2017年1月21日土曜日

ダンジョン探検家達



レイノー・ヴァノス
通りすがりの! 知らない人の! 誰かさん! 緊急支援を要請する
 [1 - どうした?]

大したことじゃない。姉妹のキレスがあのドゥエマーの遺跡に行ったんだけど、僕の新しい制御棒を持って行くのを忘れてしまったんだ。遺跡中に巣食っている蜘蛛の機械に対処するために作った物でね
キレスは信じないかも知れないけど、あの制御棒が必要なんだよ
[このコントロールロッドを持っていってほしいのか ]
まさしくね。自分でやりたいんだけど、キレスの後を追おうとしていたときにあのフェッチャーに刺されてしまったんだよ
それに、ほら、制御棒を持って行くのを忘れたからどっちみち戻って来ないといけなかったんだよ。ここにね
[分かった。手伝おう  ]  
姉妹は厄介ごとに巻き込まれるのが得意なんだ。心配になってきた
 [1 - ここで何をしている?]
僕たちはダンジョンの探究者… 勇猛なる探検家さ。君と同じようにね
キレスが肉体労働担当。そして僕は… その、頭脳担当だ。2人合わさると、いいチームになる
 [1 - この仕事をするには、少々若いような気がするが]
若いかもしれないけど、僕たちは気ままで才能豊かなんだ
ちなみに、これが僕たちの最初の遠征さ。僕たちの能力を大学に証明するために、あるものを見つけ出す。そうすれば、アークメイジが入学を認めてくれる!
 [1 - 何の学校か?]
もちろん、シャド・アツーラ魔法大学さ
姉妹と僕は、裕福な家に生まれなかった。だから僕たちは、魔法や歴史的に重要な何かを見つけて、アークメイジを感心させ、あそこで勉強させてもらえるようになりたいんだ
 [1 - 何を見つけようとしているのか?]
何か古いものや、強力なもの。冷めきったアークメイジさえ、感心させられるようなものさ
ダンマーの偉人たちはみな、あの学校に行った。僕が行けないなんて、不公平だよ




キレス・ヴァノス
やっと来た! 蜘蛛から永遠に逃げるのかと思ったわ
待って、レイノーじゃないわね
 [1 - いや、全然違う。しかしこのコントロールロッドを渡すよう、彼に頼まれた]
そうなの? あの蜘蛛のコンストラクトでふざけ過ぎて、怪我したんじゃない?
 [1 - それは、彼が言ったのとまったく同じではないが、まあそうだ]
彼らしいわ! いい? この遺跡には二人必要なの。誰かに注意を引いてもらって、その間に私が次の部屋に忍び込む
中にいる蜘蛛で、コントロールロッドを試してくれる?
 [1 - コントロールロッドで何をするのか?]
さあ? 作ったのはレイノーよ
彼は〈コントロールロッド〉と呼んでるわ。きっとコンストラクトを操作するための物ね! これで、あの蜘蛛を動かして。何度か失敗するかもしれないけどね。レイノーの装置は、計画どおりに動かないことがあるのよ
 [1 - これはかなり無謀だ]
そう来なくっちゃ! 早速、気をそらして来て


キレス・ヴァノス
どうしてそんなに時間がかかったの? それから、その元気なお友達は誰?
 [1 - あのクモに棒を使ったら、自分の後をついて来た]
レイノーの発明が本当に役立ったの?
 [1 - そのようだ]
大きな蜘蛛にも使えるのかな
 [1 - これは大きいか?]
たぶんいない。ただの伝説よ。きっとそう
とにかく、ここには何か重要なものがあるわ。感じるの。アークメイジが無視できない何かがね
 [1 - なぜそんな確信があるのか?]
周りを見て! あなたを待つ間、ここにある機械をざっと見たの
たぶんこの部屋全体が、ドワーフの複雑な装置か何かなのよ
 [1 - それは何だ?]
分からないわ! あそこにある大きな扉が開くかもしれないし、カミソリが付いた巨大ティーポットが歩き出すかもしれない
ひとつだけ、確認する方法があるわよね?
 [1 - どんな働きをする?]
さあ。ここの… エミッター部分が… 壊れてるの。予備の部品を持っていれば直せるのに
そうね。あなたの元気なお友達に手伝ってもらいましょうか
 [1 - クモに何ができるのか?]
ドワーフのコンストラクトは、自分を直すための部品を見つけ出せるのよ。使えなくなったものから精密な部品を取り出して、別の場所で使うように設計されているの
 [1 - クモの部品を集めて来てほしいのか?]
違う、あなたじゃなくて… あなたの蜘蛛にね。それをこれから話そうとしていたの
蜘蛛を何匹か襲って降伏させたら、あなたの元気なお友達に彼らの部品を集めさせて。私は持って来てくれるまで、部屋の反対側のエミッターのところで待ってるわ



キレス・ヴァノス
いいタイミングね。この装置のことはもう少しで分かると思う。部品は手に入れた?
 [1 - クモがほとんどやってくれた]
ね、レイノーのコントロールロッドは本当に効くでしょう。これで信じた?
部品の話をしましょう。これで直し方が分かったと思う    
さあ、後ろに下がってちょっと待ってて
[ごゆっくり  ]  
これを回して… 締めて… こうやって… よし!
これで直ったはずよ。どんな装置なのか試してみましょうか
そうだと思う。ヴィベクにかけて! 信じられない
 [1 - これは何だ?]
ドワーフの手の込んだ何かの装置よ。間違いないわ
クリスタルのプリズムが、部屋の周りに配置されているのが分かる? このエミッターから発射されるビームが、プリズムに反射して… 何かが起こるのよ! ワクワクする!
 [1 - どうすればいいか?]
分からないわ
私が考えている間、プリズムをいじってみてくれる? 何か分かるかもしれない





キレス・ヴァノス
あなたが中へ入ったすぐ後、レイノーが現れた
恐ろしい音が扉の向こうから聞こえたわ。中で何があったの?
 [1 - ジャイアントスパイダーの機械と、ドワーフの遺物だ]
ジャイアントスパイダー? やっぱり!
他に何を見つけたの?
 [1 - どうぞ]
私たちが欲しかったのはこれよ。これで、私とレイノーは大学に行けるはずだわ
 [1 - 力になれて良かった]
遺跡の近くでこれを見つけたわ。助けてくれたお礼に持って行って
なかなか楽しかったわ。またいつでも一緒に、ダンジョンを探索しましょう!
これを徹底的に調べるには、数週間はかかるわね
その後はレイノーと一緒に、数年かけて元通りにする

レイノー・ヴァノス
見つけてくれた遺物のおかげで、僕たちの評判が高まっているんだ。感謝してもしきれない
ええと、制御棒はまだ持ってるかな?
 [1 - ジャイアントスパイダーの機械に棒を使おうとしたら、爆発してしまった]
本当に? それは悪かったよ。まだ改良中なんだ
もう一本、別の棒は大丈夫だといいな。ドーレス家の人が大金を払ってくれたから
 [1 - 未完成の装置をドーレス家に売ったのか?]
だって、それ以外の方法でどうやってテストできるんだ? 頭が固いなあ