2017年1月11日水曜日

魂の夜


侍者マドラーナ
三大神の守りがありますように、旅の人。あの… あなたはエボンハートの魂を救うために、異端となる危険を冒す気はありますか?
 [1 - 異端? 何の話だ?]

ここのトリビュナル聖堂の使徒は信仰を失ってしまいました。三大神の言葉が聞けないらしいのです
街の外にあるアルマレクシア、ヴィベク、ソーサ・シルの各祠で祈るよう頼まれました。でも悪臭と怒ったアリットのせいで近寄れなくて
[臭い? どうして獣たちは怒っている?]
分かりません。獣たちは臭いのせいで興奮しているのかも
もしよければ… この花をそれぞれの祠で燃やしてくれませんか? 三大神から反応があったら、聖人シルドラスに教えてください。それで信仰が戻るかもしれません
[やってみよう ]      
祠にて、あなたの声への答えを求めて祈ります
祈りとは祈り手のためにあります! おそらくヴィベクはどんなに遠回しの祈りでも評価してくださるでしょう
 [1 - 異端と言ったな。三大神を怒らせたのか?]
どうしてシルドラスが、私達は三大神に見捨てられると思ったのか分かりません。全ての儀式は正しく行ってきました
例えばこの花。〈ローランドの涙〉はゴールドカネトで一番珍しく、三大神にとって神聖なものです。これは強力な捧げ物です


聖人シルドラス
祠は街の外… 北、南東、南西にある
ヴィベクの祠はエボンハート南西の川を渡ったところだ。アルマレクシアのものは南東。ソーサ・シルへ捧げる祠は、アルゴニアン地区の北の島にある
 [1 - 祠で何をすればいい?]
各々の祠で花を焼くんだ。ゴールドカネトの変種で〈ローランドの涙〉と呼ばれる花だ。トリビュナルにとって神聖なんだ
[あなたの声が聞こえるよう祈ろ ]



ヴィベクのしもべ
我が王の命令により、姿を見せよう
ただ、私は常にここにいた。お前に私を見る力がなかっただけだ
 [2 - ヴィベクとは誰だ?]
ヴィベクは戦場の詩人で、民には無情で優雅な魂だ。皆を導き守ってくれる。目と舌は鋭い。腕は長く、槍はもっと長い
どうしてこの質問が、モロウウィンドの者の口からされたのだろうな?
 [1 - 質問したことに驚いているようだ]
ヴィベクの説法はどの寝床にもある。ヴィベクの賛美歌はあらゆる少女の唇から零れる。彼の知恵は、詩人自身と同じように民を賢明で有能に、忍耐強くするのだ
誰もがヴィベクを知っている。ヴィベクがそうさせているように
 [1 - 聖人シルドラスはトリビュナルの沈黙を不思議に感じている]
言葉よりも行動の方が信念は伝わる。熟練の詩人は他者をいるべき場所に、いるべき時に配置し、欲求と望みが叶うようにする
しかし、シルドラスの質問は彼の心にあるものではないな
 [1 - 彼の心にある質問とは?]
毒のある言葉を持つ者がシルドラスの心に疑いを植えつけたのだ。彼は詩人に以前程の力がないと言った
使徒には、ヴィベクの言葉と機知と戦争のやり方は、変わらず鋭いと伝えよ。それ以上のヴィベクとは何だ?
詩人が何を語ったか、シルドラスに伝えよ。変化はただ生じるのみとヴィベクはおっしゃっている


