2016年9月18日日曜日

フェアーの伝染病 2


ヴェラトッセ : ねえ、こっちよ。早く



ヴェラトッセ
どうも納得がいかないのよ
 [1 - どういう意味だ?]
街の人はみんなヘンディルに感謝してるわ。でも私は信頼してない。アムールの奴のことも。一番下の子はもう一週間もあそこにいるのよ! どうしてなの?
[彼は人々を助けているのではないのか? ]    
いえ、何か隠してる気がする。あの傭兵は何のため? 昼夜問わず、あいつの家を見張ってる
お願い。信じて貰えるなんて思わないけど、見て来るだけでいいから頼めない? 大切な息子なの
[ヘンディルの家に息子がいないか、見て来る] 終わったら私の家で会いましょう。ヘンディルの家の裏に住んでるから
分かってるわ。私がおかしいと思ってるでしょう。でも感じられる。全てが間違っているって
 [1 - ヘンディルの息子が最初の感染者では?]
そう、そうなのよ。説明できないけど… でもここ数日、ヘンディルが軟膏をあげるまで、人々は健康そうに見えたのよ。もしかすると、私の考えすぎかもしれないけど



ヴェラトッセ
奴らが連れて行ったの! 奴らはネルリンを連れて行った。息子は2人とも、手の届かない所へ行ってしまった
 [1 - ヴェラトッセ、すまない。ヘンディルの家を捜索している時に日記を見つけた]
彼は何を隠しているの?
全てを把握できていないけど、私は正しかった! この疫病だか何だかは、全て彼のせいよ
 [1 - どうして疫病を作った?]
分からない。でも、止めなきゃいけないのははっきりしてる
お願い。私をほとんど知らないのは分かってる。だけど、息子達は私の全てなの。もし彼らに何かあったら、この先…
 [1 - 鉱山を調べよう]
そう。そのためには傭兵をどうにかしないと。扉にいるむっつりした連中は挨拶もしない。他の者なら、説得できるかもしれないわ
後は、変装? 私は詳しくないけど
 [1 - 大丈夫だ、ヴェラトッセ。突破する]
お願い。急いで。ネルリンをその穴に引きずり込もうとしてる奴らの考えなんて、もう聞きたくない


傭兵のブルート : 去りなさい


我々はあなた達を守るためにいるの。病気じゃなかったら出て行って
 [1 - 気分は悪くない。ただ、中に入らないといけない]
頭がおかしいの? あそこには通行証なしでは入れない。とても高価な、替えの利かない通行証よ
 [1 - 高価なのか? 払い戻しがなかったら残念だ]
通行証をなくしてしまって本当に残念ね。新しいのを手に入れないと。数時間後にね。覚えていれば



ヘンディル : 急げ、アムール! いなくなったことに誰かが気づく前に戻るぞ。誰かここにいるぞ! 彼は放っておけ! タンカノーを探すぞ!


ネルリン
ここはどこだ? 何が起きた?
 [1 - ヘンディルとアムールに引きずり込まれたな。奴らは逃げた]
検疫? でも、ここではみんな病気を患ってる。私は死ぬのか?
 [1 - 分からない]
とても疲れた。ヘンディルを探してくれ。死にたくない


ヘンディル : 彼らを止めろ、アムール。これ以上先には行かせられない。真実を知られる訳にはいかないんだ!


ヘンディル : 息子よ、入れてくれ! ここで見つかってはいけない! 殺されるぞ!タンカノー! 奴らが捕まえに来たぞ!来るな! 傷つけないでくれ! その子のせいじゃないんだ!

