リリス・ティタンボーン: あたしはリリス。まだ戦う力が残ってるといいけど。あんたが必要になるわ
預言者: 〈面影〉よ。お前と同じように、俺はここに囚われている。俺を解放するんだ。お前が助かる道は他にない
リリス・ティタンボーン: ちょっと待って。こっちへ来て。話すことがあるわ
リリス・ティタンボーン
〈預言者〉ですって!
彼もここの囚人よ。少しでもあんたと話したなんて、危険だわ。あんたがあたしを助けられると思ったのね
[1 - 何を手伝えばいい?]
もちろん彼を解放するの! あたしを信じて。できることがあれば何でもする。あの盲目の老人は、あたし達を戻せる唯一の生存者。タムリエルはここから随分遠いの
[1 - ここからどこに行く?]
このトンネルを行けば、じきに〈瞳の塔〉に着く。センチネルはそこにある
[1 - センチネルとは何だ?]
モラグ・バルがコールドハーバーを監視するために作った魔法の装置よ。センチネル同士は繋がっていて、一つ壊せば他も監視できなくなる。運よく壊せれば、〈預言者〉とあたし達が逃げる時間を稼げるわ
[1 - どうやって破壊する?]
さあね。力ずくで? 方法を探さないと
注意して。モラグ・バルがセンチネルを無防備にしているとは思えない
[1 - 預言者とは何者だ?]
彼は間違いなく変人だけど、あたしが今まで会った中で一番賢い男。彼は過去と、未来を見るの
[1 - この場所は何だ? どこにいる?]
タムリエルじゃないことは確かね。今までの人生で一番惨めで憂鬱な場所のことを考えてごらんなさい。コールドハーバーに比べれば楽園よ
それに… 言いにくいんだけど、あんたは死んだの
[1 - では、どうやって今この会話をしている?]
さあね。〈預言者〉を助けたら、彼が神とオブリビオンについて教えてくれる。あたしには一つもわからない
[1 - 死んだとしたら、誰が私を殺した?]
マニマルコという男よ。配下である虫の教団は、タムリエルで何か儀式を行っている。あんたとここの囚人すべてが生贄とされ、デイドラ公モラグ・バルに捧げられたの。あんたが死んだあと、言ってみれば残滓がここに現れたのよ。あんたは〈魂なき者〉と呼ばれているわ
[1 - どういう意味だ?]
つまりあんたは奴隷で、永遠にこのコールドハーバーに留まり、デイドラのために働くってこと。あたしと来なければね
[1 - あなたも死んだのか?]
いいえ、あたしは生贄にはならなかった。〈預言者〉とあたしがここに連れられて来たのは… 慣例とでも言えばいいかしら。でも、あんたと同じここの囚人よ
[2 - どうやって預言者を助ける?]
簡単にはいかないわ。そこはセンチネルという魔法の装置で監視されている。その目をくらまさなければ勝機はない。着いたら詳しく教えるわ。とにかく進まなきゃ
リリス・ティタンボーン: 企みの神はコールドハーバーの全てを見通せる。まずは奴の注意を逸らさないとね
リリス・ティタンボーン: 目立たないようにしてね。ようやく出られたんだから。逆戻りは御免だわ
リリス・ティタンボーン: 急いで! 目が見えないうちに、〈預言者〉の監房へ行くわよ!
モラグ・バル: 愚か者め! 我が領域から抜け出すことなどできん
リリス・ティタンボーン: ハルマ・モラの揺れる舌にかけて! 扉は閉ざされてる。こっちからは入れないわ。
リリス・ティタンボーン
しまった! センチネルを破壊したから結界が張られたんだわ! 他の道を探さないと
そうね。キャドウェルなら助けてくれるかもしれない
[1 - キャドウェルとは誰だ?]
キャドウェルは一番古くからの魂なき者
魂なき者は何年か経つとおかしくなって野生に帰るのが普通だけど、キャドウェルは別だった。最初からおかしかったから。おかしいけど、完全に無害。会えばわかる
[1 - そんな人が助けになるのか?]
キャドウェルは物事を「そうでありたい」と願うまま見るの。彼にとってコールドハーバーはすばらしい場所、彼の家なの。体の一部のようによく知っている。普段は川のほうにいるから、行ってみましょう
キャドウェル: とてもよく晴れた日の真夜中、二人の死せる王が戦うために起き上がる。背中を合わせて向かい合い、そして、自分を刺しちゃった!
キャドウェル
おお、どうした? 散歩か? そうだな、散歩にはいい日和だ
[1 - キャドウェルだな?]
その通り、キャドウェル卿だ。嬉しいな!それに麗しきリリス! 会えて嬉しいぞ、お嬢さん。ご機嫌いかがかな?
[1 - 預言者の監房に入りたいんだが、扉が封印されている]
おやおや、それは困ったことだな
教えてやろうか? 奇遇にもワシは他の入り方を知っているんだ! ちょっとした物見遊山になるぞ。たくさんの罠、死体、それから悪い獣がひしめいている
[1 - どうやって切り抜ける?]
気をつければいいんじゃないか?足元を見て、息を止め、罠に気をつける。走ったり乱闘したりもあるだろうな
[1 - 入口はどこにある?]
川に沿って進め。行き止まりに地下墓所への扉がある。中に入ったら光を頼りに進めば、預言者のところに直接通じる梯子がある。彼によろしくと
[1 - キャドウェル卿、自分のことを話してくれ]
ああ、特に話すことなどないが? ただの老いぼれだ。英雄的な冒険で麗しい乙女達を救った勇敢なる騎士。ある日、首が突然体とおさらばして、ワシはここにやって来た。不運だったが、お前さんはおかげで得したな
[1 - ここに来てどれくらい経つ?]
ふう… 随分経つ。魂なき者としては一番ここが長いかな。野生に帰った連中を除いたらだが。すべての地下道や小道、隠れ場所の隅々を熟知している。みんなワシを尊敬してるはずさ
[1 - リリスを知っているのか?]
リリスはシェオゴラスの寝間着と同じくらい変な女だ。根はいい奴だがな。ワシ達みんなを永遠の拷問から救うために、預言者を救出せねばならんのだと。年寄りがどう救ってくれるのかはさっぱりだがな!
[1 - 預言者について何か知っているか?]
インペリアルの紳士の残骸だ。かつては偉大な魔術師だったらしいが、時とは残酷なものだな。リリスが言うには、彼はタムリエルに戻る道を知っている。そんなもんあるなら、ワシがもう見つけているがな
[1 - 家に帰る方法はないと思うのか?]
あんまり考えたことないな。可能だろうがね
実を言うと、ワシはここが長く、マイホーム気分なんだ。だが時折起こる暴動はいい気晴らしだ。何もまずいことはないだろう?
リリス・ティタンボーン
キャドウェルは魂なき者たちの間で伝説になってる。タムリエルではさげすまれ追放されたけど、ここでは尊敬されてるわ。変人なのは間違いないけど、コールドハーバーの秘密の通り道を全て知ってる