2016年9月14日水曜日

双子月の涙 2


ガスウェン : 嘆きの石はあの台座で見つけた。待って、ルレリオンよ! 彼は何をしているの?




ウルドール
そこまで耳が大きいのに、まだ聞かないのか? 修正が要るようだな
ウルドールの声が、幾千もの恐怖を起こしていた時代があったものだが
 [1 - ウルドールとは何者だ?]
俺がウルドールだ! お前の〈ドミニオン〉では、俺の民について何も教わらないようだな
無知を嘆くことはない。お前たちバカが嘆きの石を移動させたおかげで、長年の拘束から解放されたのだから
 [1 - 嘆きの石とは何なんだ?]
その呪われた青い石は気にするな。俺は素敵なワードローブを再現しようとしているだけだ
このルレリオンを見ろ。何と生き生きしているんだ! 他の奴を使うこともできたが、最高級のシルクのコートをまとう奴じゃないとな
 [1 - ルレリオンを解放しろ、今すぐ ]
いや、彼は取っておくことにする。少なくとも召喚儀式までは彼を着る
ほら、アンデッドは全部… ベージュだ。でも、イーグルズ浜でもっとカラフルな衣装を集めるためなら、何百着の色鮮やかな服を進んで着よう
 [1 - そうはさせない]
では、骨の海で溺れ死ね!


ガスウェン : 今はルレリオンはいい。召喚儀式を食い止めないと! 私が骨の山を破壊するから、あなたはアンデッドを抑えて。サークルを弱めるには時間がかかる。アンデッドを私に近寄らせないで!
ウルドール:ああ、老いぼれたエルフを倒す。弟子の方は寸法が合わないが、彼女は可能性を秘めている


ウルドール : 下がれ!
ルレリオン : ウルドール! 今すぐこの体から出ていけ!
ウルドール : 黙れ! 誰にもウルドールに命令はさせない!


ルレリオン: ウルドール、貴様に命ずる! 双子月の涙により、牢獄へ戻れ!


ルレリオン : ガスウェンの仲間か? 罠を解除して、彼女が来られるようにしてくれ

ルレリオン
私の知識があっても、ウルドールの力は圧倒的だった。折り良く来てくれていなければ、私はただの操り人形になっていた
 [1 - 痛みはないか?]
傷ついたのはプライドだけだ。だが、もっと緊急の問題がある
ウルドールが私の考えを感じられるように、私は彼の思考を感じられる。彼は次の夜明けまでに、アンデッドの大群でケナーシズルーストを制圧し、隷属させようとしている!
 [1 - そんなことが可能なのか?]
ウルドールは、体から魂を切り離す技を習得した強力なマオマーの魔術師だった。死んでいたとしてもな。心を持たない姿を一度に何百も〈着る〉ことができる
幸い、私は奴の弱点を知っている
 [1 - どんな弱点だ?]
嘆きの石から無限に出てくる水によって、ウルドールの魂は体に縛り付けられていた。イールシルが聖堂から嘆きの石を移動させ、ウルドールは解き放たれた
また、イールシルのずさんなやり方で私は死にかけたのだ
 [1 - ウルドールの牢獄をどうやって元に戻す?]
こうした石は、嘆きの石の力を集中させる。ウルドールは自分の墓から私に取り除かせた
ガスウェンに、イーグルズ浜から嘆きの石を元に戻させるよう提案する。その間に、我々はウルドールの牢獄を修復しよう。何、簡単なことだ
 [1 - 嘆きの石とは何だ?]
この古いカジート聖堂で最も重要なものだ。ウルドールの恐怖の支配の後、シーエルフがカジートに与えた。彼の牢獄の鍵となったものだ
 [1 - 私は「着られる」危険があるのか?]
いや、我々が墓に入らなければならないのはそのためだ。彼が私の目を通してお前を見た後、〈着る〉と破滅すると確信したようだ
それで彼はお前を恐れた
 [1 - 奴が襲えないなら、私だけが墓に入るべきだ]
いや、我々は一緒に墓に入らなくてはならない。彼はお前を〈着る〉ことはできないが、魔法でお前を簡単に消せる。注意を分散させることしか、勝つ望みはない

ガスウェン : 先生の考えは分かっています。命を投げ出させはしない!

