2016年9月16日金曜日

外交の危機 2


ソフトパー:酔っ払いかもしれないが、ラズム・ダーは熟練の歩き手だ。その内分かる

       
ラムズ・ダー
この者が、仕事中に飲んでいると思うか? いいことだ、他の者もそう思うだろう
何の用だ、新しき友よ?
 [1 - シルヴェナールが条約を確認する必要があるが、誰もその写しを渡さない]
ウロンディルはきっと渡さない。彼の毒舌は鋭い。しかし、ハラーニは渡せないんだ。写しが盗まれたからな
公文書保管所の書記に口を割らせるには、3杯奢るだけでいい。興味があるならな
 [1 - 誰がハラーニの条約の写しを盗んだ?]
いい質問だ! ちょっとした面白い話で答えてやろう。ウロンディルは盗難があった日、自分の部屋に衛兵を配置した。彼が物事を隠す腕前は、人柄の良さに並ぶな
ああ、それと大使館の奴らには酒を5杯だ。6杯やると潰れる
 [1 - ウロンディルが条約を盗んだことは確かなのか?]
誰かがマオマー大使館に忍び込まないとな。衛兵を出し抜く方法を見つけて、ウロンディルの私室をくまなく調べる。ああ、それからマオマーと交戦しないように、流血沙汰は厳禁だ
念のために言うが、ラズはお前のことを言っている
 [1 - なぜ自分が?]
この者の現実主義者は、お前がドミニオンと強固に繋がっていないからだと言う。この者の楽天主義者は、お前に十二分な能力があることを証明したからだと言う。条約を手に入れたら、橋のところまで我々2人に会いに来い
大使館では冷静に行動しろ。マオマーの警備は割と緩いが、もし奴らに勘ぐられれば躊躇なく調べられる


衛兵 : 立ち入り禁止だ。通行は許可できない

衛兵
道に迷ったか? ウロンディル大使の私室は来客用に開かれてはいない
 [1 - 何を守っている?]
お前には関係ない。あっちで書記と話せ。奴も静かにすることを知らん


書記アリニャー
ウロンディル大使はいない。いたとしても、君たちに構ってる時間はないと思うな
 [1 - なぜ衛兵が上にいる?]
それを知りたいんだ!
彼はラムにムーンシュガーを加える。知ってるか? きっと召使の一人が持っていっているに違いない。今度持ち場で居眠りしているのを見つけたら、大使に言ってやる!


揺れ動かない床。ブーツに入って来る砂。アンカーほど大きな虫!
神よ、ちゃんとした船に配属されますように
 [1 - なぜ衛兵が上にいる?]
それで、今彼は仕事をしているの? 時間のほとんどを街の美人にラブレターを書くのに充てているみたいだけど。ザディ、いやザミだっけ?
見張り台にいる時はバカみたいに、愛の合図がないか水平線を探してるのよ。まったく!




<書記の机に白紙を見つけた。側にあるインク入れはかすかに魚の臭いがする>
 [1 - <秘密の恋人から衛兵への手紙を偽造する>]

衛兵
道に迷ったか? ウロンディル大使の私室は来客用に開かれてはいない
 [1 - [嘘] お前宛ての手紙だ]
何だって? よこせ!
彼女が会いたがっている? 今?どいてくれ!









ラムズ・ダー
軽やかな足取りだな! 達成感が人の歩き方に影響することを知っていたか? 他の者を見ていると気づくようになる
 [1 - そうだな。これが条約の写しだ]
シルヴェナールがマオマーに見張られているのは確かだ。条約を確保したと伝えた方がいい。彼は、次に何をすればいいか知っている
 [1 - 彼に伝えよう]
シルヴェナールと、グリーンレディは鍛冶屋の家に泊まっている
ああ、入る前にノックをした方がいい。静かに近づいたら、グリーンレディが怒り出すぞ
 [1 - 条約の写しが何かの役に立つのか?]
さっと見た感想か? 条約には穴がいくつかある。シルヴェナールが苦心すれば、マオマー側には穴が開くだろう。もちろん穴が開くのは条約で、ウロンディル大使に穴が開く訳じゃない。もし… そうなったら面白いが
我々のやり方は話さないほうがいい。疑問や悪感情を誘発するだけだ。そうだろう?