2017年1月16日月曜日

悪い薬 2


アイローナ・ベレンダス : 三大神に誓って。この場所はひどい臭いだわ!



ビリ・フラン
見て! ひどいでしょう! こんな恐ろしい姿でごめんなさい。最近は気分があまりよくないの
ところで、秘薬師のブレヴァを見なかった? モールボーンの治療薬をもっと持って来ると約束してくれたんだけど
 [1 - 残念ながら。私たちはデシザムを探している。彼を見かけたか?]
デシザム? 街の領事の? あの感じのいい若者ね! なぜ? 昨日会いに来たけど
他にも住民はいるけど、できるだけ早く治療薬を持ってきてくれるって言ってた
 [1 - モールボーンの治療薬について知っていることは?]
治療薬? 素晴らしいわよ! 味はひどいけど身体からきれいさっぱり疫病を落としてくれる
感じのいいモールボーンの人が数日前に治療薬をくれたの。秘薬師ブレヴァと名乗っていたわ。でも私はもう一本、治療薬をもらう必要があるみたい
 [1 - 別のことを聞いてもいいか?]
病気でみすぼらしいかもしれないけど礼儀は忘れてないわ。何を知りたいの?
 [1 - セルクに初めて疫病が出たのはいつ?]
確かなことは分からない。錬金術師のニリーンなら知ってると思う。私が言えるのは、数日前にモールボーンの治療薬を飲んでから気分が悪くなりだしたということ
彼女はそういうことは起こり得ると言ってた。良くなる前は一時的に悪くなるって、モールボーンが言ったの
 [1 - モールボーンのことを詳しく教えてくれ]
秘薬師ブレヴァ。とても礼儀正しい若い女性よ。トリビュナルが助けを拒んだから、代わりに来たと話してた
知ってのとおり、疫病の治療薬を持ってる。ひどくまずいけど。でも母はいつも良薬は口に苦しって言ってた
 
アイローナ・ベレンダス
見て! ビリーはいつも非の打ち所がなかったのに、何歳も年を取ったような惨めな姿になってしまった
 [1 - 我々も病気にかかる危険はあるのか?]
可能性はあると思う。でも私はまだ病気にかかっていない。それに言わせてもらえば、あなたはグアルみたいに強健で健康そう


アイローナ・ベレンダス : おじさん! 大丈夫?顔色が良くない。だから兄が会わせてくれなかったのね
オルニス・ヴェロバー: 心配はいらない。すぐ立てるようになる。お前達は大丈夫か? お前の兄弟によれば、お前達はどちらもまだ治療薬を飲んでなかったそうじゃないか
アイローナ・ベレンダス : おじさん、モールボーンの連中はあまり信頼してないの。治療薬というのも胡散臭いし。でも心配しないで。それよりおじさんこそ体に気をつけて

オルニス・ヴェロバー
アイローナが新しい兵士を徴収して、私軍に加えているのは知っている
 [1 - 私は彼女の兄弟のデシザムを探す手伝いをしている]
デシザムが行方不明? 彼は昨日ここに立ち寄った。他にも寄る予定があったのは知っている
だけどモールボーンのことを心配しているようだった。隔離施設にこもって、もはや治療薬も提供しない。それが彼をひどく怒らせた
 [1 - あなたのためにできることは?]
姪の訪問で十二分だ。もう気分がいい
それに胃のむかつきと激しい咳よりもひどい症状の病気だって克服したことがある。元気になるよ
 [1 - もう少し質問してもいいだろうか?]
良い会話は、一杯の熱いグアルのレバースープのようなもの。苦しい痛みを和らげる
何を聞きたい?
 [1 - モールボーンが街に着いたのはいつだった?]
12日前のことだったと思う。野生のニックスが悩めるエルフのゴミ捨て場に入りこんだ日だ
秘薬師ブレヴァは隔離施設を数日で作り上げた。それから治療薬を配り始めたんだ
 [1 - 病気について教えてくれないか?]
彼らはロドス病と呼んでいる。ヴィベクならどこから来たのか知っているかもしれないが、私は知らない
言えるのは、私を殺す気ならもっと強烈でなければならないってことだ。あるいは私をある種の怪物にするにしてもな。もしも噂を信じるのならって話だが
 [2 - あなたは本当にアイローナの伯父なのか?]
私はレドラン家の親族だ。あなたが尋ねたいのがそういうことなら。正確を求めるなら二世代離れたいとこになる
だが私はアイローナと彼女の家族と親しかった。アイローナとデシザムが子供の頃からね

