2016年9月25日日曜日

気まぐれなダガー 2



ラカズガ・グロー・リマト
それで? 私を殺しに来たならやりなさい。待つのは疲れたわ
 [1 - 殺しに来た訳じゃない。解放に来た]

やっと助けが来た! お願い、ここから出して。モロスのところに行かないと
 [1 - 夫を探したいのは分かるが、灯台に連れて行くように言われた]
彼はそこにいるのよ。他の〈鉤爪〉の兵と一緒に閉じ込められて。そうに違いないわ。聞いて、ダガーが狙っているのは私じゃない。奴らはモロスを狙ってるの
 [1 - 将校じゃないのか?]
ただの兵科将校よ。海を渡ってまで追いかける価値はない。奴らが狙っているのは、私の夫のモロスマッシュよ
モロスは、クログ・グロー・オルシニウム王の側近だった。彼は辞めたがってたけどね。ちゃんとした生活を送りたがっていたの
 [1 - では、モロスを救出してからここを出よう]
連中は灯台を砲撃する準備をしているはず。いつものやり口ね。だから、まずは砲兵隊を倒しましょう。そのまま進んで
 [1 - ちょっと聞いていいか?]
早くしろ。警戒を怠りたくはない
 [1 - なぜ亡命した?]
レッドガード、ブレトン… あいつらは私達を奴隷として使うためだけにカバナントに入れた。私たちは最初に戦場に赴く。重たい荷物を運ぶ。その間ずっと、あいつらは影で笑っていたんだ
 [1 - それでも、亡命は大きな決断だったと思う]
若い頃はブレトンの集落を襲撃していた。レッドガードが一族の母を殺した。攻撃されると思い込んで、彼女を虐殺したんだ。彼らに対する愛情はない。カバナントに対してもな
 [1 - 元の部隊を恋しく思わないか?]
何人かは私の肌や牙のことを気にしなかった。人として見てくれた。だけどほとんどの者は、私がオークで、女性で、上官だったから非難した
 [1 - 誰か止めようとしたか?]
モーロッチの牙にかけて。そうだ。でもそのことは考えたくない
ある子供を斬らなければならなかった。レッドガードの兵士。私が訓練した… この話はしたくない
 [2 - 夫は?]
私に去るよう説得したのはモロスだった
 [1 - 夫が?]
言ったはず。彼はオーク王の側近だった。彼は上層部でさえ、オークが不当に扱われるのを見た。彼を全面的に信頼している


ラカズガ・グロー・リマト : 鋼鉄の焼き串にかけて。敵の指揮官、ベルナルディンを殺さなければ。奴らがモロスの後を追えないようにするには、それしかない


ラカズガ・グロー・リマト : 臭うぞ。ベルナルディンがここにいる。やるぞ
ベルナルディン隊長 : 裏切り者が本性を表したぞ!


モロスマッシュ・グロー・ウズグ : 無事だったんだな! 怪我してないか?
ラカズガ・グロー・リマト : 大丈夫よ。あなたは鉄の心を持っているのね
モロスマッシュ・グロー・ウズグ : 二人が常に共にあらんことを

モロスマッシュ・グロー・ウズグ
名誉と血にかけて。神の手があなたの剣を導くだろう
 [1 - なぜ亡命したかったんだ、モロス?]
ラクーは俺の状況について何か話したか?
 [1 - オーク王の側近だったそうだな?]
クログ・グロー・オルシニウムめ。トロールに倒されろ。俺はカバナントの初期から補佐をしてきた。一族以外の者では一番近い存在だった。首輪がどれくらい頑丈か、分かるくらいにな
 [1 - 首輪?]
上級王エメリック、商人の王。裏切り者の王だ。あいつはいつもオークを憎んでいる。奴が我々に領地を提示するのは、我々の剣と強靭な背で奴らの内戦を終わらせるためだ。今奴は、クログのことを食卓で残飯をせがむ都合のいい犬だと思っている
 [1 - なぜアイレン女王とドミニオンに亡命する?]
単純な選択だ。カバナントにはうんざりしたし、パクトは決して俺を使わないだろう。女王の勇敢さと精神力の強さは、はるか遠いオルシニウムにまで轟いていた。彼女に請願するのが待ち切れんよ

ラカズガ・グロー・リマト
最初の鍛冶にかけて! やったわね
 [1 - よく戦った、ラカズガ]
あなたは私の新しい友ね。あなたがいなければ、モロスは鎖で縛られて、オルシニウムまで引きずり戻されてたはずよ
モーロッチのご加護を。あなたの殺しが迅速たらんことを     


カングウェン軍曹 : 名誉ある賓客よ、我々はスカイウォッチへと発たねばならない。ポータルがすぐに連れて行ってくれるでしょう