2016年11月2日水曜日

影を追って 1


預言者 : 来たな〈面影〉よ。〈避難所〉に来い。話すことがある




預言者
よかった、無事か。幸運には、完全に見放された訳でもないらしい
 [1 - 預言者、どうした?]
瞑想と遠見に多くの日々を費やしたが、サイ・サハーンの居所は分からぬままだ。お前が〈悲痛の鋳造所〉で見た幻は、サイの状況が深刻であることを意味する
サイの影を見い出すには、お前の助けこそが必要だ
 [1 - 手伝えることはあるか?]
サイの居所は分からぬままだが、暗き密偵がダボンズ・ウォッチに潜伏しているとリリスが掴んだ。街に恐怖と闇の影を落としている。光無き俺でさえ感じ取れるほどにな
奴だ、マニマルコの手が伸びている証だ
 [1 - それが役に立つのか?]
それが本当に〈虫の教団〉の密偵ならば、マニマルコの手がかりを引き出せるだろう。密偵を探し出せ
だが慎重にな。マニマルコの教団は死霊術に長けている。アンデッドは恐るべき相手だ
 [1 - この密偵をどうやって探せばいい?]
ダボンズ・ウォッチへ行け。市場にいるフェドゥリア・ローレン、物乞いのオーキーと話せ。影に潜む厄介事について、リリスが話を聞いたのはその二人だ
暗き密偵をあぶり出せ。奴等が持っている物をすべて持ち帰るのだ
 [1 - 何か見つけて戻ってくる]
良い狩りを。気をつけろよ

リリス・ティタンボーン
昔、〈虫の教団〉と戦ったことがある。最も邪悪な魔法を使うの。そして公平な戦いはしない。気をつけて


フェデュリア・リアレン
戦争が始まってから、市場はこれまでになく忙しいわ
 [1 - 見知らぬ奴がうろついていなかったか?]
ちょっと待って
そうだわ! 背が高くて、無愛想で、不作法な帝国のやつ。私が市場で値切ってたら押してきたのよ。文句を言ってやろうとしたら街の東に向かって走っていったわ。よくあることよね
 [1 - [説得] 本当に幸運だ。彼はあなたのように魅力的な女性をつけ狙う凶悪な犯罪者なんだ]
そんなこと言って、あなた優しいのね
役に立つかは分からないけど、彼は馬屋の方へ行ったわよ。目が窪んでて、死体みたいに青白い男と一緒だった。彼を見てゾッとしたわ


オーキー
 金を求めるつもりはなかった。俺は物乞いではない。ここで眠る方が好きなだけだ。暖かいからな
 [1 - 街で変なことはなかったか?]
そう言えば、昨夜よそ者が放棄された馬屋の辺りをうろうろしていたな。詮索はしなかった。俺とは関係ない。武器も持っていたからな。俺はバカじゃない
 [1 - [威圧] いや、凶悪な犯罪者を野放しにした腰抜けめ。このことは街の警備員に報告するぞ]
待て! あの男が指名手配されてるなんて知らなかったんだ! 彼が…
そうだ! 思い出した! 別の男と一緒だった。ガリガリで、亡霊みたいに青白い男だ。馬屋の側にある、地下への扉を開けてたぞ。彼らがあそこへ泥棒に入ったと思うか?



アルディミオン : よくもここに忍び込めるな?脆弱な奴め!お前の血をいただこう!