アルマレクシアのしもべ
アルマレクシア様から、聖人シルドラスに伝言を届けよとのご命令です
 [2 - アルマレクシアとは何者だ?]
ああ、あなたは魂を盗まれた子供ですね。主人が気にしていました
アルマレクシア様は、ダンマーの慈悲深い治癒の母です。トリビュナルの内で最も愛されています
 [1 - それだけではないはずだ]
私は単なる召使で、主人の使者に過ぎません。教師や聖職者ではないのですよ
聖堂や蔵書庫を探して、もっと学びなさい。やがてはアルマレクシア様ご自身と話せるかもしれません
 [1 - アルマレクシアのシルドラスに対する伝言とは?]
トリビュナルは民を見捨てない。子供には把握できない危険から親が子供を守るように、トリビュナルは理解を超えた脅威からダンマーを守ってくれる
 [1 - 他に何かあるか?]
彼に、主人は疑いや恐れに気付いていると伝えて。どちらも恥ずかしくはない。重荷を背負っている者を助けている限り
他の者を助けることで、彼の恐れは和らぐ。でも、もし自分の絶望を広めるようなことがあれば、主人は懲らしめるでしょう
母は大いなる脅威に備え、シルドラスが子供達を導くよう頼っています。しっかりと伝えてください


ソーサ・シルのしもべ
話せ
 [2 - ソーサ・シルとは何者だ?]
魔術師。秘術師。クロックワーク・シティの主人。時の設計者で、オブリビオンを縛る者。他者を支配する装置を支配する者
この答えでご満足かな?
 [1 - もっと質問が浮かぶ]
いいだろう
探せ。学べ。準備ができたら、主人を探せ。導き出された結論を聞きたがるだろう
 [1 - シルドラスは祈りがトリビュナルに聞き届けられるか知りたがっている]
 どんな祈りも聞こえてはいる。全てが届いている訳ではないが
 [1 - ソーサ・シルは気にしていないのか?]
小さな歯車は集まって大きな歯車を回す。それぞれが重要だ。そうでなければ全てが壊れてしまう
圧力で小さな歯車の一つが砕けたとしよう。主人はそれを感じるが、それぞれの歯車には、耐えられる重さしか与えていない
シルドラスはその責務に耐えうると主人は確信している。そう伝えよ

聖人シルドラス
あなたには祝福を感じる。自身にはもう何年も感じたことのない力だ
 [1 - 安心しろ。アルマレクシアの守護はある。彼女はあなたに子供達の支援を任せている]
わ… 分かった。カバナントの侵略よりも重大な脅威があるとは、思いもしなかった。コールドハーバーの裏切りについて考慮すると、考えられなくもないが
ソーサ・シルは?
 [1 - 彼の使者は、あなたの任務を担うために十分な強さがあると言っていた]
恥ずかしいよ。三大神はこちらが信頼するよりもさらに信頼してくれる
聞くのは怖いが、ヴィベク卿は?
 [1 - 彼は本当の関心事については心配するなと。昔と変わらないそうだ]
はは! そうだ、知っているはずだ。ヴィベクは三大神の中で最も狡猾だ
その通りだ。自らの信心に疑問があるダンマーの相談に乗って来た。彼はトリビュナルが力を失っていると言うのだ
 [1 - ダークエルフは何か証拠を持っているのか?]
間接的なものだけだ。三大神の姿を見ることは年を追って少なくなる。彼らはもう、ヴァーデンフェルのレッドマウンテンへの毎年の巡礼を行なわない。その理由は誰も知らない
これは確かなようだ
 [1 - ダークエルフの名前は?]
彼の名はラヴィル・ウラノだ。ここ何日も祈りには来ていない
彼はとても絶望していた。風呂に入るのもやめてしまったようだ。最後に会った時は、腐った肉のような酷い臭いがした
 [1 - 面白い。祠の周りの獣は、腐った肉の山に引き寄せられていた]
ああ? 何と愚かだったんだ。取るに足らない理由で自分の信仰を疑い、他の者にまで信仰を疑わせた。しっかりと自分の失敗の穴埋めをしなくては
ラヴィル・ウラノの疑い深い言葉に、なぜあんなに動揺したのだろう
エボンハートの人々の士気を深く傷つけてしまった。恐ろしい
ドーレス家と共に働くよう、説得できるなら何でもしよう。彼らはカバナントの侵略者に対して、しっかりと防衛している