2016年9月20日火曜日

厳しい授業 1


イラーラ : 行かないと。また遅れたら、マランウェに洞窟に入れると脅されてるの。またね、バハム



バハム
こんなばかげたこと、何の意味もない。サルモールもドミニオンも、もうたくさん! それに…
 [1 - 待て。何の話だ?]
アルドメリ矯正大学にようこそ。ここはドミニオンの私達〈劣ったメンバー〉が衛兵に入るため必要な教育を施すよう、サルモールによって設立された場所よ
[アイレン女王に仕えている。ここで何か問題があったら… ]  
あら。信じないの? 校長のタニオンと話して来ればいいわ。あのうぬぼれ野郎に、この場所がどういう場所なのか聞いて来ればいい。女王に仕えている人なら、この場所の正体を見抜けるかもね
 [1 - 大学について質問していいか?]
何でも聞いて
 [1 - なぜここはウッドエルフとカジートの訓練しかやらない?]
ハイエルフが主張したの。彼らは「きちんとした訓練なくては、新しい同盟者はサルモールの基本方針を代表出来ないだろう」と感じたのよ
 [1 - 代表できない基本方針とは?]
それを聞くと、教官達はいつも礼儀について馬鹿な話をベラベラまくしたてるの。その間に、彼らは種族の風習や文化をやめさせようとするのよ
背が小さいとか、しっぽがあるのはドミニオンへの侮辱だって言われてるような感じ
 [1 - ここで何が起こっているのか、もっと話してくれないか?]
こんなことがあったの。私の友達、ブリンシルの話だけど
数週間前の彼の誕生日よ。グラーウッドにいた頃、彼と彼の両親は緑に敬意を表して小さな儀式をしていたの。単純なことよ、いくつか言葉を言うだけ
タニオンは彼が祈っているのを見つけた。彼に怒鳴りつけて、洞窟に放り込んだ。彼を〈雑種への見せしめ〉にしたのよ。ここで私たちを教えてるのはそんな人たちなの、忌々しい!
 [1 - 洞窟?]
ソルトスプレー洞窟。大学の裏にある、ちっぽけな穴よ。私達が反抗すると、彼らは矯正措置として使うの
 [2 - で、サルモールとは何だ?]
サルモールはドミニオンの指導部よ。ハイエルフのキャノンリーブ、ウッドエルフの樹の従士、そして少数のカジートの首領で構成されているわ。シチュー鍋の中で、一番香りが強いのは何だと思う?
 [1 - サルモールの中にウッドエルフとカジートがいるなら、なぜ…]
私が樹の従士のように見える? もしかしたら、彼らはここの様子を知らないのかもしれない。良く分からないけど


タニオン : 失せろ。つまらん脅しなど恐くはない
ザバン : 念のために言うが、ザバンは常に仕事をしてる。じゃあな

タニオン
立ち去りたまえ。もうカジートの生徒で満員だ
 [1 - 私は女王のために働いている。調査のためにここに来た]
ああ、そうだったのか? それなら心から歓迎する。ぶっきらぼうな挨拶をして悪かったな。ここ数日は大変でね
 [1 - ここの大学では虐待が行われているという報告を聞いた]
ばかげてる。我々が厳しいって? その通りだ。生徒に熱心に勉強させている? もちろんだ
戦闘、戦術、礼儀作法… サルモールに参加するには、たくさんのことを学ばなくてはならない
 [1 - 虐待をどう正当化する?]
ここはスカイウォッチの喫茶店じゃない。戦争だ!
パクト、カバナント。彼らはオーリドンを収穫前の完熟したおいしい果物だと思っている。生徒達が戦場で直面する試練に立ち向かえるように、彼らを鍛えておかなくてはならない
 [1 - 自分の目で確かめたい]
いいだろう。隠すものは何もない。教室に行って、教官と模擬戦をやってみろ。我々の授業は大変だが、公平だと分かるだろう
 [1 - そうしよう]