ガスウェン
ルレリオンの作戦は、自分にウルドールを支配させることよ! 二人とも、あの墓に永遠に封じ込められる
だけど、その必要はない。私を封じ込めて
 [1 - なぜ代わりになろうとする?]
ルレリオンはドミニオンにとって掛け替えのない人よ。それに、召喚の儀式が先生をどれだけ衰弱させるかは見たわよね
 [1 - それについては分からない]
お願い、一緒にルレリオンを説得して! 先生を助けるためなら喜んで墓に封印される。ウルドールはこの島の皆にとって脅威なの
 [1 - 決断を下す前にルレリオンの考えを聞きたい]

ルレリオン
急いだ方がいい。ウルドールはそう長く閉じ込められない
 [1 - ガスウェンが代わりに墓に入りたいそうだ]
どうかしている。私は何度も夏を経験した。私の最大の成果は、ガスウェンを育てたことだ。彼女は、私を超える才覚を持っている
いや、彼女は嘆きの石を元に戻さなければならない。お前と私がウルドールに立ち向かうべきだ
 [1 - ウルドールと一緒に墓に封印しよう]
私たちはもう時間を無駄にするべきじゃない
 [1 - 準備はできた]

ガスウェン : それはだめよ、先生
ルレリオン : 私がいなくてもドミニオンは繁栄する。あれには力があるのだ
ガスウェン : それでは嘆きの石を元に戻すわ。さようなら、ルレリオン。私は…
ルレリオン : 分かっている、ガスウェン。知っていた


ウルドール : 毒に侵された服など着るものか
ルレリオン : 二人の力を合わせ、何ができるか考え直した。ウルドールよ、私の身を捧げたい
ウルドール : やっぱり力が欲しくなったか! 良いぞ
ルレリオン : 急げ! 双子月の涙を台座に置け!
ウルドール : 哀れな愚か者め! お前の友人を灰にしてやる!
ウルドール : 汚れた服装のものからバカにされるのは許せない!この墓から生きては出られないぞ!     



ルレリオン
早く行くんだ。ウルドールの弱点が消えていくのを感じる。急いで、ガスウェンに作戦の成功を知らせろ
だが、私の死は嘆かないでくれ、友よ。役に立てる運命に恵まれた。そう言える者は少ない
 [1 - これからどうなる?]
ウルドールが私を維持するだろう。生きた姿は、埃にまみれた古いスケルトンよりマシだろうからな。できれば瞑想する時間があるといいが、あまり気にしていない
ありがとう。お前はドミニオンの全ての人間が目指すべき姿だ
 [1 - さようなら、ルレリオン]

ガスウェン
やったのね? ルレリオンはあの怪物と一緒に封印された
 [1 - ルレリオンはこの島の皆を救った]
ごめんなさい。ウルドールが自由に歩き回ることは許されなかった。何かをしなければならなかった。そして、あなたには私が見えなかったものを見る力があった
 [1 - これからどうする?]
嘆きの石は常に守られていると保証するわ。ドミニオンが、ウルドールによる危険が何を起こすかを理解できるよう、一部始終を報告しないと
 [1 - ルレリオンはどうなる?]
過去を振り返っても良いことはないわ。ルレリオンは生きている。希望はある
彼は偉大で、善き人よ。どれだけ時間がかかろうと構わない。怪物から自由にする方法を見つけ出す        
許してね。あなたは見ず知らずの者をよく助けてくれた。このことは忘れない



ガスウェン : 書物を見つけたことがあるか?
イールシル : 探すように頼んでいたものは見つけたのか?
ガスウェン : 分かってる、分かってる… 探し続けるから

イールシル
どこかで会ったか? とても親近感を覚える
今は忙しいんだ。同僚の一人が、ケナーシズルーストで簡単な霊魂の支配を回避できなかったみたいでね。分かるだろう

ガスウェン
会えて嬉しいわ。イールシルは手伝ってくれているの… ある計画をね。まもなくルレリオンは自由にケナーシズルーストを出発できるでしょう。もうすぐよ。確かだわ