2017年1月16日月曜日

彼らの自衛のために 1


ネン軍曹
モールボーン達は皆を騙しているのか。そうだと思っていた。ナルシスにとって良い前触れとはならないが
 [1 - どうした?]

ナルシスからセルク隔離所の調査に派遣された。狂ったカルトが人々を毒殺していると分かった今、事はもっと重大だ
モールボーンは脅威だ
[モールボーンは他にも、もっといる?  ]
デシャーン中に現れている。ナルシスさえも危険だ
ここにとどまって調査を終えなければならない。南に向かうなら、ナルシスの衛兵ヴェリルに伝言を伝えてくれないか? ここで起こったことを知らせなければ
[やってみる ]    
友よ、感謝する。道中は気をつけろ。モールボーンはどこにでもいる。一人でも見かけたら、そいつを刺し殺すか逃げろ。あの信者たちと話し合おうとするなよ。無意味だからな


マドラス・テダス : 衛兵は行方不明者を探さないのか?
マルニ軍曹 : いいか、できることはすべてやる。今は手薄になっているが…
マドラス・テダス : 言い訳だ! 自分の家族が姿を消した時は、どんな言い訳をするんだ? 引っ込んでろ! 家族は自分で探す

レン軍曹
オークは南に行き、傭兵たちは湖の外側で野営し、今は人々が行方不明になっている
どれだけもつかは分からないな
 [1 - かなり厄介なようだな]
厄介なんてものじゃない。忌々しいロドス病め。皆恐がってるし、病気になりたくないからとすでにナルシスから逃げた者も大勢いる
もちろん、残っている住人はそんなことを信じていないが
[住人はどう思ってる? ]
彼らは家族が真夜中に連れ去られたと思っている。名家の長による陰謀説から、郊外をうろうろしているエルフ食いのバネキン説まで全部聞いたよ
一族が今詳しく調べている
[こういったことは経験がある。一族の家の誰かと話してもいいか?]    
誰にでも話してくれ。一族はおそらく逃げた人々よりも、今後来る疫病の方を気にしている。だが、評議員なら話を聞くはずだ
 [1 - これについて、何か考えは?]
そんなのは俺の知ったことか。もっと高い地位の人に聞いてくれ
まあ、何かがおかしいことは間違いないよ。名家の評議員の連中も、同じように感じてくれればね…


守り手ヴェリル
セルクから来たの? 不穏な噂を確かめるために、衛兵を送ったのだけど
 [1 - その通り。モールボーンは病人に実験を行っている]
これではっきりした。モールボーンは一掃しなければ
知らせてくれてありがとう。すぐに名家の指導者達に伝えるわ
モールボーンは何を企んでいるんだろう? なぜ疫病の実験を? 理解できないわ


ダラ・マリス
この見捨てられた場所を去ろうとしていると言ったでしょう。むしろ…
待って。あなたは夫じゃない! 何のつもり? ナルシスは安全じゃないの、よそ者さん。フラール家が心配してくれる訳じゃないでしょう
 [1 - フラール家はなぜ気にしないのか?]
衛兵が失踪者を探しているか、ですって? 探していないわ。名家の評議員から探すなってお達しがあったのよ
犠牲者になるつもりはない。そのために逃げたんだから
 [1 - 誰か失踪事件を調べているか?]
ナルシスでは、一族が命令しない限り、誰も何もしないの。ほら、あそこに見える大きな建物よ。見落としようがないわ
気を付けて。彼らはあなたが病気だと決めつけるかもしれない。あれも疫病、これも疫病! 今の彼らの関心は、それしかないのよ


ハルイェン・サンダーフューリー
見えないものとどうやって戦えばいい? 公平じゃない!
疫病の喉を切り裂くことはできないし、骨を砕くこともできない。闇がこの身を満たし、少しずつ命を奪われるのを待つことしかできない
 [1 - 病気なのか?]
今のところ大丈夫だ。疫病がやって来るのを待っているところさ。他にやることもないだろ?
名家の指導者たちは、ナルシスに疫病を侵入させないための方法を話し合っている。俺たちを守るためらしい。そんなことをしても意味がないのにな
 [1 - 彼らには何もできないのか?]
いくら話し合っても、方法は見つからないよ。そのうち一人ずつ消えていって、みんな疫病にやられちまうだろうさ。門は、疫病の侵入を止められない
あんたも疫病にやられるまでの間、最期のひとときを楽しむんだな


セロン・デネル
武器を買いに来たようには見えないな
そうか。また馬車の車輪か何かを修理してほしいんだな。みんなここから出たがっている
 [1 - 人々はナルシスから出たいのか?]
周りを見てみな。ナルシスは廃墟も同然だ。疫病だか呪いだか知らないが、それで皆いなくなっちまった
もしくは、村人が噂していた信じられない話は本当なのかもしれない。何だってあり得るさ
 [1 - ここで何が起きているのか?]
ロドス病の波が迫って来て、ナルシスもそのうち飲み込まれる。きっと怖いんだろう。仕方ないさ
もしあの噂が少しでも本当なら、名家の評議員が何とかしてくれるはずだが