ピロミール : 全員、もう一度誓いを繰り返せ
ボション : 我々はドミニオンに忠誠を誓い、グリーンパクトを破棄する
ドネス: 我々はドミニオンに忠誠を誓い、グリーンパクトを破棄する
ピロミール : 聞こえんぞ。もっと大きな声で!
ボション : 我々は敵からドミニオンを守り、その防衛に命を捧げる。そして、アルトマーが我々より優れていることを認める
ドネス : 我々は敵からドミニオンを守り、その防衛に命を捧げる。そして、アルトマーが我々より優れていることを認める

ボション
とても屈辱的だ
 [1 - つまりどういうことだ?]
しーっ。大きな声を出すな
洗脳の一環だ。我々は毎日グリーンパクトを非難して、ドミニオンに身を捧げなくてはならない
 [1 - 洗脳?]
教官たちは〈ドミニオンの他には何もない〉と言い続けている。我々は〈古い人生〉を棄ててサルモールの元で一つにならなくてはいけないんだ
もう放っておいてくれ。トラブルに巻き込まないでほしい
 [1 - 良く分かった]


マランウェ : ちょっと、尻尾をしまいなさい!
イラーラ : この者は言われた通りにした。お願い!
マランウェ : 口答えするの? 洞窟にまだいたいようね?あら、お客さんみたいね。じゃあ、続きはまた後で

イラーラ
イラーラは洞窟にいかない! もう嫌!
 [1 - 洞窟? どの洞窟だ?]
ソルトスプレー洞窟よ。キャンパスのちょうど北、浜に面してる。彼らは態度を矯正するため、そこに放り込む
 [1 - なぜ?]
虐待のための虐待、そう思うわ。食べ物は一切貰えない。彼らは私たちを嘲笑って殴るの。私達はサルモールのために訓練してると思われてるけど、扱いは奴隷と同じよ
 [1 - 話してくれてありがとう]

タニオン : 奴が問題を起こす前にどうにかしろ。猫なんかに好き放題させるな

タニオン
もう一回りしたのか? 会えなかった生徒がいなかったか確認した方がいい。女王に我々が怠けていると思われてはかなわない


模擬戦を行う教官 : 見て学べ、このクズ
模擬戦を行う教官:大した戦いね、このクズ。注意しておくわ

タニオン
それで? 我々の小さな学校を一回りしたのか?
 [1 - 見た]
どう思った?
 [1 - あんなふうに扱うなんて信じられない]
お前には分からないだけだ。未熟で訓練も受けてないし、規律も身についていない。過激な手段を取らねばならない
 [1 - そうか。他に見ておくべきものは?]
何も思いつかないな。後ろはただの学生寮だ、それにそろそろ、学生達に落ち着いて勉強させてやってほしい。大学に興味を持ってくれてありがとう。すまないが、もう行かなくては



バハム : 見終わった? 本当はどんなところか知りたい?

バハム
タニオンの嘘は聞いたわね。何を教えているかも分かったでしょ。じゃあ、その拷問穴から出た後、何が起きるかを教えてあげる
 [1 - どういう意味だ?]
ちょうどバーンダリから包帯と軟膏を買ってきたところよ。この辺りにいる私達の友達は、あのカジートたちだけなの
 [1 - なぜ包帯を買う?]
鞭打ちを見なかったの? 虐待は? 彼らが私達をあんなふうに叩いて、その後包帯をくれるとでも思ってるの?彼らは昼食や夕食のことだって、どうでもいいと思ってるわ
 [1 - どうすればいい?]
あなたにはここの本当の姿を見てほしい。ヌラドって生徒がいるんだけど、彼が薬を自分の寮に持ち帰ったわ。彼と話してきて
薬を貰って、ブリンシルとサロレルに持って行ってあげて。今日はひどい目にあったのよ
 [1 - どこに行く?]
イラーラと話しに行かなくちゃ。彼女も今日ひどい目にあったの。彼女の傷は外側から見えないけど。そろそろ行って