら、鞭で叩かれるだろうが
 [1 - 実を言うと、彼はここにいる。彼に頼まれてここに来た。パリスを救うために]
親父が。ここに? ああ。じゃあ洞窟の外で待ってるのか?
 [1 - そうだ、外の道にいる]
分かった。道か。うーん、ここから出たら、少し後ろに下がってもいいか?
お前が先に行け。俺がどれくらい助けになったか親父に伝えてくれよ。俺が歩み寄る前に
 [1 - 好きにしろ]


ロランカノ
娘が見つかった! 私のバカ息子も見つかったと聞いた
 [1 - エラナモがこれをパクトに渡したが、一緒に取り返してくれた]
何? あいつは… 私の息子は反逆者なのか? 継承者に海兵の展開計画を教えたのか? パクトにも?
 [1 - 彼を弁護すると、彼はただ立ち去るのは嫌だと言った。彼は…]
あいつは私の妻、自分の母親がベールの継承者に殺されたと話したか? 自分が影響力のある人間だと感じたいだけで、あいつが妻や母や娘たち、オーリドン中を危険に晒したことは? 偉くなったつもりか?
 [1 - 彼はすぐ後ろにいるはずだ]

パリス : 見て、父さん。エラナモよ!
ロランカノ : 貴様! また顔を見せたら殺すと言っただろう!
エラナモ : なあ親父。怒らないで。信じてくれ。誰も傷つけるつもりなんてなかった
ロランカノ : お前に許される資格などない。ロルカーンの元に行け!
パリス : 父さん、ダメ!お願い、何とかして!
エラナモ:親父に言い聞かせてくれないか。俺は罪を償ってないだろう?
パリス:お願い、どうにかして。父はあなたの話なら聞くでしょう

ロランカノ
ここからはオーリドン第一海兵隊の仕事だ。お前はよくやってくれたよ
 [1 - 本当にやるのか?]
やらなくてはならない。正義のためだ。あいつは女王に対する反逆者だ。家族に対しても
 [1 - つまり殺すのか?]
あいつは女王に対する反逆者だ。反逆、殺人、窃盗を働いた。どうやって正当化する? 私は父親なんだぞ?これは私の義務だ
 [1 - 義務は忘れろ。彼はあなたの息子だ [エラナモは生きる]]
いや、やるしかない。やらなくては。息子だ。私の息子! どうすれば私の分身を殺せる?

ロランカノ : エラナモ、お前がしたことは許されることじゃない。分かった。お前の人生はお前のものだ。父として何かしてやるのはこれが最後だ。見逃してやるから出ていけ! オーリドンから消えろ。そして二度と帰ってくるな。次に会うことがあれば、その時は死んで貰う
エラナモ : ああ、親父。分かったよ。俺は…
ロランカノ : これ以上話すことはない! 行け!
パリス : エラナモ!
ロランカノ : パリス、あの男はもうお前の兄ではない。行かせなさい

ロランカノ
間違った選択をしてしまったのか?
 [1 - 正しいことをした]
海兵隊で百年戦ってきたが、任務に失敗したことは一度もなかった。今日まではな
だが、自分で分かっている。エラナモを殺していたら後悔していたと思う。ありがとう        
星と女王が許してくれればいいが。自分が許せるかどうかは分からない

パリス:ありがとう。兄の命を救ってくれて感謝してる。兄にはすぐに会えないと思うけど、いつか会えるわ。