2016年11月2日水曜日

楽しい殺しのサーカス 1


ヴァラステ
シャリドールが見つけてくれてよかった。あなたの助けが必要なの
 [1 - どうした?]

シェオゴラス! あいつのせいでこの作業が難しくなったわ。あなたが最後に回収した書を翻訳したけど、まるで意味が分からない
次の試練へと私たちを導いてくれそうなものは、何も見つからない。絶対に何か見落としているんだわ
 [1 - 読んでみようか?]
ぜひお願い。〈楽しい殺戮者のサーカス〉はそこの机の上にあるわ
でも気をつけて。マッドゴッドの裏切りは、とどまるところを知らない
 [1 - 気をつける]
幸運を祈るわ
 [1 - 今回は研究が進んでいないのか?]
今回はね。ルーン自体がまるで私をからかっているみたい。文書は速く翻訳できたのに
読んだら分かるわ… 言葉それ自体には意味はないの
 [1 - 順調か?]
何年か前に私がシャリドールと一緒に魔法の研究をすることになると言われていたら、私はあなたを嘘つきと呼んでいたでしょうね
この仕事ができて嬉しいわ。人生最大のチャンスよ。でも、私の能力を超えていると言わざるを得ない




シェオゴラス
ようこそ、楽しい殺しのサーカスへようこそ!
舞台に上がりたまえ、定命の友よ。ショーが始まるところだ。スターはお前なのだから!
 [1 - 見せる? 何を見せる?]
演じるんだよ。私の劇で実際にな。作、演出はもちろん私だ
タイトルは〈孤立の愚行〉。悲劇で、喜劇。まさに、悲喜劇! ハハハハ!
 [1 - なぜこんなことをする?]
次の書が欲しいんだろう? そして、私は余興が欲しい! 退屈を紛らわせるのは、マリール王子に何度も火をつけるくらいしかないからな
分かるだろう?
 [1 - 正確には、何をさせたい?]
お前をやる気にさせる前に、舞台を決めないといかんな! タムリエルにしよう
三つの同盟が戦争に直面する。ちっぽけな魔術師ギルドは、どの同盟も認めない。彼らは孤立を望む
 [1 - 同盟についての演劇なのか?]
とってもお利口さんだな! 鋭いじゃないか。今のところ、これは三幕構成だ
それぞれの幕で、血に飢え、政治的で、戦争が大好きな蚕の幼虫どもから、おまえはギルドを切り離す。奴らを殺してさ。ハハハハ
 [1 - 奴らを倒す? 誰を倒す?]
全部だよ、ぜ・ん・ぶ! ハハハハハッ! 権力者にいたるまで全部だ。だが忘れるなよ。合図があるまでは、お預けだ。台本に出て来ない限り、誰も殺してはいかん
さあ始めようじゃないか! どんな劇になるのか、ワクワクが止まらんな。そら、マリールもお前の道を照らしてくれるだろう

ハスキル
私の主は劇が始まるのをとても楽しみにしているぞ。私もだ。私はアマチュア演劇が大好きでな


マリール・アルアキル : 我が魂が燃えている!
シェオゴラス : 忘れずにかがり火をつけろよ! とんだお馬鹿さんだな


シェオゴラス
カーテンを上げてもいいかな? 第一幕を始めよう
 [1 - 準備はできた]
序幕はエボンハート・パクトだ。ハッ! 韻を踏んでていい名前じゃないか? 私は詩人だというのに、今まで気づかなかったよ
 [1 - 同盟全部と戦うのか?]
頭に乗るな。さもなくば、好き者の吟遊詩人の島に追放するぞ
コホン。言った通り、幕が上がったら、エボンハートの友人が平和を満喫している。同盟を結んでいるからな。だが歴史上、彼らは犬猿の仲ってことで
 [1 - 平和を満喫しているなら、何をすればいい?]
奴隷制や国境の襲撃、内乱が混沌に陥らせる。ははっ! 彼らには… あと一押しが必要なんだ
私は自分で一部を書き上げた。小さいが重要な役割だ。もしよければ…


シェオゴラス : おい! お互い、憎みあってたじゃないか!
パクトの兵士 : よし! やれ!
シェオゴラス : 行け、騒ぎに加われ! これが合図だ。アクション! いいぞ! 素晴らしい! だが、待て。誰か近づいてきてるようだ


スカルド王ジョルン : なぜ戦う? 腑抜けの犬風情が
シェオゴラス : 簡単ですよ、王様。魔術師ギルドが、この内紛を引き起こしたのです!
スカルド王ジョルン : 魔術師ギルド? この子犬が? 厄介事がそんなに好きか? ならくれてやる! パクトのためにな!
シェオゴラス : 進め! 劇は続くよ、どこまでも!