クロヤ
走って! カバナントの兵士が戻って来る前に、ここから逃げるのよ!
私はここに留まる。生き残りが安全に逃げられるよう、指示をしないとね。でも、他のダガーの制服を見たら逃げるからね!
[1 - カバナント兵? ここに?]
奴らが東の道からやってきて、殺戮と略奪をして行ったの。何人かは逃げることができたけど
オスリスと、彼女の家族の行方が分からなくて
[オスリス?]
サアルー・オスリスは私達の監督官よ。彼女の夫、ガルバスは馬屋の防衛を編成していた。女主人と娘がどこへ行ったのかは見なかったけど、息子達は硫黄溜まりへ向かった
かわいそうに。いい人達なのに… 監督の割には、だけど
[助けを求めているかも知れない。探そう ]
私なら息子達から探すわ。デドラスとメビスよ。最後に見た時は、硫黄溜まりに向かって走っていた
そこは危険よ。水は沸騰して、地下から野生のショークが出てくる。旅人よ、ヴィベクが歩みを導きますように
[1 - ここで働いている? 何をして?]
もちろん、池で硫黄を掘ってるのよ
錬金術師が割増でお金を払ってくれるの。薬に使うんだけど、自分で集めるのはいやみたい
[1 - なぜやらない?]
深呼吸してみて! ここは腐った卵のような臭いがする、昼も夜も。服にも髪にも臭いがしみこむ
錬金術師はお上品すぎて臭いに耐えられないの。彼らを責められないわ
メビス・オスリス
ショークにここに追い込まれたんだ。ニックスハウンドがトカゲを狩るみたいに
ヴィベクに感謝だ。あの獣どもはバカすぎて、岩を回って見ようともしなかったんだ。そこの下に突っ立って、この足を叩いただけだった
[1 - 家族のところに戻れるか?]
やってみる
お願いだ、兄のデドラスを探してくれ。カバナントの兵士が熱心にあいつを追っているんだ
デドラス
兵士達はいなくなったのか? アルマレクシアに感謝を!
奴らが挑発に飽きる前に、誰かが来てくれるなんて思わなかったよ。あいつら、ずっとナイフで何をしてやろうかって話ばかりしてたんだ
[1 - 母と姉を見たか?]
途中で別れたんだ。最後に見たとき、ドラシーラと母さんは侵略者の少し先にいた
池のほとりの洞窟だ。ドラシーとメビスと一緒によくそこで遊んだ。彼らはそこに行ったはずだ
[1 - 家族のところに戻れるか?]
ああ、今はあの兵士たちもいなくなった。急いで行ってくる。幸運を祈ってくれ
ドラシーラ
どうして? どうしてこんなことをしたの?
[1 - お母さんに何があった?]
あいつが刺したの。慈悲深き三大神にかけて、あいつが刺したのよ!
なぜあんなことをしたの? 脅かしたりしなかったのに
[1 - 落ち着いて。誰が刺した?]
カバナントの兵士の隊長よ。刃に毒が塗ってあった。母さんの傷口が黒ずんでいるのが見えた
落ち着かなくちゃ。軽薄なアルトマーみたいに、分別を失うわけにはいかないもの
[1 - 彼女を助けるために何をすればいい?]
奴は解毒の薬草を持っているって言った。その瓶を目の前で振ってみせたのよ。渡してやろうかって。もしも彼を喜ばせて、部下も全員喜ばせるならって
顔に唾を吐きかけてやったわよ
[1 - そいつから解毒剤を手に入れよう。今はどこにいる?]
南にある、うちのグアルの納屋に向かった。野獣の叫びが聞きたいんですって
あそこの小屋にはグリーフブランデーが貯蔵してあるの。火をつけるといい。きっと注意を引くから
グアルの納屋はここから南にあるわ。ブランデーの樽を燃やして、注意を引きつけて。家畜らしく解体してやって
そうしたら、すぐに解毒薬を持ってきて、母を助けるために。お願い!
サアルー:うう。燃えるわ!
ドラシーラ
戻ったのね! 解毒薬は?
[1 - 間に合ったか?]
そうだと思う。お願い、その瓶を渡して
[1 - さあ]
トリビュナルのお恵みがありますように。母さん? もう全てうまくいくわ
[1 - 大丈夫か?]
ええ、間に合ってくれた。母さんは休んでる
これから母さんが家に戻れるよう手伝う。向こうで会いましょう。それから… ありがとう
カルヴァス
お前の行動が、苦痛に満ちた死から妻を救ってくれたとドラシーラから聞いた
借りができたな。そしてその借りを誇りに思う
[1 - 家族全員が無事だ]
お前のおかげだ。繰り返すが、私は借りを必ず返す。しかしストンフォールからカバナントを追い出すまでは、これが精一杯だ
さて、デドラスと話さねば。自分に失望したような顔をしているからな
息子たちは無事だ。傷を負ったことを後で叱るつもりだが
そして、妻と娘も無事だった。借りができたな
メビス
カバナントとの戦争がすぐに終わってほしい。男たちは皆殺し、女子供は奴隷に売り飛ばし、街を焼き払い、畑は塩漬けにしてやりたいものだ
あんな残忍な野蛮人には、それが一番ふさわしい
ドラシーラ
母を助けるため、力を貸してくれてありがとう。取り乱してごめんなさい。もうしないわ
父が思っているよりも、私の中には鋼があるの
デドラス
帰る前に、パンツを替えなきゃいけなかった。父さんには言わないでくれよ
サアルー
他人には頼りたくないけど、おかげで命が助かった。忘れないわ。あなたとドラシーラがいなかったら、先祖の火床で灰になっていたでしょう