アイローナ・ベレンダス
叔父の状態を知らせずに、兄弟は何を考えていたの
デシザムを見つけたら、文句を言ってやる。その後ですぐに蹴りを入れてやる
 [1 - たぶんあなたの兄弟はただあなたを守ろうとしただけだ]
私を守る? なんてばかげた考えなの!
暴れ狂うニックスから彼を助けたのは誰? 彼をふざけて叩く酔っ払いのアルゴニアンから遠ざけてやったのは誰? それからレディ・フラールがひどく強情になったとき追い払ったのは誰? みんな私よ!


アイローナ・ベレンダス : グレル? グレル、ここにいるの?
アイローナ・ベレンダス : トリビュナルにかけて! グレル!グレル、お願い! 友達でしょう!
アイローナ・ベレンダス : かわいそうなグレル。一体何が彼に起こったの? ここから出ましょう


アイローナ・ベレンダス  
病が重くなればなるほど、支離滅裂なことを言うようになってしまう。噂は本当だったみたい。ロドス病は、人々を怪物に変えてしまうって!
いつか兄弟が見つかるなんて思えない
 [1 - モールボーンの隔離所を訪問してはどうだろう]
隔離所に? モールボーンがあそこで何をしているのかデシザムが見たがっているんだからもっともね。それに治療薬が効くのか、まだ何の証拠も見てないし
分かった。あなたが隔離所に行きたいなら、一緒に行く
 [1 - 隔離所について知っていることを教えてくれ]
モールボーンは古い墓地のあたりに隔離所を作りあげた。最初は皆を入れて無料で治療薬を配っていた。でも数日前に正門を閉めて、我々の要請にまったく応えなくなった
 [1 - どうしたら入れるか何か考えはあるか?]
彼らが最初に着いたときに、デシザムは古い墓地の鍵を彼らに渡した。そして私はモールボーンが裏門から出入りしてるのを見たことがある
裏門に行けば、中に入れてくれるモールボーンが見つかると思う


アイローナ・ベレンダス : 見て! 私が言った通りでしょ。モールボーンは裏口を使ってるの。奴らの誰かが鍵を持っていないか確かめましょう
アイローナ・ベレンダス : ちょっと! 何をやってるの? 私達が疫病ハスクみたいに見えるの?
アイローナ・ベレンダス : あれを見た? 奴ら、私達を攻撃してきたわ! それも大した理由もなく! 鍵を見つけて、モールボーンが何を隠しているのか見てみましょう


アイローナ・ベレンダス : あそこを見て。モールボーンの一人よ。あのハスクの一体が、彼をあんな風にしたに違いないわ


アイローナ・ベレンダス
疫病ハスク? ここに? 一体どこから来たの?ここに来た人たち全員が助けを求めてるの?
 [1 - メモを見つけた。疫病ハスクの臭気について何か書いてある]
疫病ハスクの臭気? いったい誰が疫病ハスクの臭気なんて欲しがるのかしら?
 [1 - メモによればそれが疫病ハスクからモールボーンを守ったようだ]
彼らに近づきたければ、それが合理的ね。探してみましょうよ。これ以上ハスクを殺す必要がなくなるなら、それはきっといいことよ
彼らはかつては人だった。また戻れるかもしれない
 [1 - ハスクの見分けがつかない?]
もうダークエルフのような風貌はほとんど留めていないし、疫病ハスクを見分けるのも難しい
モールボーンはここで何をしていたの? 何の目的で? そしてこの大量の箱の中には何が入っていると思う?
 [1 - 箱って?]
モールボーンがやってきたとき、何十という木箱や箱を持ちこんだの。治療薬を作るための材料かと思ってた
でも実際に来てみて、何を信じればいいのか分からない