預言者 :今だ。ダボンズ・ウォッチ郊外の崖で俺を探してくれ。急げ
預言者
また会えて良かった。そして俺なりの方法でお前が見える。お前は時の傷だ。存在すべきでない現実の裂け目で、長くは耐えられないものだ
[1 - なぜそんなに謎めいたことを言うんだ?]
運命が語ることは謎めいている。お前の運命は昔から〈星霜の書〉に書かれていた。選ばれし5人の運命と絡み合ってな
ようやく、コールドハーバーにいるリリス・ティタンボーンの居場所が判明したのだ
[1 - 彼女は安全なのか?]
偉大なる惑わす者モラグ・バルにより、彼女は鋳造所で恐ろしい仕打ちを受けている。彼女の魂が危機に陥っている。助けに行け
俺が闇の領域へ通ずる門を開く。急がねばならん
[1 - 門を開いてくれ。彼女を助ける]
モラグ・バルの領域では注意して歩け。お前は重要だ。〈星霜の書〉はお前の名を記している
[1 - コールドハーバーを脱出してから、リリスに何があった?]
脱出のためにリリスが嘆きの監獄で俺の身代わりとなった後、デイドラが彼女を悲痛の鋳造所へ移した
そこは敵の武器を作るという、終わりなき労働を強制される、苦痛と絶望の場所だ
[1 - どうして分かる?]
監禁されている時、企みの神は何度も俺の意識に入ってきた。ひどく辛いものだった
だが無理矢理入ってくることで、彼は迂闊にも自身の意識を俺に解放した。そのせいで、自らの鎧に裂け目を作ったのだ
[1 - どういうことだ?]
彼と俺は繋がっている。その繋がりのおかげで、彼の目を通して見ることができるのだ。彼は俺の存在を感じ、怒りに満ちている
お前がリリスを助けに鋳造所に入る時は、彼の気を引いておく。その間、お前のことには気付かないだろう
[1 - 危険ではないのか?]
彼の注意を逸らさずにコールドハーバーに入るのは、あまりにも危険すぎる。モラグ・バルの領域における彼の力は絶大だ
お前がコールドハーバーに入る時は、常にこうして彼の気を引いておこう
リリス・ティタンボーン
生きて… いたのね…!本当にあんたなの? それともこれも罠?
[1 - 本当に私だ。預言者に頼まれて来た]
それなら彼はまだ生きてるのね! 神よ、感謝します!
でも待って! あんたはここにいちゃ駄目! 奴らに見つかる前に離れて!
[1 - 置いて行くつもりはない]
あんたは分かってない。奴らは… あたしに何かをした。離れられないの!
[1 - どういうことだ?]
説明するのは難しい。あたしの記憶、感情がバラバラにされた。引き裂かれたの。その断片全てが、鋳造所の色々な場所に封印されてしまった
[1 - では、取り戻そう]
試したわ。デイドラは全てを奪った。あたしの自制心、勇気、自我。今のあたしは抜け殻よ。断片は、あたしの一番の恐怖と苦痛の記憶を具現化してる… 対峙するなんてできない
[1 - 一緒に戦うんだ。やろう]
リリス・ティタンボーン : 最善を尽くすわ。案内を。気をつけて。デイドラは囚人を弄ぶのが好きなの
リリス・ティタンボーン
そんな! あれは… 子供の頃のスカイリムの家!
両親の墓。母は出産の時に亡くなったわ。父は冷たかった。母の死であたしを責めていたんだと思う
十六の時に逃げ出して傭兵になったわ。それから父には一度も会うことがなかった。父は宿敵に殺されていた。
父さん? パパ、なの?
グジャルダー
誰だ? なぜリリスが一緒に歩いている?
[1 - リリスを助けに来た。おまえは何者だ?]
グジャルダー。生前リリスの父親だった者だ。俺の魂は安息から引き離され、こんなひどい場所に連れてこられた。デイドラによって自分の死を何度も何度も体験させられる。この拷問は決して終わらないと思っていた
[1 - 奴らはリリスをコールドハーバーに縛るため、あなたを利用している]
分からない。リリスの魂は自由だった。なぜ俺の存在が彼女をここに縛る?
[1 - 彼女はお前の死のことで自分を責めている]
グジャルダー : リリス? 我が子なのか?
リリス・ティタンボーン : あんたはいつも冷たく、とても距離を置いていた。母はあたしを産むために死んだ。あたしのせいで! あたしは生まれてくるべきじゃなかった!
グジャルダー : 俺を見ろリリス。巨人の血が流れている。お前の母はノルドだ。俺は安全も考えずに彼女に種を託した。それが死因だ。お前ではない、俺の責任だ!
リリス・ティタンボーン : 責めてると思ってた。あたしを… 見ることもなかったから。パパ!
グジャルダー : 分からないのか? お前は彼女に似過ぎていた。俺はあの子を… お前を愛していたんだ… 俺自身よりもな。過去は変えられないし、しがみ付くべきでもない。そんな感情に囚われることはない。さあ行け。俺ももう行く
リリス・ティタンボーン : あたしも愛してるわ、パパ。もう休んで。安らかに。父は逝ったわ。ここから出ましょう
リリス・ティタンボーン:最初は悪夢、今は… ぜんぜん違う。父にあたしの想いを伝えることはないと思っていた。重圧が取り除かれたみたい
ガリニウス : すべて手に入れたのか?
メダルス : そうだ、全部野営地周囲のトランクに隠してやった。指揮官は彼女に五十周走らせるだろうな!
ヴァロ : あいつが50回鞭で打たれることを祈ろう
ガリニウス : では戻ろう。自然に振る舞うんだぞ
メダルス : 卑劣なノルドの奴隷め! 永遠にここで朽ち果てるがいい!
孤独の顕現 : 誰も彼女を求めない! 苦しませておけばいい!彼女は一人だ! この地獄のような悪夢の中、一人ぼっちだ!
リリス・ティタンボーン
何か見つけた?
[1 - この鎧はリリスの物だと思う]
信じられない! この鎧はあたし自身。あたしそのもの。鎧のない戦士なんて、爪のない熊と同じ
[1 - 着てくれ。ここで待っている]
リリス・ティタンボーン:いいじゃない。準備はいいわ。また鎧が戻ってよかった