2016年9月13日火曜日

コールドハーバーの魂なき者 2


リリス・ティタンボーン: キャドウェルはこの地下墓所を愉快な場所だと思っているみたい。つまり死の罠があるってことよ。慎重にね




リリス・ティタンボーン
わかった。良い知らせはここまでたどり着けて、〈預言者〉も無事ということよ
次に悪い知らせよ。彼を無事にタムリエルまで連れていくのはあんたの仕事。あたしは一緒に行かない

リリス・ティタンボーン
独房を開く仕掛けがある。生きた人間が身代わりになる以外に、囚人が逃れる術はないの。あたしが〈預言者〉の身代わりにならなければ
 [1 - 他に方法はないのか?]
あればいいんだけど… 他に生きてる者はいないでしょう? モラグ・バルを阻止しなければ、あたし達が愛する全てが破壊される
 [1 - いつでも準備はできてる]
終わったら、そのまま行って。〈預言者〉はどこに行くか知っているけど、あんたの目と守りが必要なの



預言者: 自由。この感情、覚えているぞ。モラグ・バルを止められなければ、束の間のことだがな

預言者
神々のおかげで、お前は安全だ! 一応はな。
リリスが自らを犠牲にしたおかげで、我々は自由だ。彼女の犠牲を無駄にしてはならん
 [1 - 彼女も一緒に脱出する方法はないのか?]
〈面影〉よ、そうできればいいのだがな。
だが約束しよう。ここを脱したらすぐに、彼女を救出する道を探す
 [1 - 〈面影〉?]
お前に与えた名だ。お前は以前の自身の残滓に過ぎぬ。魂を失った者、満たされることを望む空っぽの入れ物だ。〈星霜の書〉が予言した通りだが、俺が想像したような姿ではなかった
 [1 - リリスはなぜ預言者と呼ぶ?]
そう呼ばれていただけだ。真の名は失われ、俺にも分からん。永い拷問の代償だな
今は急げ。アンカーへ向かう!
 [1 - アンカー?]
アンカーとは、最も暗き魔によるデイドラの機構だ。巨大な鎖が世界を縛り、コールドハーバーへと引き寄せる。このアンカーを使い、タムリエルへ帰還する。アンカーまで俺を連れてゆけ
 [1 - 分かった。離れるな]


モラグ・バル: 定命の者が我に逆らえると思っているのか。くだらん。じきに世界の全てが我が鎖で繋がれる



預言者
アンカーのポータルは天高くにある。昇るための呪文を俺が用意しよう
だがまずは、物理界での姿を取り戻すために、お前をニルンに再同調する必要がある。スカイシャードが必要だ
 [1 - スカイシャード?]
ニルンの性質を携えたエセリアル・マジカの〈欠片〉のことだ。不在なる創造神、ロルカーンと関連していると考える者もいる。〈欠片〉の力を取りこむことで、お前は肉体を取り戻す。来るんだ、俺なら〈欠片〉を召喚できる
 [1 - 準備はできた]


預言者: エセリウスの〈欠片〉よ、我等の上に来たれ。汝の祝福で我等を包みたまえ
急げ! スカイシャードを手に入れるのだ


預言者: 偉大なるアカトシュよ、刻の竜神よ! 汝の力を求めん!道を開きたまえ! 彷徨える魂を、あるべき処に戻したまえ! モラグ・バルの意志を挫くために!
急げ。もう行くぞ!


預言者: 〈面影〉が再び目覚めた。こっちだ、話をしよう

預言者
危惧していた通り、異なる場所にたどり着いてしまった。ここは海沿いの街、永遠なる春の地だ。海、市場、庭園の香りがする。案ずるな。再び目覚めたお前を導くのが我等の役割だ
 [1 - どれぐらい気を失っていた?]
数日? 数週間? 俺には分からん。次元を旅したことで、時空の感覚は失われて久しい
分かるのはただ一つ。海に委ねられたお前が、慈悲深き魂に引き揚げられ、乾燥した大地へと運ばれたことだ
 [1 - 何をしたら良い?]
それはお前自身で決めることだ
俺はリリスの勇敢さに報いる方法を探す。モラグ・バルの怒りに屈して、彼女を見捨てることはできん
 [1 - 次はいつ会える?]
予知はできん。今は無理だ。だが我等はまた会うだろう。成し遂げるべきことはまだたくさんある。慌てるな〈面影〉よ。我等の世界は危機に晒されている。モラグ・バルの脅威はタムリエル全土に遍く及び、混沌がその影に広がっている。危機に晒された大地は様々な形に変わる。不意を突かれぬようにな
 [1 - どこに行けば良い?]
自らの道は自ら探せ。いずれ意味のある場所を見い出すだろう
旅せよ、力を委ねるべき大義を探すのだ。仲間を見つけよ、海から引き揚げてくれた人々を探すも良い。選ぶのはお前自身の魂だ
 [1 - 助けを必要としている人がたくさんいるのか?]
そうだ。今でもお前の近くには命を危険にさらされている善き魂が、救いの手を待っている。モラグ・バルの企みを阻むため、俺達はあらゆる場所に赴き、奴の勢力を阻止しなければならない
 [1 - 他にも協力してくれる人々がいるのか?]
この乱世を生きるのは俺達だけではない。暗き流れを断ち切るため、多くの魂が立ち上がるだろう。お前がどこに行こうが、勇気と恐怖を分かち合える者に出会えるはずだ。できるなら彼らに手を貸し、したいならば共に人々を救うのだ