ヘンディル
頼む、あっちへ行ってくれ。息子を守ろうとしているだけなんだ
 [1 - 何を言っている? ここで何が起こっている?]
私の息子、タンカノーが病気なんだ。このことは隠そうとしていたんだ。だけど、全てが悪い方向に向かった
 [1 - この人たちに一体何が?]
私の息子が、人々から血を吸っている。それから、彼らの意思を屈服させる。そして彼らは息子の奴隷になる
私は息子が病気になったときから、ここに人を連れてきた。治療法が見つかれば、この事態を全て改善できる!
 [1 - これは間違っている]
息子を取り戻したかっただけだ! こんな怪物じゃなくな
お願いだ、あの子に危害をくわえないでくれ。まだうまくやれるはずだ。きっとまだ…


タンカノー : 新しい新鮮な血の匂いがする。お願いだ、父さん。彼らを入れてくれ。 新鮮な血だ。それに、次の〈しもべ〉も!
ヘンディル : 傷つけないでくれ! 彼は病気なだけだ。そのうち治る!息子。タンカノーよ。なぜ神はあの子を呪った?




<この若者はネルリンの面影がある。彼がヴェラトッセの下の息子、イウェリエンに間違いない>

ヘンディル
ああ、息子よ! 信じられない。全てはお前を守るためにやったのに…
 [1 - 守るため? この人たちはどうなる?]
分からない。彼らはタンカノーに… あの怪物に操られていた
いなくなった今、どうなるかは分からない。祈ることしかできない
 [1 - ここでやったことの責任を取れ]
分かっている。私は… 許されないことをした。ネタンウェに通報してくれ。彼女が捕らえてくれるだろう。あの家族に合わせる顔はない。ここで待っていてもいいか?
 [1 - 逃げないと信じるに足る根拠は?]
私は逃げない。私は… 私を縛ってくれ。彼女が迎えに来るまで待つ

ヴェラトッセ
お願いよ、何が起きたのか教えて?
 [1 - ヘンディルの軟膏は麻薬だった。彼は息子のタンカノー… 吸血鬼に人々の血を与えていた]
何ですって? 奴は怪物よ! どうしてそんなことができるの?ネルリン。あの子を見つけた?
 [1 - 入口の近くにいた。吸血鬼にはやられていないと思う]
星々に感謝を
待って、イウェリエンは? あそこに長いこといたのよ!
 [1 - すまない、ヴェラトッセ。遅すぎた]
いや! 私の子供。私のイウェル
ヘンディル。奴はどこなの? あのボトル嗅ぎ野郎は?
 [1 - 縛ったまま、鉱山に置いてきた。傭兵隊長に伝え…]
待って。そのまま立ち去って。あなたがやろうとしたことには感謝している。けど…
今すぐ立ち去って
 [1 - [ヘンディルは生き延びる] 待て。そんなことをするな。やめろ]
どうしてそんなことが言えるの? 何で奴が…
分かった。分かったわ。奴には手を出さない。ちゃんと正義が下されるようにするわ
 [1 - 家に帰るんだ。ネルリンは大丈夫だ。ネタンウェと話しておく]


ネタンウェ隊長
あら、またあなたなの。顔色が悪いようだけど、どうかした?
 [1 - 疫病は存在しなかった。全ての背後にはヘンディルがいた]
何ですって? 全ての背後ってどういう意味? 彼は助けてくれた! あの軟膏をみんなに渡して… ああ
 [1 - そう。軟膏のせいで病気になった。彼の息子は吸血鬼だった]
死体好きの狂血鬼め! 錬金術師に星々の呪いを。スカイウォッチに引きずって、鉄の枷で縛りつけてやる。彼はどこ?
 [1 - 縛り上げて鉱山に置いてきた。気をつけて。あそこの村人は危険だ]
部下と一緒に捕まえに行く。人殺しと契約していたなんて信じられない
ありがとう、旅人さん。星の導きがあらんことを


スカイウォッチの番人
下がった方がいい。あいつらは呪われた街、フェアーから来たんだ。死の伝染病に感染してるかもしれない

エンダラステ
下がった方が身のためよ。フェアーの連中は病気を持っているかもしれない
 [1 - フェアーから来たのか? 家に帰っても安全だぞ]
そうは思えない。出てきた時、街中で疫病が蔓延してたのよ
 [1 - フェアーが苦しんでいたのは疫病じゃなく吸血鬼だ。ヘンディルの息子だ]
何ですって? あのろくでなし。病気を助けるフリをしてたのね。ありがとう旅人さん。じゃあウィニーと一緒にすぐに戻るわ! 星があなたの親切に感謝してる